スズハローム、阪急杯で巻き返しなるか?

阪急杯に向けてスズハロームは、過去のレースで不利な展開やアクシデントに見舞われながらも、そのポテンシャルの高さを示してきました。今回の阪急杯で、スズハロームが力を発揮できれば、上位争いに食い込む可能性は十分にあります。阪急杯でのスズハロームの走りに注目しましょう!

スズハロームSuzu Khalom  牡5 鹿毛 2020/03/11生

父サトノダイヤモンド

父サトノダイヤモンド[主な産駒]サトノグランツ(神戸新聞杯他)

母系

母アイライン2代母ローレルシャイン

ローレルシャインは、1997年生まれの日本の競走馬です。
血統
* 父:コマンダーインチーフ
* 母:アラマサゴールド
* 母父:オウインスパイアリング
競走成績中央競馬での勝利経験はありません。地方競馬での出走経験もありません。繁殖成績これまでに12頭の産駒を産んでおり、代表的な産駒には以下がいます。
* アイライン:2012年生まれ。スズハロームの母。
* エキマエ:2011年生まれ。
* アラマサシャープ:2010年生まれ。
母系にはアラホウトクがいます
※母系に流れる先祖の血アラホウトクは、1985年生まれの日本の競走馬です。1988年の桜花賞を含め、重賞競走を3勝しました。現役引退後は繁殖牝馬となり、多くの産駒を送り出しました。
血統
* 父:トウショウボーイ
* 母:ビンゴモレロ
* 母父:デュール競走成績
* 10戦4勝 * 獲得賞金:1億4818万2600円
* 主な勝ち鞍:桜花賞(1988年)、サンスポ賞4歳牝馬特別(1988年)繁殖成績11頭の産駒を産み、そのうち5頭が競走馬としてデビューしました。

代表的な産駒には以下がいます。
* エアグルーヴ:1993年生まれ。重賞競走を9勝し、1997年の年度代表馬に選出された名牝。
* アドマイヤグルーヴ:2000年生まれ。重賞競走を3勝。
* グルーヴオブザナイト:1995年生まれ。その他アラホウトクは、その優れた競走能力と繁殖能力から、日本の競馬史において非常に重要な役割を果たした馬と言えるでしょう。特に、産駒のエアグルーヴは、母の日の女王として一時代を築き、その血統は現在も多くの競走馬に受け継がれています。

【競走成績】

全成績[4,1,3,7]1400[3,0,1,4]

京都[1,0,1,2]

阪急杯G3

2025/2/22(土) 1回京都7日 11R
阪急杯 G3
4歳上オープン 別定 良
芝右1400m (Bコース) 18頭

12着 5枠10番 6人気 17.4倍
牡5 466kg(+14) 吉村誠之(57.0)
⑤⑤-⑫ 差し 1:22.5 (35.2)

レースラップ
35,2-11,7-34,8=1,21,7
3歳以上重賞ラップ
34,5-11,4-34,5=1,20,4

スズハロームのレース分析(阪急杯G3)
敗戦の要因
* 馬体重: 中11週での出走で、馬体重がプラス14キロと大幅に増えていました。これが影響し、反応が悪くスタミナ切れを起こした可能性があります。
* スタミナ: 最終的に失速し、上がり3ハロンは35.2秒と平凡なタイムでした。

* 時計: 同馬の時計も重賞ラップより2.1秒遅く、馬場状態や展開が影響したと考えられます。
* 調整: 馬体重の増加から、調整ミスがあった可能性も否定できません。冬場のレースは調整が難しいことも要因の一つと考えられます。
* 展開・馬場: 展開や乾いて荒れた馬場も、スズハロームには合わなかった可能性があります。
総括
今回のレースでは、様々な要因が複合的に重なり、スズハロームの力を発揮できませんでした。次走に向けて、今回の敗戦を分析し、調整やレース選択を見直すことが重要です。

ラピスラズリS

2024/12/1(日) 5回中山2日 11R
ラピスラズリS L
3歳上オープン 別定 良
芝右1200m (Aコース) 16頭
6着7枠14番 4人気 6.1倍牡4 452kg(-2) 鮫島克駿(58.0)
⑧⑨-⑥ 差し 1:07.8 (33.5)
レースラップ33,7-33,5=1,07,23歳以上重賞ラップ33,5-34,5=1,08,0

勝ち馬との0,6差、今回のレースでは、逃げて勝ったペアポルックス(56キロ)、2着のナナオ(55キロ)といった3歳馬が上位を占め、斤量の恩恵を受けていたのは事実です。しかし、スズハローム(58キロ)も上位馬と僅差の0.3秒差で走りきっており、決して引けを取っていません。

さらに、スズハロームは外枠からの発走で、道中外々を回る不利な展開を強いられていました。これは、単純なタイム差以上に、スズハロームの能力が発揮しきれていないことを示唆しています。斤量差、展開の不利を考慮すると、スズハロームが今回のレースで示したパフォーマンスは非常に高く、力のあるところを見せたと評価できます。次走以降、条件が好転すれば、スズハロームが上位争いに食い込む可能性は十分に高いと言えるでしょう。

スワンS

2024/10/26(土) 5回京都7日 11R
MBS賞スワンS G2
3歳上オープン 別定
芝右1400m (Aコース) 17頭
15着 4枠8番 2人気 4.6倍牡4 454kg(+4) 鮫島克駿(57.0)
⑬⑬-⑮ 追込 1:21.4 (34.6)
※注意)大外枠発走に変更スズハロームは、ゲート入り直前にアクシデントに見舞われました。枠内でゲートに突進し、激しくぶつかってしまったのです。このアクシデントにより、スズハロームは相当な精神的なダメージを受け、レース前からイレ込みが激しくなってしまいました。
レースが始まってからも、終始大外を回らされる不利な展開。それでも直線では素晴らしい伸び脚を見せましたが、ゴール前で力尽きて失速。大敗という結果に終わりました。本来の力が出し切れなかった今回のレースは、アクシデントによるイレ込みが最大の要因と言えるでしょう。

CBC賞

2024/8/18(日) 2回中京4日 11R
CBC賞 G3
3歳上オープン ハンデ 良
芝左1200m (Aコース) 18頭
2着3枠6番 3人気 6.5倍 牡4 450kg(-2) 鮫島克駿(56.0) 
⑦⑥-② 差し 1:07.5 (33.4)

レースラップ33,6-33,9=1,07,53歳以上重賞ラップ33,9-34,9=1,08,8

※中京競馬場は、約4ヶ月ぶりの開催で、4日目には高速馬場となっていました。先週の小倉記念ではレコード決着が出るほどのスピードが出やすい馬場状態の中、スズハロームは好スタートを切って内ラチ沿いの7,8番手ポジションをキープしました。逃げのグランテストをゴール前できっちりと差し切り、先行抜け出したドロップオブライトにクビまで迫る2着でゴールしました。しかし、勝った馬は2キロ軽い54キロ、3着馬は52キロと斤量差がありました。高速馬場の中、斤量差が大きく影響したレース展開であり、スズハロームは実質的に勝ちに等しい内容だったと言えるでしょう。

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