ホウオウビスケッツ秋天3着。トップハンデの先に睨む勲章
新年最初の重賞、金杯!ハンデ59.5kgというトップハンデを背負いながらも、G1でその力を示した格上馬の参戦は、レースを大きく揺るがす存在となるか。斤量差を克服し、新年早々重賞タイトルを手にできるのか、その走りに注目が集まる。
酔いどれ競馬評論家デニィのホウオウビスケッツ分析「おっと、ホウオウビスケッツか。なかなか面白い仔だな。さて、デニィ流にこの馬を解き明かしてやろうじゃないか。」
まずな、この馬の血統はね、派手さはないけど、じわじわと効いてくるタイプだ。父のマインドユアビスケッツは、ダートの鬼だ。スピードとパワーを兼ね備えた、まさにアウトローのような血統だ。一方、3代母マンファスの子孫にはキングカメハメハやThe Deputyといったレジェンド級の血が流れている。つまり、この馬はダートのスピードと芝の底力、そしてどこかやんちゃな血を受け継いでいるんだ。
「中山コースの成績を見ると、馬場が悪くても力を出せるのは、この血統のおかげだろう。特にスプリングSの2着は、重馬場をものともしない強心臓を見せつけたな。ただ、皐月賞はちょっとアレだったな。あれは馬場が特殊すぎたから、参考外としよう。」
次に気になるのは、この馬の気性だ。騎手によると「気性が子供」とのこと。つまり、まだまだ成長の余地があるってことだ。若いうちからこれだけ走れるんだから、将来が楽しみじゃないか。
「天皇賞(秋)のレースぶりは、正直予想外だった。逃げ先行の戦法で3着とは、成長したな。あのレースは、逃げ先行の馬が上位を占める緩い流れだったけど、それでも3着に来たということは、この馬の底力が証明されたと言えるだろう。ただ、デニィとしては、もっと後ろから脚を溜めて、最後に一発決めたいところだな。」
「中山コースに関しては、得意だと思う。特に2000mは、距離がちょうどいい。馬場が重くても問題ないし、むしろ力を発揮できるかもしれない。ただ、一つ気になるのは、馬体重が安定しないことだな。特に寒い時期は太りやすいみたいだし、レース前にしっかりと調整をしてほしい。」
「結論としては、ホウオウビスケッツは、まだまだ伸びしろのある面白い馬だ。ダートでも芝でも通用する可能性を秘めている。ただ、気性が子供なので、レース運びが安定しないことがある。もう少し経験を積んで、大人になれば、もっと面白いレースを見せてくれるだろう。デニィとしては、この馬の将来が楽しみだ。」
「さて、次のレースでは、どんな走りを見せてくれるだろうか。デニィは、この馬に期待しているぞ!」
(デニィの独り言) 「それにしても、競馬ってのは面白い。予想が当たると嬉しいし、外れると悔しい。でも、それが競馬の醍醐味なんだよな。これからも、いろんな馬のレースを見て、競馬を楽しんでいこう。」
(注:この文章は、あくまでフィクションであり、実際の競馬予想を保証するものではありません。競馬はギャンブルです。自己責任で楽しみましょう。)
(デニィのプロフィール) 酔いどれ競馬評論家。競馬場で見かける度に酔っ払っているため、その言動はいつもハチャメチャ。しかし、彼の予想は時として驚くほど的中することがあり、競馬ファンからは「酔いどれ仙人」と呼ばれている。
【参考資料】
ホウオウビスケッツ 4歳牡馬
父マインドユアビスケッツ(USA)Mind Your Biscuits(USA)
母ホウオウサブリナ
•マインドユアビスケッツ(USA)[代表産駒]デルマソトガケ(全日本2歳優駿)•ホウオウビスケッツの母ホウオウサブリナの血統を見ると、以下の重賞勝ち馬がいます。キングカメハメハ: 日本ダービーなど多数のGIレースを勝利。The Deputy: サンタアニタダービー(北米GI)を勝利。これらの馬は、ホウオウビスケッツの3代母であるマンファスの子孫です。
【生産牧場】岡田スタツド
【馬主】小笹 芳央
【調教師】奥村武
【競走成績】
中山[1-1-1-1]
2000m[2-0-1-2]
全成績[4-2-3-3]
主な成績/函館記念G3/天皇賞秋3着/
•2024年10月27日(日) 4回 東京 8日天皇賞(秋)GⅠ芝2000M/天候:曇 芝:良3着/タイム1,57,6/コーナー通過順1-1-1/上がり34,0/スピ指数108,7/ 8番人気/502kg※好発からSTARTを決める。すんなりと1角までにポジションを取ると、全くのうまなりのままで逃げる。勝ち馬から0,4差以内に逃げ先行馬が4頭も残る緩い流れだった。逃げ先行の型が、サマになってきた。厳しい流れの皐月賞以外では安定した走りが期待できそう。
•2024年3月10日(日) 2回 中山 6日東風S芝1600M/天候:晴 芝:良3着/タイム1,33,7/コーナー通過順2-2-2/上がり35,6/スピ指数105,5/1番人気/516+6※休み明け3戦目も、寒い時期のせいからなのか、3戦連続の馬体増。騎手によるとパワーはあり過ぎるが掛かったそうだ。
•2023年4月16日(日) 3回 中山 8日皐月賞芝2000M/天候:晴 芝:重17着/タイム2,03,7/コーナー通過順5-6-6-4/上がり39,6/スピ指数85,6/7番人気/494(0)※前半3F35,1と重馬場にして厳しい流れ。逃げ先行勢総潰れで度外視しても良い。
•2023年3月19日(日) 2回 中山 8日スプリングSGⅡ芝1800M/天候:晴 芝:重2着/タイム1,49,1/コーナー通過順3-3-2-2/上がり36,9/スピ指数101,7/3番人気/494-2※前半3F35,4と3F目が11,9と11秒代で、きつい流れではあったけれども。馬場が緩んで上がりの掛かる状態に助けられた。騎手によると気性が子供だと言うこと。