タイトル:【クイーンC】エンブロイダリーの血統に酔いしれる、デニィの競馬放談

今週のクイーンC(G3)に挑むエンブロイダリー。その血統図を紐解けば、名牝ビワハイジ、そして偉大な父を持つアドマイヤマーズに行き着く。こりゃあ、ただの出走馬じゃないぜ。酔いどれ競馬評論家デニィが、その血統のルーツと、レースの行方を大胆予測!

 へえ、今週のクイーンC(G3)には、なかなか面白い血統を持つ馬が出走するらしい。

その名もエンブロイダリー。父は、JRA2年連続最優秀短距離馬に輝いたダイワメジャーの息子、アドマイヤマーズ。母は、日本の至宝、ビワハイジの血を引くロッテンマイヤーときたもんだ。こりゃあ、ただの出走馬じゃないぜ。父アドマイヤマーズは、母に仏G1を3勝したヴィアメディチを持つ良血馬。そして、その父ダイワメジャーは、偉大な父サンデーサイレンスと、日本の誇る名牝スカーレットインク系のスカーレットブーケの間に生まれたサラブレッド。つまり、エンブロイダリーは、名馬たちの血を受け継ぐ、サラブレッドの中のサラブレッドってわけだ。さらに、

母ロッテンマイヤーは、輸入基礎牝馬アグサンから始まる日本の至宝、ビワハイジの血を引いている。

ビワハイジは、阪神3歳牝馬ステークス(G1)など、重賞3勝を挙げた名牝中の名牝。その代表的な産駒には、桜花賞(G1)などGI競走を6勝したブエナビスタや、アメリカジョッキークラブカップ(G2)を制覇したアドマイヤジャパンなどがいる。つまり、エンブロイダリーは、父方、母方ともに、競馬界を代表する名馬たちの血を受け継いでいるのだ。こりゃあ、期待せずにはいられないね。さて、気になるのは、今回のクイーンC(G3)での走りだ。

血統だけで勝てるほど、競馬は甘くない。

しかし、これだけの血統を持つ馬なら、きっと何かやってくれるはずだ。俺の予想では、エンブロイダリーは、スタートから中団につけ、最後の直線で一気に抜け出す展開になるだろう。鞍上は、腕利きのジョッキー。馬の力を最大限に引き出してくれるはずだ。それに、今回のクイーンC(G3)は、

メンバー的にも混戦模様。どの馬にもチャンスがある。

つまり、エンブロイダリーにも十分チャンスがあるってことだ。まあ、最終的な予想は、レース当日までじっくり考えるとするか。いずれにしても、エンブロイダリーの走りには注目したい。その血統、そして秘めたる能力が、どんな走りを見せてくれるのか。今からワクワクが止まらないぜ!酔いどれ競馬評論家 デニィ

エンブロイダリーEmbroidery  牝3 鹿毛 2022/02/01生

血統

父アドマイヤマーズ[代表産駒]2022年初年度産駒ナムラクララ
母ロッテンマイヤー2016年忘れな草賞(OP) 優勝通算成績:20戦4勝
2代母アーデルハイト
主な産駒
ロッテンマイヤー
(2012年 牝 クロフネ)
* 2016年 忘れな草賞(OP) 優勝
* エーデルブルーメ
(2016年 牝 キングカメハメハ)
* 2021年 府中牝馬ステークス(G2) 2着
* アーデルワイゼ(2014年 牝 ダイワメジャー)
* 2017年 関東オークス(G2) 3着
その他3代母にビワハイジ競走成績10戦4勝主な勝ち鞍:
* 1995年 阪神3歳牝馬ステークス(G1)
* 1995年 札幌3歳ステークス(G3)
* 1998年 京都牝馬特別(G3)
⬛主な産駒
* ブエナビスタ(2006年 牝 アグネスタキオン)
* 2009年 桜花賞(G1)、オークス(G1) 優勝
* アドマイヤテンカ(2005年 牡 サンデーサイレンス)
* 2008年 毎日杯(G3) 優勝
* トーセンレーヴ(2008年 牡 エンパイアメーカー)
* 2013年 宝塚記念(G1) 2着
* アーデルハイト(2007年 牝 アグネスタキオン)
* ロッテンマイヤーの母その他
母父クロフネ
【BMS·成績】
[代表産駒]
クロノジェネシス(有馬記念、宝塚記念×2,秋華賞)
ノームコア(ヴィクトリアm、香港C)他多数

