【衝撃のデータが示す波乱の予兆】チャーチルダウンズC、人気馬を斬る！激走穴馬を徹底解析
endless-seeker春のマイル王決定戦・NHKマイルカップへの重要なステップレースとして生まれ変わった、注目のG3・チャーチルダウンズカップ（阪神芝1600m）。昨年までのアーリントンカップの過去10年のデータを紐解くと、単なる前哨戦という認識を覆す、驚くべき傾向が浮かび上がってきた。6割の勝率を誇る1番人気が、負ければ馬券圏外に沈む極端なデータ。
さらに、連対率では苦戦傾向にあるサンデーサイレンス系種牡馬。そして、施行時期の変更も考慮すべき、前走クラスと距離が示す意外な穴馬の存在…。
実績馬が順当に力を発揮するとは限らないのが、このレースの奥深さだ。波乱含みのレースを制するであろう、穴馬候補を大胆に指名する！
◎ミニトランザット
【京成杯で見せた爆発力こそ本物】ミニトランザット、阪神マイルで覚醒の時を迎えるか
前走きさらぎ賞では、期待を裏切る8着に沈んだミニトランザット。道中の折り合いはスムーズだったものの、直線での伸びを欠き、稍重とはいえ緩んだ馬場への適性や距離適性が疑問視される結果となった。しかし、その評価を覆すだけの強烈なインパクトを残しているのが京成杯だ。
先行した1番人気馬の上がりタイムを1.6秒も上回る、メンバー最速の34秒台を叩き出し、不利とされる中山の急坂で3着まで猛追。この驚異的な末脚こそ、ミニトランザットが秘めるポテンシャルの証左に他ならない。
きさらぎ賞の敗戦は、あくまで特殊な馬場状態と距離が影響した可能性が高い。今回の舞台は、京成杯で見せた爆発力を最大限に活かせる阪神芝1600m。淀みのない流れとなりやすいBコースも、瞬発力を武器とする同馬には有利に働くはずだ。
京成杯で見せた一瞬の切れ味と、中山の急坂を克服したスタミナは、平坦な阪神コースであれば 更に増幅されるだろう。前走の敗戦で人気が落ちるようなら、絶好の狙い目となる。ミニトランザットの京成杯で見せた圧巻のパフォーマンスを信じ、ここは本命◎に指名する。阪神マイルで、眠っていた才能が開花する瞬間を目撃するかもしれない。
◯ランスオブカオス
【秘めたる爆発力、阪神マイルで解放へ】ランスオブカオス、上がり2位の脚が示す逆襲の狼煙
前走きさらぎ賞では、勝ち馬サトノシャイニングにこそ屈したものの、ランスオブカオスが見せた上がり3ハロン35秒6という数字は、メンバー中2位の俊足。
最後まで食い下がる粘り強さも光り、3着という結果は決してフロックではない地力の高さを証明した。
しかし、当日の緩んだ馬場は、ランスオブカオスの持ち味である鋭い瞬発力を削ぐ要因となった可能性は否めない。
また、最後まで懸命に走破したものの、その粘り強さからは、わずかに距離が長かったという見方もできるだろう。
特筆すべきはその上がりタイム。メンバー上位の脚力は疑いようがなく、よりタイトな馬場コンディション、そして幾分短い距離設定となれば、前走以上のパフォーマンスを発揮する可能性は十分に秘めている。
今回のチャーチルダウンズカップの舞台は、きさらぎ賞から距離が短縮される阪神芝1600m。
瞬発力がより活きる条件へと変わる。前走で見せた確かな終いの脚は、淀みのない流れとなりやすい阪神マイルでこそ、爆発的な威力を発揮するはずだ。
きさらぎ賞での惜敗は、今回の飛躍への序章に過ぎない。ランスオブカオスが秘める爆発的なポテンシャルは、阪神マイルという舞台でこそ解放されるだろう。上がりタイムが示す末脚の進化に注目したい。
▲アルテヴェローチェ
現状維持では壁も、秘めたるポテンシャル開花なるか
前走のシンザン記念では、直線でライバル・リラエンブレムとの追い比べに応じきれず、2馬身半の差をつけられる結果となったアルテヴェローチェ。上がり35.7秒という数字は、決して遅いわけではないものの、瞬発力勝負においてはやや見劣りする印象を与える。
これまでのレースぶりからは、安定した先行力と一定の持続力は示しているものの、決め手に欠ける点が課題として浮き彫りになっていると言えるだろう。展開に左右されにくい堅実さは魅力だが、より上のクラスで勝利を掴むためには、上がり勝負への対応力を高める必要があるのは明白だ。
現状維持では、今後のレースで同様の苦戦を強いられる可能性も否定できない。陣営は、この課題をどのように克服し、アルテヴェローチェの秘めたるポテンシャルを引き出すのか。次走の走りには、そのための試金石となる重要な要素が凝縮されていると言えるだろう。
チャーチルダウンズCG3阪神1600m【予想】
◎ミニトランザット
◯ランスオブカオス
▲アルテヴェローチェ
△スリールミニョン
✕モンテシート
参考·買い目
関連サイト
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