【日経新春杯回顧】覚醒ゲルチュタールと、距離の壁に泣いたオールナット。明暗を分けた『持続力ラップ』の正体
「平均ハロン12.14、勝ちタイム2.25.7。数字だけをなぞれば、京都の外回りにふさわしい標準的な決着に見えるかもしれない。しかし、その実態は1000m通過61.4秒という緩やかな入りから、後半5ハロンで59.3秒という猛烈なラップを刻み続ける『極限の持続力勝負』であった。
この過酷なラップに真っ向から立ち向かい、横綱相撲で新時代の扉を開いたのが、明け4歳の新星ゲルチュタールである。坂井瑠星騎手とのコンビで示した圧倒的なパフォーマンスは、まさに『覚醒』の二文字が相応しい。
その光の陰で、あまりにも残酷な適性の壁に沈んだのがオールナットだ。1800m〜2000mのスピード競馬に限界を感じ、ゆったりとした流れを求めて挑んだ2400mの舞台。しかし、待っていたのは中距離並みのスピードを維持し続けることを強いる、ごまかしの利かない激流だった。
なぜ、前を行く馬たちは止まらなかったのか。なぜ、距離延長の策は裏目に出たのか。明暗を分けた『持続力ラップ』の正体と、そこから見えた各馬の進むべき道を、ラップデータと独自の視点から徹底的に回顧する。」
推奨馬考察&レース回顧
■ 過去データを体現した「1番人気」の完勝
日経新春杯における1番人気の成績は**【5-3-0-2】、勝率50.0%・複勝率80.0%**という圧倒的な信頼度を誇るが、今回もそのデータ通りの結果となった。
◎に推したゲルチュタールは、前走・菊花賞(G1)で僅差4着と世代トップクラスの実力を示していたが、今回改めてその堅実さを証明した。管理する杉山晴紀厩舎は昨年、ロブチェンでのG1制覇を含む重賞5勝。そして主戦の坂井瑠星騎手は、昨年フォーエバーヤングでJRA年度代表馬に輝き、重賞13勝(地方含む)を挙げた今や日本の顔だ。
この最強コンビにとって、今回が2026年最初の重賞制覇。坂井騎手が「良くなるのは古馬になってから」と期待を寄せていた通り、明け4歳の緒戦を最高の形で飾った。今後は天皇賞(春)や宝塚記念といったG1の舞台で、さらなる飛躍を期待せずにはいられない。
■ 光の陰で露呈した「距離適性の残酷な壁」
その光の陰で、あまりにも残酷な適性の壁に沈んだのが**△オールナット(13着)**だ。1800m〜2000mのスピード競馬に限界を感じ、ゆったりとした流れを求めて挑んだ2400mの舞台。しかし、待っていたのは中距離並みのスピードを維持し続けることを強いる、ごまかしの利かない激流だった。
「距離を延ばせば追走が楽になる」という期待は、後半5ハロン59.3秒という持続力勝負の前に打ち砕かれた。後半の激しい流れに対応できず、諸に距離適性の壁によって撃沈。先行勢よりも上がりがかかったその姿に、もはや言い訳のしようがない。
9番人気 穴推奨馬
リビアングラス激走♥ 👇️
■ 推奨馬たちの明暗
- 穴 リビアングラス(3着): 9番人気の低評価を覆す激走。岩田康誠騎手が「うまく嵌め込んだ」と語る通り、淡々とした流れでインを粘り切るこの馬の真骨頂が見られた。
- ◯ シャイニングソード(8着): 上り最速33.4秒を繰り出すも、出遅れ2馬身が致命傷に。今の京都の馬場とこのラップでは、後ろからでは物理的に届かない。
- 🔥 コーチェラバレー(6着): 53kgのハンデを活かしたかったが、上位3頭の「前で34秒台前半を出す脚」には一歩及ばず。
■ 結びに代えて:ラップが示した真実
1000m通過61.4秒という数字は、単なる「入り」に過ぎなかった。勝負を分けたのは、1200m地点から加速し続け、ラスト200mまで11秒台を刻み続けた「残酷なまでの持続力」だ。
この激流を前で受け切り、ねじ伏せたゲルチュタールの強さは本物であり、逆にここで脱落した馬たちには、適性という名の厳しい現実が突きつけられた。春のグランプリロードへ向けて、非常に質の高い、そして残酷な一戦であった。
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500円が豪華ディナーに化けるか!?「夢のワンコイン馬券」実戦レポート
今回のYouTube動画では、初心者やビギナーの方にも競馬の楽しさを知っていただくべく、「500円(ワンコイン)でワイド馬券を購入し、コンビニおにぎりを豪華ディナーや寿司に変える!」という夢のある企画を敢行しました。
【追記:YouTube企画回顧】
■ 今回の購入馬券(計500円)軸馬: ◎ゲルチュタール相手(各100円):◯ シャイニングソード穴 リビアングラス(的中!)激アツ㊙️ オールナット🔥 コーチェラバレー別枠(100円):オールナット ‐ シャイニングソード
■ 企画の結果と総評結果は、1番人気の◎ゲルチュタールと9番人気の穴リビアングラスのワイドが的中!しかし、**配当は8.6倍(860円)**にとどまり、豪華ディナーというよりは「おにぎりにちょっと豪華なおかずを追加」できる程度の結果となりました。ワンコインという限られた資金の中では、今回のような2点・3点の「パーフェクト的中」がないと、爆発的な配当金を得るのは容易ではないという現実も学びました。しかし、「自分の予想が的中し、手元の500円が増える」という競馬特有のスリルと快感は、十分に味わっていただけたのではないでしょうか。
■ 次回予告今回の経験を糧に、次回も「軸が盤石で、相手(ヒモ)に波乱の予感があるレース」を厳選してリベンジしたいといます。低投資で高配当を掴み取り、次こそは本当の「豪華寿司ディナー」をお見せできるよう、さらなる相馬眼を磨いて実戦に挑みます!