  • 【生産牧場】ノーザンファーム
  • 【馬主】シルクレーシング
  • 【調教師】森一誠(美保)[重賞]1勝

【主な競走成績】

クイーンC

2025/2/15(土) 1回東京5日 11R
デイリー杯クイーンC G3
3歳オープン 馬齢
芝左1600m (Dコース) 14頭

1着 5枠7番 3人気 4.9倍
牝3 482kg(+8) ルメール(55.0)
②②-① 先行 1:32.2 (34.9)

レースラップ
34,2-23,0-35,0=1,32,2
3歳以上重賞ラップ
34,2-23,4-34,9=1,32,5

逃げ・先行馬が失速し、厳しい展開となる中、勝ったエンブロイダリーは2番手の好位置をキープ。終始逃げたロートホルンをマークしながらレースを進めた。最後の直線に入り、残り400mで外からマピュースが鋭く脚を伸ばし、さらにその外からエストゥペンダが猛追。しかし、粘りきれずに後退する先行勢(ショウナンザナドゥ、ティラトーレ)を尻目に、エンブロイダリーは34.9秒の持続力を発揮し、2着のマピュースに2馬身半差をつけて快勝した。
3歳以上重賞ラップと比較しても上回っている。
過去のクイーンCとの比較では前半ラップが激しかった事が分かる

過去の主なクイーンCラップ(決め手)
2024年 35,4-23,3-34,4=1,33,1(追い)
2023年 34,5-23,5-33,8=1,33,1(差し)
2022年 35,3-24,4-34,4=1,34,1(追い)
2021年 34,6-23,8-34,9=1,33,3(差し)
2019年 36,1-24,3-33,8=1,34,2(差し)

参考好走馬のその後
2024年クイーンズウォーク/オークス4、ローズ1,
2023年ハーパー桜4着、オークス2着,秋華賞3、エリ女3
2022年プレサージュリフト京金3、東新3、
スローの上がり勝負で2着のスターズオンアース(先行上がり34,2)その後活躍。桜1、オークス1
2021年アカイトリノムスメ桜4オークス2秋華1
2019年クロノジェネシスG1-3勝

2歳1勝クラス

2024/11/16(土) 5回東京5日 6R
2歳1勝クラス 馬齢
芝左1400m (Cコース) 10頭
1着 7枠8番 1人気 1.7倍牝2 474kg(-6) ルメール(55.0)
⑥④-① 先行 1:22.7 (33.1)
2歳OP重賞平均ラップ35,3-12,2-34,2=1,21,7
※1馬身ほど出が悪いも道中で上がってゆき先行勢に取りつく。残り400で先頭のボンヌソワレに並び、残り200mで加速がつき1馬身3/4差をつけてのゴール

サフラン賞

2024/9/29(日) 4回中山9日 9R
サフラン賞2歳1勝クラス 牝馬 馬齢
芝右1600m (Cコース) 9頭
5着 6枠6番 1人気 1.2倍
牝2 480kg(±0) ルメー(55.0)
⑦⑧⑧-⑤ 追込 1:35.3 (34.1)
2歳OP重賞平均ラップ34,9-24,2-35,6=1,34,7
サフラン賞では、立ち上がる様なスタートで後方から、終始行きたがる素振りをみせる。ルメールになだめられながら直線追い出されると、素晴らしい加速をみせた。直線の短い中山なので届かなかったが東京なら面白いだろう

未勝利

2024/7/27(土) 2回新潟1日 1R
2歳未勝利 馬
芝左1800m (Aコース) 6頭
1着 3枠3番 1人気 1.1倍 牝2 480kg(±0) ルメール(55.0)
①①-① 逃げ 1:45.5 (34.3)
未勝利戦では直線馬なりのまま千切ってしまうレコード勝ち。高速馬場。2着に7馬身差の圧勝

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