モズアスコット産駒が3着に激走。クロワデュノール余裕のV!

ホープフルSの結果と、バー「夜蝶」の夜ホープフルステークス、結果は1番人気のクロワデュノールが勝利。

祐一の予想は、16着に敗れたマジックサンズと8着のローヴドロペラ。見事に外れた。「やっぱり競馬なんて、運だよ」いつものように、バー「夜蝶」のカウンターで、美咲にそう愚痴をこぼす祐一。

美咲はいつものように微笑みながら、グラスに氷をジャラジャラと鳴らしてジンを注ぐ。「でもさ、祐くん。競馬って面白いじゃない。予想外の結果が出るからこそ、また次のレースが楽しみになるんじゃない?」美咲の言葉に、祐一は少し考え込む。

確かに、競馬は予想が外れるからこそ面白いのかもしれない。「ところで、祐くん。今日のレースで気になった馬がいるの」美咲は、スマートフォンを祐一に見せる。

そこには、3着に入ったファウストラーゼンの情報が映し出されていた。

「この馬の父、モズアスコットって知ってる?今年に初年度産駒デビューだっていうじゃない。しかも、その父がFrankelなんて、すごい血統でしょ」美咲は、競馬雑誌を読み漁るのが好きだ。競馬の知識は祐一よりも豊富で、時々、祐一に教えてくれる。

「Frankelか。聞いたことあるな。すごい種牡馬だって」祐一は、うっすらとFrankelの名前を記憶していた。競馬雑誌のどこかで見たような気がする。

「そうでしょ。Frankelって、競走馬として無敗だったんだよ。しかも、種牡馬としても大成功してるんだって。モズアスコットも将来楽しみな一頭だよね」美咲は、競馬の話になると、いつも以上に目が輝いていた。

祐一は、そんな美咲の姿を横目に、ジンを一口飲む。「ところで、美咲。Frankelって、どんな馬だったの?」祐一の質問に、美咲はグラスを置くと、ゆっくりと話し始めた。

彼はガリレオの血を引くサラブレッドなの。あの伝説の名馬ね。ガリレオ自身も華麗なレースを見せてくれただけでなく、数々の名馬を世に送り出した、まさにサラブレッド界のレジェンド。そんな血脈を受け継いでいるなんて、ロマン溢れる話でしょう?」

「Frankelはね、とにかく強かったの。デビューから引退まで、一度も負けることなく、G1レースを14勝もしたんだって。まるで怪物みたいだったわ」美咲の話を聞きながら、祐一は想像力を掻き立てられる。無敗の競走馬。

それは、まるで神話のような存在だ。「そんなすごい馬の子供だったのかファウストラーゼン、まさか3着に入るとは思わなかったよ」祐は、グラスを傾けながら言った。

競馬って、本当に面白いね。予想外のことが起こるから」美咲は、そう言うと、再びグラスにジンを注いだ。バー「夜蝶」の店内は、静かに時間が流れていく。ホープフルSの結果、そしてFrankelという伝説の競走馬。それらの話題は、夜の帳に包まれたバーに、不思議な魅力を与えていた。

【参考資料】

3着のファウストラーゼンの父モズアスコット(USA)は今年が初年度産駒デビューである
モズアスコットの父をFrankel(GB)は以下の通り
種牡馬Frankel(GB)の血統・競走成績・種牡馬成績

血統
Frankelは、現代競馬史に残る名種牡馬Galileoを父に持つサラブレッドです。Galileo自身も優れた競走馬であり、種牡馬としても数々の活躍馬を輩出しています。Frankelの母系は、Danehillの血を引く一族で、スピードとスタミナを兼ね備えた血統背景を持っています。
父: Galileo (Sadler’s Wells – Urban Sea)
母: Kind (Danehill – Zenda)
競走成績
Frankelは、デビューから引退まで一度も敗れることのない完璧な成績を残しました。主な勝ち鞍は以下の通りです。
2010年: デューハーストステークス(G1)、ロイヤルロッジステークス(G2)
2011年: 2000ギニー(G1)、セントジェームズパレスステークス(G1)、サセックスステークス(G1)、クイーンエリザベスII世ステークス(G1)、グリーナムステークス(G3)
2012年: ロッキンジステークス(G1)、クイーンアンステークス(G1)、インターナショナルステークス(G1)、チャンピオンステークス(G1)、サセックスステークス(G1)

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種牡馬成績
引退後、種牡馬としてデビューしたFrankelは、その期待に応え、数々の活躍馬を輩出しています。産駒は、スピードとスタミナを兼ね備え、クラシック競走をはじめとする様々な距離のレースで活躍しています。
リーディングサイアー: 英愛リーディングサイアーを複数回獲得
G1勝ち: モズアスコット(安田記念)、ソウルスターリング(優駿牝馬)、グレナディアガーズ(朝日杯フューチュリティステークス)など、数多くのG1競走を制覇

【結果】

ホープフル/G1
2歳 オープン
中山芝2000m 天候:晴 芝:良
1着/◯クロワデュノール(1番人気)
2着/ ジョバンニ(6番人気)
3着/ ファウストラーゼン(17番人気)

6着/△アスクシュタイン(12番人気)
8着/▲レーヴドロペラ(16番人気)
11着/△マスカレードボール(4番人気)
16着/◎マジックサンズ(2番人気)
※このレースはクロワデュノールの1,8倍と激アツの支持率により、ファウストラーゼンを拾い上げる事が出来るかどうかが鍵でしたね。高配当をゲット出来るか、1,2着の馬連もしくはワイドを1点でゲットできるかどうかが馬券的な成果だったのではないかと判断します。
昔の話ですが、お金持ちの馬主さんなどは単勝を100万ほど買っちゃうんだって事でした。
そんなん無理や!

挨拶…

今年も残すところ大井の東京大賞典のみになりました。先日行われた兵庫ゴールドトロフィーでは、川崎所属馬が値千金となる『ハナ差』によって、このレース初となる地方馬による制覇を魅せてくれました。 私は川崎に住んで長くらくなり、土手の練習馬場に向かう馬たちが、横断歩道をパカポコと音を鳴らしながら歩いてゆく光景が目に浮かびました。 東京大賞典にはフォーエバーヤングが出走してきました。ダート界を背負っている行くであろう存在だけに楽しみです。が、当ブログでは今年はホープフルで終了になります。不甲斐ない結果が続きましたが、長らくお付き合いありがとうございます。来年もよろしくお願いします。

管理人、EndlessSeeker(無限の探求者)

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