1993年中山金杯 59.5キロの重責を背負い2着に健闘したカリブソング

1993年の中山金杯は、一昨年の覇者カリブソングが、59.5キロというトップハンデを背負い挑んだレースとして記憶に残っている。斤量差を考慮すれば、見事な2着入線と言えるだろう。このレースは、カリブソングが持つ底力と経験値の高さを改めて印象付けた。年齢を重ね、斤量が増えていく中でも、トップレベルの競走馬として活躍し続けた彼の姿は、多くの競馬ファンに感動を与えた。1993年は、カリブソングにとって、トップハンデという厳しい条件下で戦い抜いた年として、そして、中山金杯での活躍が記憶に残る年として、競馬史に刻まれたと言えるだろう。

酔いどれ競馬評論家デニィが語る、1993年中山金杯のカリブソング「いやぁ、1993年の中山金杯は、実にドラマチックだったぜ。カリブソングが59.5キロを背負って2着に来たんだからな。あの馬、やっぱり強かったよ。」酔いどれ競馬評論家デニィは、グラスを傾けながら、しみじみと語る。

「まず、ツインターボの逃げだよね。あの馬の逃げは、まさに圧巻だった。他の馬たちが全くついていけずに、独走状態。でも、この展開は、実は裏をかいていたんだ。」デニィは、ニヤリと笑う。

「1番人気のマチカネタンホイザが、ツインターボを追いかけて行ったのが敗因だったね。あの2頭が消耗戦を繰り広げた結果、前が潰れてしまった。カリブソングは、その隙をついて、後方からじわじわと追い上げてきたんだ。」「59.5キロの斤量を背負って、あの脚力は見事だった。

カリブソングは、2年前の1991年に同じ中山金杯を勝ってるからね。このコースは、彼にとって得意だったんだろう。」

デニィは、再びグラスに口をつける。「カリブソングの騎手は、絶対に前の2頭につこうとしなかった。早め抜け出して、粘り込みを狙ったんだ。これは、非常に巧みな作戦だったね。だって、前の2頭は消耗戦でバテていたんだから。」

「勝ったのはセキテイリュウオー。確か『重馬場の鬼』と呼ばれていたな。この時期の中山は、スタミナがある馬が有利だった。セキテイリュウオーは、その条件にぴったりだったと言える。」デニィは、グラスをテーブルに置くと、再び語り始める。

「でも、カリブソングの2着は、決して無駄ではなかった。59.5キロの斤量を背負って、あの強さをみせたんだから。彼は、まだまだ現役でやれることを証明したんだ。」

「それに、カリブソングはパワータイプの馬だって言われてたろ?ダートの重賞も勝ってるし。芝の2000メートルで、あの斤量を背負って2着に来たんだから、彼の能力は本当に凄い。」デニィは、満足そうに笑う。

「このレースは、競馬の面白さを教えてくれる。予想外の展開、ドラマチックなレース、そして、馬たちの力強さ。競馬は、本当に素晴らしいスポーツだ。」

デニィの言葉は、我々を競馬の世界へと誘い込む。彼の独特な視点とユーモアあふれる語り口は、競馬をもっと面白く、そして深く知ることができるだろう。「さて、次のレースはどんなドラマが待っているか。今から楽しみだぜ。」デニィは、グラスを片手に、次のレースへと期待を膨らませる

「競馬は、ロマンと科学の融合だ。過去のデータと直感を組み合わせ、最も可能性の高い馬を予想した。さあ、君も、このロマンに飛び込んでみないか?」

【参考資料】

1993年1月5日(火) 1回 中山 1日金杯芝2000M天候:晴  芝:良

• 1着/セキテイリュウオー/5歳牡/458キロ/負担重量53キロ/コーナー通過順8-8-7-5/タイム2,00,5/上がり36,2/2番人気

• 2着/カリブソング/8歳牡/520+6キロ/負担重量59,5/コーナー通過順5-5-5-5/タイム2,00,5/上がり36,5/7番人気

• 3着/アイルトンシンボリ/5歳牡/486+2キロ/負担重量55キロ/コーナー通過順8-8-7-9/タイム2,00,6/上がり36,1 /3番人気

※レース映像を見てないのですが、ツインターボという稀代の逃げ馬がいるので、2番手以降を引き離した逃げをうったんじゃ無いだろかと思われます。

 1番人気のマチカネタンホイザが2番手に付けて追走し、この2頭でレースを支配した事で前潰れの展開になったようである。59,5キロを背負ったカリブソングも後方からレースを進めては、絶対に届かないのだから、前の2頭に付かず離れずといったところで、早め抜け出しての粘り込みを狙った。 

 勝ったセキテイリュウオーは確か『重馬場の鬼』だったと記憶している。この時期の中山はスタミナがあるほうが有利なのだ

※カリブソングは2年前の1991年に中山金杯を59キロで制覇している

※カリブソングはダートの重賞を勝っている様にパワータイプの馬

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