宝塚記念：オペラオーとドトウの激闘、そしてベラジオオペラの挑戦
endless-seeker競馬史にその名を刻むテイエムオペラオーとメイショウドトウの壮絶なライバル関係。特に宝塚記念では、彼らの間に生まれた深い因縁が多くのファンの心を捉えました。そして今、ベラジオオペラがその伝説の舞台に挑みます。果たして、彼は歴史を塗り替え、新たな物語を紡ぐことができるのでしょうか。
テイエムオペラオーVSメイショウドトウ、宝塚記念に見るライバルの存在
快進撃を続けるテイエムオペラオーは、前走の天皇賞春を制覇して重賞4連勝としていた2000年宝塚記念からメイショウドトウの悪夢が始まったのだ。重賞を2勝して6番人気に支持されて臨んだ宝塚記念。圧倒的な人気を集めているテイエムオペラオーとの初対戦は先行抜け出したメイショウドトウをテイエムオペラオーがゴール直前にクビ差差し切って勝利した。
ここからだ、悪夢が…天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念、年を越して天皇賞春まで実に4戦連続で苦杯をなめるを舐めさせられたのだ。この間に騎手は河内洋、的場均、安田康彦と変わり、最終的には元の鞘に収まりました。
2001年宝塚記念
2001年の宝塚記念は
テイエムオペラオーとメイショウドトウにとって5度目の直接対決となりました。
断然の1番人気にはテイエムオペラオー、そしてそれに続くのはメイショウドトウです。3番人気には皐月賞と菊花賞の二冠馬エアシャカール、さらに7歳となったステイゴールドなども名を連ねていました。
しかし、やはりファンの注目は「メイショウドトウは勝てないだろう」という点に集まっていたのではないでしょうか。あるいは、「何とか一矢報いてくれ…」という切なる願いを抱いていたファンも多かったことでしょう。
レースでは、メイショウドトウを2馬身ほど前に見る形で、テイエムオペラオーが馬群の中でじっと身を潜め、機を伺っていました。
4コーナー手前から安田康彦騎手は早めの抜け出しを図り、粘り込む作戦を取りました。魂を震わせ、メイショウドトウと一心同体となります。
和田竜二騎手はライバルが動いたのを受け、「今だ！オペラオー！」と手綱をしごくも、前が塞がり手綱を絞り込みブレーキをかけました。ほんの一瞬の出来事、時間にすれば1秒にも満たない過ち、もしくは包囲網とも呼べなくもありません。しかし、これが戦いの厳しさです。和田竜二騎手自身にも、「オペラオーなら」と、そんなわずかな気の緩みがあったのかもしれません。
ゴール前でテイエムオペラオーが猛追するも、メイショウドトウは遂にライバルを打ち負かしました！**安田康彦騎手は感極まり、会心の握りこぶしを全身で魅せました。**1年ぶりのリベンジを果たしたのです。
4着には昨年同様にステイゴールドが入りました。ステイゴールドはメイショウタバルの祖父にあたります。そして、彼の父ゴールドシップは2013年と2014年の宝塚記念を連覇した、稀代の曲者の異名を持つ名馬です。
宝塚記念：ベラジオオペラが挑む、因縁の「魔物」
王者として君臨
ベラジオオペラには、王者として君臨したテイエムオペラオーを彷彿とさせる何か似たような雰囲気を感じさせてくれる。
現状では、大阪杯での勝利がその強さを示す唯一の結果ですが、もし宝塚記念で強豪たちを退け、真の実力を見せつけることができれば、その評価は確固たるものになるんじゃないだろか。
現在の宝塚記念では、当日の雨予報を受けてか“道悪巧者“であるソールオリエンスが1番人気に祭り上げられている。重馬場の皐月賞を快勝し、昨年も重馬場に変貌した京都競馬場で開催された宝塚記念を2着と好走しているのを受けて支持された。
彼の父キタサンブラックはG1制覇7勝の名馬だが、宝塚記念だけは勝つことができずに終わっている。阪神内周りには得体のしれない…「鬼門」ともいうべき「魔物」が潜んでいる
名だたる歴戦の勇者たちが、土をつけられている阪神内周りは2025年宝塚記念という舞台で、ベラジオオペラは一体どのようなドラマを紡ぎ出すのでしょうか。
Follow me!
