北九州記念:坂井瑠星が導く、小回り小倉のアブキールベイ
北九州記念展望:帝王賞とシャフリヤールのニュースに寄せて
今週末、**2025年7月6日(日)**には、夏の小倉競馬を彩るハンデキャップ重賞、**第29回 TV西日本北九州記念(G3)**が開催されます。芝1200mの舞台で、3歳以上の精鋭たちが熱いスピード比べを繰り広げます。
先日のダート競馬の祭典、帝王賞では、単勝1.7倍の圧倒的支持を受けたミッキーファイトが見事にJpn1初優勝を飾りました。2番手から早めに先頭を奪い粘り込み、ゴール前でクビ差まで猛追してきたアウトレンジを振り切る強い内容でした。一方、昨年の東京ダービー馬ラムジェットは6着とまさかの大敗を喫し、ダート界の層の厚さを改めて感じさせる結果となりました。
競馬界には明るいニュースだけでなく、時に厳しい現実も突きつけられます。先日飛び込んできたのは、種牡馬として第二の馬生を歩み始めたばかりのシャフリヤールが、受胎率の低さから種牡馬を引退するという衝撃的なニュースでした。G1馬でありながら種牡馬として結果を出すことの難しさ、そして「ビジネス」としての厳しさを痛感させられます。しかし、そんな中でも受胎したとされる「奇跡の7頭」の産駒には、未来への大きな期待が寄せられます。彼らがシャフリヤールの血を繋ぎ、ターフで輝く日が来ることを願わずにはいられません。
さて、話は北九州記念に戻りましょう。スプリント戦は一瞬の判断とスピードが勝負を分けるため、ハンデ戦ということもあり波乱含みの一戦となることが予想されます。帝王賞のような主役がハッキリしているレースとは異なり、どの馬にもチャンスがあり、夏競馬らしい熱戦が期待されます。果たして、今年の北九州記念を制し、サマースプリントシリーズのタイトルへ向けて弾みをつけるのはどの馬でしょうか。出走各馬の動向に注目し、週末の小倉のターフに熱い視線を送りましょう!
北九州記念:推奨馬発表!
実力が拮抗したメンバー構成で難解さを極めます。しかし、そんな中でも僅かな可能性と言うか有利性、特異性に期待をしたい。
本命馬◎
アブキールベイ
アブキールベイは、1200mの右回りコースで[3-1-0-2]という素晴らしい成績を誇る3歳牝馬です。今年1月に小倉の条件戦を勝利して昇級すると、3ヶ月の休養明けで迎えた葵ステークス(G3)では15番人気の低評価を覆し、見事な差し切り勝ちを収めました。絶望的とも思える位置から豪快に突き抜けるその走りは、まさに圧巻の一言でした。
調教師と騎手の信頼性坂口智康調教師は、重賞3勝とまだ若手ながら、1200m戦を得意とし、小回りコースでの実績も豊富で、アブキールベイの特性を最大限に引き出す手腕に期待が持てます。鞍上の坂井瑠星騎手は言わずと知れたトップジョッキーであり、特に**小倉競馬場での3着内率は43%**と非常に高く、アブキールベイを勝利へと導く頼もしい存在となるでしょう。3歳馬と若いアブキールベイですが、ベテランの手腕でさらなる飛躍が期待されます。
◯対抗
モズメイメイ
モズメイメイは、昨年の北九州記念で16番人気ながら3着に激走し、大波乱を巻き起こした5歳牝馬です。
斤量とリピーター適性昨年の斤量55kgから今回は1.5kg増の56.5kgと、牝馬にとっては厳しい条件に思えます。しかし、過去にはモズスーパーフレアが56.5kgの斤量で2度も好走しており、モズメイメイにとってもクリアできない壁ではありません。リピーターが多く好走する北九州記念において、昨年の実績は大きな期待材料となるでしょう。
陣営への期待、JRA初の女性調教師(地方競馬では7人の女性調教師が活躍中)である前川恭子調教師と、見習いの高杉吏麒騎手のコンビが、人気薄のモズメイメイを再び上位に導き、北九州記念に新たな旋風を巻き起こすことを期待せずにはいられません。
音無秀孝厩舎から引き継いだモズメイメイで初の重賞制覇へ挑戦する。
単穴▲
スリーアイランド
スリーアイランドは、函館、小倉、福島といった小回りコースを得意とする5歳牝馬です。1200mの距離では[4-2-1-11]と堅実な成績を残しており、特に逃げ・先行脚質がこのレースの好走傾向に合致しています。
成長と斤量への期待2歳時の460kg台から、3勝クラスを勝ち上がった4歳暮れには490kg台で結果を出すなど、馬体は着実に成長しています。オープン昇級後は4戦して結果が出ていませんが、前走の韋駄天ステークスでは馬場適性が敗因と考えられます。今年の夏の新潟で行われた稲妻ステークス(1000m)で54.5kgの斤量を背負いながら3着に入っており、夏場に滅法強い可能性を秘めています。1000mでもハナに行けるスピードを持つ彼女が、52kgという斤量を活かして最後の200mを粘り切る展開に期待したいですね。
△メイショウソラフネ
✕ロードフォアエース、タマモブラックタイ、ミルトクレイモー
参考:買い目/ その買い方が、明暗を分ける。
難解にしてまるで複雑な迷路に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥ってしまいそうな感覚になってしまう。だが、私には、過去10の美咲ママが提供してくれた、指標があった。これが迷路から救い出してくれるのだ。そして、酔いどれ競馬評論家デニィによる動物的な感とでも言える、嗅覚の鋭さによって見逃してしまいそうな落とし穴や罠を見事にかいくぐり正解へと導いてくれる。後は、私が馬券の買い方を間違えない限り獲物を仕留めることが可能となるはずなのだ。
馬券は、選ぶ者次第で「宝」にも「紙切れ」にもなる。
“えっ!これっぽっちなの?”と一瞬、拍子抜けしそうになる。だが、美咲ママの過去10の指標が示す道筋、そしてデニィの研ぎ澄まされた嗅覚が危険を回避し、導き出した正解が、この後の大逆転劇を予感させていた。「うわー、まじかよ…」画面に映し出された最終オッズと着順を見て、思わず声が出た。信じられないほどの高配当。美咲ママの緻密な分析とデニィの動物的な勘が完璧にシンクロし、誰もが見過ごすような小さな穴から、とてつもない大金が飛び出してきたのだ。まさに、会心の一撃。歓喜の声が部屋中に響き渡り、私は興奮で震える手で何度も当たり馬券を見つめた。これこそが、競馬の醍醐味だ。
買い方ひとつで、
歓喜か、ため息か。
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