京成杯AH、G1級へ飛躍の登竜門か?新星カラマティアノス、中山巧者ダイシンヤマト・ニシノスーベニアの勝機を探る|競馬-神がかり
秋競馬の開幕を告げるマイル重賞、京成杯オータムハンデキャップ。過去には、ここをステップにG1へと羽ばたいた名馬たちが数多くいる。昨年はG1馬アスコリピチェーノが貫禄勝ちを見せ、2023年にはソウルラッシュがこのレースを制した後にマイルチャンピオンシップを制覇するなど、まさに「出世レース」として知られている。
今年も、未来のG1ホース候補から、コースを知り尽くしたベテランまで、多士済々のメンバーが集結した。果たして、歴史に名を刻むのはどの馬か。新星と巧者の激突から目が離せない。
京成杯AH【推奨馬】
3歳馬カラマティアノス、古馬相手に大駆けなるか
◎カラマティアノス 3歳牡馬
今年の京成杯オータムハンデキャップで注目したいのが3歳牡馬のカラマティアノスだ。過去の傾向では、前走の日本ダービーから参戦した3歳馬は1勝1敗と五分の成績。
2016年にはロードクエストがダービーで11着と惨敗しながらも、ここ京成杯AHで巻き返して勝利を収めた例がある。ロードクエストは新潟2歳ステークスの勝ち馬で、NHKマイルカップでも2着に入るなど、重賞での実績が光る存在だった。
それに比べると、カラマティアノスの実績が見劣ることは否めない。しかし、今年の共同通信杯では、ダービー2着馬となったマスカレードボールと僅差の叩き合いを演じるなど、秘めたポテンシャルは高い。

ハンデは55キロ。先週の新潟記念では、同じ3歳馬のエネルジコが56キロのハンデを背負いながら2着に好走しており、カラマティアノスも能力的にはエネルジコと遜色ないとみている。
加えて、今年の京成杯AHは、有力馬の斤量が増加するケースが少なく、勢いに欠けるメンバー構成に見える。そのため、多少人気がなくても、カラマティアノスが通用する可能性は十分にあるだろう。
中山の鬼、ダイシンヤマトが京成杯AHで本領発揮へ
◯ダイシンヤマト 5歳牡馬
京成杯オータムハンデキャップで穴馬候補として注目したいのが、ダイシンヤマトだ。重賞経験はわずか2戦と少ないものの、その真価はコース巧者ぶりにある。特に中山競馬場1600mでは、「鬼」と称されるほどのスペシャリストだ。

前走の関屋記念では13着と大敗を喫したが、これはダイシンヤマトが不得手とする左回りの新潟コースでの結果。続く前々走のしらさぎステークスでも4着に敗れたものの、こちらも同じく左回りでのレースだった。
しかし、今回の舞台は得意の中山競馬場1600m。自身の持ち味を最大限に活かせる舞台に戻ってくれば、前走の敗戦は度外視していいだろう。過去の成績からも、この舞台でのパフォーマンスは一変すると見て間違いない。
馬券妙味のある一頭として、このダイシンヤマトの巻き返しには大いに期待したい。得意の舞台でこそ、彼の真の実力が発揮されるはずだ。
叩き3走目、ニシノスーベニアが中山で悲願の重賞制覇へ
▲ニシノスーベニア 6歳牡馬
今回の京成杯オータムハンデキャップで、重賞初制覇への機運が高まっているのが、ニシノスーベニアだ。この馬が最も得意とするのは、今回の舞台である中山競馬場1600m。これまでに2勝を挙げており、春のダービー卿チャレンジトロフィーでも4着と好走しているように、コース適性の高さは折り紙つきだ。

前走の関屋記念では、7ヶ月半の長期休養明けを2戦使った後の出走だった。レースは先行勢が総崩れとなる厳しい流れの中、ニシノスーベニアは自ら先行策を取り、勝った馬からわずか0.3秒差の6着と健闘。休み明けを叩き、力をつけてきたことを証明した。
今回は叩き3戦目。前走で見せた地力に加え、さらなる上積みが期待できる。得意の舞台で、万全の状態で臨むニシノスーベニア。悲願の重賞タイトル獲得へ向けて、視界は良好だ。この勢いに乗って、念願の勝利を掴むことができるか、注目したい。
△シヴァース
✕エリカエクスプレス、アスコルティアーモ
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京成杯AH【推奨馬券】
台風一過の中山競馬場、異例の不良馬場開幕
今週末の中山競馬場は、台風の影響により異例の不良馬場での開催が濃厚です。通常、開幕週は芝の状態も良く、スピードを生かしたレース展開が期待されますが、今回は様相が一変します。特にメインレース前の2鞍が、中山外回りの1200mと1600mで組まれている点もポイントです。
メインレースを迎える頃には、これらのレースでさらに馬場が掘り起こされ、タフさが一層増すことが予想されます。
このような特殊なコンディションでは、単純な持ちタイムや実績だけでは測れない要素が勝敗を大きく左右します。馬場への適性はもちろん、騎手の判断力や総合的なスキルがいつも以上に問われるでしょう。
また、今年は斤量増加馬がいないこともあり、例年以上に波乱の可能性が高まっています。能力を最大限に発揮できる馬場ではないからこそ、常識を覆すような「大穴」が台頭するかもしれません。
ボックス馬券も考えたのですが、絞りきれない状況です。
※当日の馬場状態や天候、出走馬の体調などにより、レース結果は大きく変動する可能性があります。 推奨馬券はあくまで参考とし、ご自身で情報を収集し、最終的な判断を行ってください。
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