函館SS、歴史的レコード決着!芦毛のカピリナが切り開く新時代、ダートの異端児が波乱を呼ぶ!

2025年の函館スプリントステークスは、まさに歴史に名を刻む一戦となりました。芦毛の韋駄天、カピリナが鮮やかなレコードタイムで初の重賞タイトルを獲得し、短距離路線の新たなヒロインが誕生。そして、大方の予想を覆し、ダートで実績を積んできたドンアミティエが3着に激走。異色の血統が巻き起こした波乱が、夏の函館競馬場を熱狂の渦に巻き込みました。このレースが示したのは、単なる速さだけではない、洋芝とダートの融合が織りなす奥深いドラマだったのです。

函館ss【レース結果】

芦毛の俊足馬

     カピリナ!

重賞初制覇!

ダートの底力炸裂!ドンアミティエ3着激走、函館SS大波乱!

2025/6/14(土) 1回函館1日 11R
函館スプリントS G3
3歳上オープン (国際)(特指) 別定
芝右1200m (Aコース) 16頭 良
2025年函館スプリントステークスの着順結果は以下の通りです。
1着: ◯カピリナ (2人気)
2着: ◎ジューンブレア (3人気)
3着:  ドンアミティエ (10人気)
4着:  インビンシブルパパ (7人気
5着: ✕ペアポルックス (5人気)
2025年函館スプリントステークスの払戻金は以下の通りです。
* 単勝: 4番 カピリナ 620円
* 複勝:
* 4番 カピリナ 240円
* 1番 ジューンブレア 280円
* 5番 ドンアミティエ 870円
* 枠連: 1-2 1,070円
* 馬連: 1-4 2,240円 ⭕️的中!
* ワイド:
* 1-4 720円 ⭕️的中!
* 4-5 2,810円
* 1-5 3,240円
* 馬単: 4-1 4,670円
* 3連複: 1-4-5 22,950円
* 3連単: 4-1-5 109,940円

レース回顧【古典文学風】

函館の地に、白熱の攻防が展開せり。

発馬より、ルメール騎乗のナムラクレアは出遅れ、戸崎圭太騎乗のカピリナもまた躓きながらの遅れなり。
かたやインビンシブルパパに跨る横山武史は果敢にも先頭を奪い、その傍ら、内ラチ沿いには酒井学のカルチャーデイ、外には小沢大仁のフィオライアが追走せり。
一馬身半の隔たりを置いて、武豊のジューンブレア、松若風馬のペアポルックス、カピリナ、吉田隼人のレイベリング、丹内祐次のドンアミティエ、洋芝巧者たる佐々木大輔のモリノドリーム、そして全日本2歳優駿馬たる池添謙一のミリアッドラヴらが中団を形成せり。
後方には、一番人気を背負うルメールのナムラクレア、横山和生騎乗のジョーメッドヴィンらが、脚を溜めつつ、機をうかがう態勢なり。
馬群は散漫なるまま初のコーナーへと入り、インビンシブルパパを先頭に、短い直線へと向かえり。


残り二百米の攻防

残り二百米の攻防いよいよ、残り二百米に差し掛かりし時、戦場たるターフの様相は一変せり。
先頭を征くインビンシブルパパは、その勢いを保たんとし、わずかに一馬身の差にて追随するカルチャーデイが、なおも内を伺いおり。しかし、この瞬間、外よりはジューンブレアが、内よりはカピリナが、あたかも地を這うが如き疾風の如く、その脚を伸ばしきたる。
一息に両脇より迫りくる二騎。そして、その背後からはペアポルックス、ドンアミティエらが、猛き勢いにて追撃せんとす。息を呑む攻防、いまだ勝敗の行方は知れず。


あたかも魂と魂が激突するかの如き

残り僅か数完歩、カピリナとジューンブレアは、文字通り馬体をぶつけ合うが如き、激しき叩き合いを演じたり。
一瞬たりとも譲らぬ、計り知れぬ気迫が両者よりほとばしる。芦毛の馬体を精一杯伸ばすカピリナ。それに対し、ジューンブレアもまた意地と根性にて食らいつき、決して前を譲らず。あたかも魂と魂が激突するかの如き、壮絶なるゴール前の攻防なり。
観衆の視線は一点に集中し、二頭の鼻先は僅かに交錯し、勝敗の行方は写真判定へと持ち込まれし。
かくして、カピリナが初の重賞タイトルを制し、見事なる勝利を収めたり。ハナ差にてジューンブレアは二着に惜敗せり。また、壮絶なりし三着争いも写真判定に委ねられ、結果、三着には十番人気のドンアミティエ、ハナ差の四着にはインビンシブルパパ、更にはクビ差にてペアポルックスが五着となりし。

【馬券考察】

2025年函館スプリントステークス

馬券考察:

洋芝とダート適性の妙

人気馬ナムラクレアの裏切り

危険な人気馬としてとりあげたナムラクレアが1.7倍の断トツ人気に推されながら、まさかの馬群に沈む結果となりました。
レース中には故障馬の影響もあったとはいえ、スタートの出遅れや、肝心な局面での瞬発力の欠如は気になるところです。古くから言われるように、斤量はスタートや瞬発力に影響して、また展開や距離にも大きく影響する。特に牝馬はその切れ味が生命線となるため、わずかな隙が命取りになる可能性を改めて痛感させられました。


洋芝とダート適性を考察

さて、結果としては、◎(本命)と◯(対抗)で1、2着が決着したものの、10番人気のドンアミティエを拾い上げられなかったのは悔やまれます。
ダート馬ゆえに芝のスピードに心肺機能が追いつかないと軽視したのが裏目に出ましたね。しかし、ダートで7勝という実績は伊達ではありませんでした。これは私の完敗です。
ところで、今回勝利を飾ったカピリナも、かつてダートを経験している時期があった馬です。ここから、「洋芝においてダート馬のパワーが有利に働くのか?」という疑問が浮上します。確かに洋芝はパワータイプが有利と言われることがありますが、そのメカニズムには深掘りの余地があるでしょう。洋芝の重い馬場が、ダートで培われた底力やパワーをより活かせる舞台となる可能性は十分に考えられます。
ただし、それだけでは好走確立は高くは成らないはずです。そこには、入念に計算された調教師による調整が加味されなければなり得ないのですから。今回のドンアミティエの好走も、その仮説を裏付けるものかもしれません。今後の馬券検討において、この洋芝とダート適性の関係性は、さらに注目すべきテーマとなりそうです。

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