第73回 毎日杯(GIII) 回顧:素質馬アルトラムスが断トツの瞬発力で重賞初制覇!
春のクラシック戦線へ向けて、重要なステップレースとなった今年の毎日杯。少頭数ながらも好メンバーが揃った一戦は、勝ちタイム1分45秒1という優秀な時計で決着しました。スローペースからの究極の上がり勝負となったレースを、ラップ構成と各馬のパフォーマンスから徹底分析します。
レース結果:極限の瞬発力勝負を制したアルトラムスの末脚
阪神の外回りコースらしい、直線の瞬発力が勝敗を分ける結果となりました。
レース概要
- ·タイム: 1:45.1
- 前後3F: 35.0-33.4 (後傾1.6秒) ·
- ハロン平均: 11.68
- 馬場状態:良
過去3年間との比較
年 タイム 前後3F 1F平均 レース質
2026年 1:45.1 35.0 – 33.4 11.68 超・後傾ラップ
2025年 1:43.9 35.2 – 33.3 11.54 瞬発力特化
2023年 1:46.6 35.0 – 35.6 11.84 持続力勝負
2021年 1:43.9 34.5 – 34.4 11.54 高速持続戦
過去3年と比較しても、後半3Fの33.4秒は屈指の加速。特に残り600mからのラップが 11.3 – 10.8 – 11.3 と、10秒台を刻む猛烈な叩き合いとなりました。
レース配当
- 単勝: 4(240円)
- 馬連: 3-4(650円)
- 3連複: 2-3-4(420円)
- 3連単: 4-3-2(2,440円)
推奨馬&調教BEST5の結果
◎ カフジエメンタール: 2番人気 3着
◯ ローベルクランツ: 3番人気 2着
爆穴㊙️ フレイムスター: 7番人気 5着
【調教BEST5の結果】
ローベルクランツ(S評価)→ 2着
アルトラムス(A+評価)→ 1着
カフジエメンタール(A評価)→ 3着
アンジュドジョワ(B+評価)→ 除外
ウップヘリーア(B評価)→ 4着
調教評価上位3頭がそのまま馬券圏内を独占。追い切りの動きが直結するハイレベルな一戦でした。
レース回顧:10秒台のラップに対応したアルトラムスの非凡な才能
レース展開とラップ考察
逃げたフレイムスターが刻んだ1000m通過は60.1秒。阪神芝1800mとしてはかなりのスローペースとなりました。こうなると「どれだけ速い脚を長く使えるか」の勝負になります。勝ったアルトラムスは、道中5番手のインで死んだふり。直線では進路が狭くなる場面もありましたが、残り200mで外に持ち出すと、上がり33.1秒という他馬を圧倒する末脚を繰り出しました。特に加速ラップの最速地点(10.8秒)で追い出しを待たされる不利がありながら突き抜けた内容は、着差(3/4馬身)以上の完勝です。
推奨馬の考察
◎ カフジエメンタール(3着)道中は3番手で理想的な立ち回り。武豊騎手のエスコートで完璧に流れに乗りましたが、最後は上位2頭の「切れ」に屈した形です。インタビューで「切れ負けした」とあった通り、この馬はもう少しタフな流れや、上がりの掛かる馬場の方が良さが出るタイプ。敗れはしましたが、重賞でも通用する力は示しました。
◯ ローベルクランツ(2着)調教S評価に違わぬ仕上がりでした。好スタートから2番手を確保し、直線でも一旦は抜け出す勝ちパターンの競馬。勝ち馬の決め手が規格外だっただけで、この馬自身の33.4秒も非常に優秀です。次走、広いコースの2000m前後なら即勝ち負けでしょう。
爆穴㊙️ フレイムスター(5着)7番人気の低評価ながら、果敢にハナを奪って見せ場を作りました。結果的にスローに落としすぎた分、後続の切れ味を封じ込めませんでしたが、1分45秒台で走破しており力はつけています。自己条件に戻れば即通用の器です。
競馬-神がかり
競馬ランキング
