父クロフネ
[主な産駒]ソダシ(桜花賞、阪神JF、ヴィクトリア)カレンチャン(スプリンターズ、高松宮記念)
母ブチコ
母ブチコブチコの競走成績
* 通算成績:22戦4勝
* 主な勝ち鞍:2016年上総ステークス * 獲得賞金:6,419万円
ブチコの産駒成績
* ソダシ:2022年ヴィクトリアマイル(G1)など重賞6勝
* ママコチャ:2023年スプリンターズS(G1)など重賞1勝
* カルパ:3歳未勝利
* エスタア:2戦0勝
* マルガ:0戦0勝
2代母シラユキヒメ競走成績
* 通算成績:9戦0勝
* 獲得賞金:190万円産駒成績シラユキヒメは、白毛の繁殖牝馬として数多くの産駒を輩出しました。代表的な産駒は以下の通りです。
* ユキチャン:関東オークス(G2)など重賞3勝
* ブチコ:上総ステークスなど4勝
* シロニイ:4勝
- 【生産牧場】ノーザンファーム
- 【馬主】金子真人ホールディングス
- 【調教師】池江泰寿(栗東)[重賞]96勝[主な管理馬]オルフェーブル
【主な競走成績】
京王杯SC
2025/5/3(祝) 2回東京3日 11R
京王杯スプリングC G2
4歳上オープン 別定 良
芝左1400m (Aコース) 12頭
2着3枠3番 1人気 2.9倍
牝6 492kg(±0) 川田将雅(56.0)
④③-② 先行 1:18.5 (33.1)
レースラップ
33,9-11,2-33,2=1,18,3(日本レコード)
3歳以上重賞
34,8-11,4-34,2=1,20,4
東京競馬場のAコースは約半年振りの開催となる超高速馬場。前日の大雨でも当日のレース時間には良馬場へと回復。しかも、日本レコード
別次元のスピード!トウシンマカオ、後続を寄せ付けず圧勝
第一章:早めの動き出しと激しい叩き合い
レースでは、先行策をとったママコチャが、早くも3,4コーナーの中間600m地点からジワリと動き始めました。直線に入ると、そこには強敵トウシンマカオが待ち構えており、激しい叩き合いが繰り広げられます。
第二章:次元の違う末脚
しかし、叩き合いの中で、徐々にその差は開いていきます。それもそのはず、トウシンマカオの上がりは驚異の32秒6。地面を蹴るごとに、見えないバネが解き放たれるかのように、一完歩ごとにママコチャとの間に明確な線を引いていくのです。
第三章:後続の猛追と見えない壁
後方からは、4歳馬ロジリオンと一昨年の同レース覇者レッドモンレーヴも、同じく32秒台という驚異的な末脚で追いすがります。しかし、先行するG1馬ママコチャと重賞4勝の古豪トウシンマカオとの間には、完全に別次元の速さという、まるで目に見えない壁のようなものが存在していました。
第四章:実績と経験の差
それは、研ぎ澄まされた刀と、まだ若木の枝のような、揺るぎない実績とこれから積み重ねるべき経験の差と言えるでしょう。後続の懸命な追い上げも、その壁を越えることはできませんでした。
【高松宮記念】:ママコチャの瞬発力とロードカナロアの持続力:歴史的名馬との比較分析
2025/3/30(日) 2回中京6日 11R
高松宮記念 G1
4歳上オープン 定量 良
芝左1200m (Bコース) 18頭
3着7枠15番 6人気 14.6倍
牝6 492kg(-2) 川田将雅(56.0)
⑨⑧-③ 差し 1:08.2 (33.8)
レースラップ
33,8-34,1=1,07,9
3歳以上重賞
33,9-34,9=1,08,8
2013年の高松宮記念を制したロードカナロアは、まさに歴史的名馬と呼ぶにふさわしい活躍を見せました。この年は6戦して5勝、そのうちG1を4勝という圧倒的な成績を誇ります。
レース展開も圧巻でした。レースラップ34.3-33.8=1分8秒1というタイムは、当時のレコード。上がり33.2秒はメンバー中最速であり、通過順も9-7と、昨年のスプリンターズS覇者ママコチャと同じような差しでした。
ただ、ママコチャと比較すると、上がりには0.6秒ほどの差があります。
ロードカナロアの上がり33.2秒という数字は、長く伸びる直線で他馬をねじ伏せる持続力と、爆発的な加速力を兼ね備えていた証拠と言えるでしょう。一方、ママコチャの高松宮記念の上がり33.8秒も決して遅くはありませんが、ロードカナロアと比べると、より瞬発力に特化していると考えられます。
