【京成杯2026】波乱の主役はこの2頭!「異次元の末脚」vs「覚醒した大型馬」徹底解説
2026年クラシック戦線への重要な登竜門、京成杯(G3)。有力馬が顔を揃えるなか、馬券検討において絶対に無視できないのが、数字以上のポテンシャルを秘めた2頭の伏兵だ。
一頭は、中京・阪神・京都と異なる環境で常に異次元の上がりを繰り出し、変幻自在の脚を見せ始めたマテンロウゲイル。
そしてもう一頭は、前走の不利で評価を下げているものの、1週前追い切りで古馬オープンを圧倒する力を見せつけた大器タイダルロック。
「爆発力」と「成長力」。それぞれ異なる武器を持つこの2頭が、なぜ今中山の舞台で「買い」なのか。具体的な数字と陣営の動向から、その激走の根拠を深掘りする。
【京成杯展望】異次元の末脚と自在性を兼備。大物感漂うマテンロウゲイルが中山で真価を問う
今週末、中山競馬場で行われる京成杯(G3)。クラシック戦線を占う重要な一戦において、馬券的にも、そして将来性的にも絶対に見逃せない一頭がいる。寺田千代乃オーナーの期待馬、マテンロウゲイルだ。
2023年セレクトセールにおいて8,000万円で落札されたエピファネイア産駒。その素質の片鱗は、これまでの3戦で鮮烈に示されている。
マテンロウゲイル
牡 3 (2023年) 野中 賢二厩舎
① 「上がり33.1秒」の衝撃と、数字が証明する爆発力
マテンロウゲイルの最大の武器は、何と言ってもその凄まじい末脚だ。デビュー戦(中京芝2000m)では、後方11番手から上がり3ハロン33.1秒という異次元の脚を繰り出し、勝ち馬に0.2秒差まで詰め寄った。
続く阪神での2戦目では、さらに時計を詰め、上がり32.8秒をマーク。特筆すべきは、これほど速い上がりを使いながら、異なる競馬場(中京・阪神・京都)で常にメンバー最速級の脚を使い続けている点だ。
• 初戦(中京): 33.1(後方からぶち抜き)
• 2戦目(阪神): 32.8(クビ差の2着)
• 3戦目(京都): 35.3(稍重の馬場で最速・勝利)
この数字は、いかなる展開や馬場コンディションでも、直線で確実に「自分の脚」を使える能力の高さを裏付けている。
② 脚質の幅を広げた「前走の進化」
「末脚自慢」の馬が陥りやすいのが、追い込み届かずの展開負けだ。しかし、マテンロウゲイルの前走(京都・未勝利戦)は、その懸念を払拭する内容だった。
これまでの後方待機から一転、道中4番手で先行。器用に立ち回ってそのまま抜け出す完勝劇を見せた。上がり35.3秒は、稍重の馬場を考慮すれば極めて優秀な「メンバー最速」である。
「後方からぶち抜く破壊力」と「好位から押し切るセンス」。 この両極端な競馬をこなせる自在性こそが、トリッキーな中山芝2000mという舞台において最大の強みとなる。
③ 異なる3場での安定感と期待の横山和生騎手
ここまでの3戦、中京・阪神・京都とすべて異なる競馬場へ輸送し、馬体重も500kg前後で安定(494kg→492kg→502kg)。環境の変化に動じない精神面のタフさは、初めての中山遠征(関東圏)においても大きなアドバンテージだ。
今回、手綱を取るのは横山和生騎手。前走で勝利へと導いた鞍上が、引き続きこの馬の「爆発力」と「操縦性」を引き出す。
結論:中山の坂を飲み込む末脚を現在、賞金400万円という立ち位置から、実績馬に隠れて「穴馬」としての配当妙味は十分。しかし、これまでにマークした上がり時計の質は、重賞級のそれであることは疑いようがない。
急坂のある中山の直線。他馬が脚を失くす場面で、マテンロウゲイルが再び異次元の加速を見せ、一気にクラシック候補へと名乗りを上げるシーンが目に浮かぶ。
【京成杯展望】覚醒の時を迎えた大器タイダルロック。前走の「不完全燃焼」を払拭する圧巻の動き
京成杯において、実績上位馬を脅かすポテンシャルを秘めているのが、名門サンデーレーシングの血を引くタイダルロックだ。前走の芙蓉Sでは1番人気を裏切る形となったが、その内容を精査すれば、今回の巻き返しが極めて現実的であることが見えてくる。
タイダルロック
牡 3 (2023年) 武井 亮厩舎
① 前走「0.4秒差」に隠された真実
前走の芙蓉S(6着)を額面通りに受け取るのは危険だ。当時の鞍上C.ルメール騎手が「まだ緩さがある」と指摘した通り、プラス14kgの馬体(516kg)は成長途上の大型馬ゆえの余裕残しだった。
さらに、レースでは直線で致命的な**「前が壁」になる不利**。追いだしを待たされ、脚を余したままのゴールで、勝ち馬とはわずか0.4秒差。スムーズであれば突き抜けていた可能性さえ感じさせる内容だった。この「不完全燃焼の敗戦」こそが、今回人気を落とすならば絶好の狙い目となる。
② 1週前追い切りで見せた「古馬オープン圧倒」のデモンストレーション
4ヶ月の休養を経て、馬体は別人のように研ぎ澄まされている。特筆すべきは、1週前のウッドチップコースでの調整だ。
• 1週前追い切り: 7F 96.6 – 3F 37.1 – 1F 11.9(強め)
• 内容: 格上の古馬オープン馬(ハビレ)を相手に長めから併せ、手応え優勢のまま首差先着。
7ハロンから追われる過酷なメニューを難なくこなし、終いも11.9秒でまとめるスタミナと加速力は、前走時の「緩さ」が解消されつつある何よりの証拠だ。父モーリス、母父マンハッタンカフェという配合からも、この時期の成長力は目を見張るものがある。
③ 中山2000mへの適性と三浦皇成騎手へのスイッチ
デビュー勝ちを決めた福島2000mでは、上がり34.8秒の脚を使い2着に0.7秒差をつける完勝。タフな小回りコースへの適性はすでに証明済みだ。
今回は三浦皇成騎手との新コンビ。中山のコース取りを熟知したベテランが、前走のような進路取りのミスを繰り返すはずはない。ノーザンファーム生産の良血馬が、休養期間を経て「本来の姿」で重賞の舞台に立つ。
結論:素質開花、今度こそ突き抜ける
大型馬の休み明け2戦目、絞れた体躯、そして前走の不利。すべてのピースが「激走」の方向へ向いている。
マテンロウゲイルが「末脚の爆発力」なら、このタイダルロックは**「持続するパワーと勝負根性」**が武器。有力馬たちが牽制し合う展開になれば、この馬の底力が一気に先行集団を飲み込む。
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