まずは過去の傾向を見てみましょう。有馬記念における3歳馬の成績は、5-2-3-16。勝率19.2%、複勝率はなんと**38.5%**にものぼります。古馬の壁が厚いと言われる有馬記念ですが、実はフレッシュな3歳勢が非常に強いレースなんですよね。斤量差を活かして突き抜ける準備は万端です！

ミュージアムマイルを語る上で外せないのが、秋の戦いぶりです。天皇賞（秋）では同世代の宿敵・マスカレードボールと死闘を演じ、惜しくも敗れはしたものの、その底力は誰の目にも明らかでした。​さらに、その価値を決定づけたのがジャパンカップ。

マスカレードボールがヨーロッパ最強馬カランダガンとアタマ差の激闘を演じたことで、**「そのマスカレードと互角に走ったミュージアムマイルも、世界級の力がある」**ということが証明されたわけです。

彼を推したい最大の理由は、そのドラマ性にあります。

かつて2歳時にしのぎを削り、将来を嘱望されたアドマイヤズームやアルテヴェローチェ。今は低迷に苦しむかつてのライバルたちの想いも、今の彼はその背中に背負っているように見えてなりません。​「男の価値は、背負うものの大きさで決まる」​そんな言葉が似合うほど、今のミュージアムマイルには哀愁と、それを凌駕する力強さが漂っています。盟友たちの魂の叫びと共に、中山の直線、一番に駆け抜けてくれるのはこの馬だと信じています！​いかがでしょうか？ミュージアムマイルが中山の坂を駆け上がる姿が目に浮かびますね！

競馬-神がかり