近年の高松宮記念優勝馬と比較しても、当時のロードカナロアの完成度の高さは際立っています。上がり33秒台前半をマークする馬もいますが、レコードタイムで上がり最速を記録したロードカナロアのパフォーマンスは、やはり別格です。
ロードカナロアはまさに短距離界の「絶対王者」であり、その衝撃的なパフォーマンスは、今もなお語り継がれています。ママコチャもまた、自身の武器である鋭い瞬発力を最大限に活かしてG1を制覇した、紛れもない実力馬です。タイプは異なりますが、その勝利の価値は決して色褪せるものではありません。
川田将雅騎手の手綱が導く!ママコチャ、ハイペースを制して重賞V
2025/3/1(土) 2回中山1日 11R
オーシャンステークス G3
4歳上オープン 別定 良
芝右1200m (Aコース) 15頭
1着 6枠11番 1人気 2.7倍
牝6 494kg(-2) 川田将雅(56.0)
③③-① 先行 1:07.1 (33.1)
レースラップ
33,7-33,4=1,07,1
3歳以上重賞ラップ
33,5-34,5=1,08,0
スタートから2ハロン目のラップが10.5秒と非常に速く、レースはハイペースで展開されました。
4コーナーでは、逃げていたテイエムスパーダが失速し、代わりにペアポルックスが先頭に立ちました。
残り200mでママコチャがペアポルックスに並びかけ、ゴール手前で激しい競り合いとなりましたが、最終的にはママコチャが半馬身差で勝利しました。
勝ちタイム1分07秒1は、コースレコードに0.4秒差と迫る、非常に速いタイムでした。これは、馬場の状態が非常に良かったことを示しています。
テイエムスパーダは、レース中に心臓に負担がかかり、失速してしまいました。
先行抜け出しを図ったママコチャの上がり3ハロンタイムは33秒1と非常に速く、後方から追い込んだ馬たちは届きませんでした。
後方から追い込んだオフトレイルは、上がり3ハロンタイム32秒8と素晴らしい末脚を見せましたが、それでも届きませんでした。
ペアポルックスは、前走のシルクロードステークスでの大敗から見事に巻き返し、成長著しい4歳馬だけに、今後の活躍が期待される内容でした。
阪神カップ
2024/12/21(土) 7回京都7日 11R,
阪神カップ G2
3歳上オープン 定量 良
芝右外 1400m (Dコース) 18頭
5着7枠15番 4人気 7.0倍牝5 496kg(-2) 川田将雅(56.0)
④④-⑤ 先行 1:20.3 (34.1)
レースラップ
34,5-11,2-34,4=1,20,1
3歳以上重賞ラップ
34,5-11,4-34,5=1,20,4
ママコチャは、荒れた馬場状態にもかかわらず、力強い走りを見せました。
* 崩れることなく:馬場の悪さに影響されることなく、安定した走りを維持しました。
* いっぱいになりながらも:先行争いで厳しい位置取りになりながらも、最後まで粘り強く走りきりました。
* 勝ち馬から0.2秒差の5着:上位との差はわずかであり、非常に健闘しました。
* 先着を許したメンバー:G1優勝馬や重賞レースで実績のある実力馬たちであり、ハイレベルなレースであったことがわかります。
これらの要素から、ママコチャは厳しい条件の中で、その実力を十分に発揮したと言えるでしょう。
スプリンターズS
2024/9/29(日) 4回中山9日 11R
スプリンターズS G1
3歳上オープン 定量 良
芝右1200m (Cコース) 16頭
4着3枠6番 2人気 5.2倍
牝5 498kg(±0) 川田将雅(56.0)
⑤⑤-④ 差し 1:07.1 (33.9)
レースラップ
32,1-34,9=1,07,0
3歳以上重賞ラップ
33,5-34,5=1,08,0
スプリンターズSは、スタートからピューロマジックとウイングレイテストが飛び出し、ハイペースでレースを牽引しました。前半600mを32秒1という驚異的なラップタイムで通過し、レースは激しい先行争いとなりました。中団のインコースに位置取ったママコチャは、最後の直線で外に進路を取り、力強く伸びてきました。
しかし、先行したルガルが粘り込み、1着でゴール。内ラチ沿いを突いたトウシンマカオが2着、外から追い込んだナムラクレアが3着、ママコチャは4着という結果になりました。
1着から4着までが首、首、首差という、非常に僅差の激戦でした。ママコチャは、まだ衰えを見せておらず、来年の春のG1レースで2勝目を狙えるだけの力を十分に持っていると思われます、巻き返しに期待。