【安田記念2025】吉村&ガイアフォースが刻んだ衝撃!ジャンタルマンタルが刻んだ歴史!
春のマイル王決定戦、安田記念。今年もまた、多くの競馬ファンの予想を覆す波乱のドラマが展開されました。盤石の走りで勝利を掴んだジャンタルマンタルの強さ、そして、誰もが目を疑った吉村誠之助騎手とガイアフォースの衝撃的な追い上げ。世代交代の風が吹いたかのような激戦の裏側には、何があったのでしょうか。
安田記念【レース結果】
安田記念:G1
2025/6/8(日) 3回東京2日 11R
安田記念 G1
3歳上オープン (国際)(指) 定量
芝左1600m (Cコース) 18頭 良
2025年安田記念の5着までの着順結果は以下の通りです。
1着: ジャンタルマンタル (2人気
2着: ガイアフォース (9人気)
3着: ソウルラッシュ (1人気)
4着: ブレイディヴェーグ (4人気
5着: ウインマーベル (11人気)
2025年安田記念の払戻金は以下の通りです。
* 単勝: 10番 (ジャンタルマンタル) 430円
* 複勝:
* 10番 (ジャンタルマンタル) 180円
* 7番 (ガイアフォース) 540円
* 13番 (ソウルラッシュ) 140円
* 枠連: 4-5 3,250円
* 馬連: 7-10 9,560円
* ワイド:
* 7-10 2,200円
* 10-13 380円
* 7-13 1,730円
* 馬単: 10-7 13,540円
* 3連複: 7-10-13 10,250円
* 3連単: 10-7-13 65,970円
レース回顧
マイル王道路線、
譲れない場所がある。
安田記念は、春の東京競馬場を舞台に、今年も記憶に残る激戦が繰り広げられました。
スタートでシャンパンカラーが出遅れる波乱の幕開け。
主導権を握ったのは昨年の高松宮記念覇者マッドクールで、坂井瑠星騎手とのコンビで軽快に先行します。そのすぐ後ろには、松山弘平騎手のウインマーベル、そして川田将雅騎手と挑むジャンタルマンタルが続き、先行集団を形成しました。
中団からはルメール騎手のシックスペンス、M.ディー騎手のレッドモンレーヴ、そして4番人気のブレイディヴェーグが戸崎圭太騎手を背に虎視眈々と前をうかがいます。少し間が空いて、好調の吉村誠之助騎手とガイアフォース、そして1番人気のソウルラッシュが浜中俊騎手と共に追走。後方には菅原明良騎手のウォーターリヒト、武豊騎手のジュンブロッサム、そして出遅れを挽回しようとする内田博幸騎手のシャンパンカラーが続きました。
直線での攻防
隊列が大きく変わることなく4コーナーを回り、各馬が最後の直線へ。残り400mで内ラチ沿いを粘るマッドクールの隣にウインマーベル、そしてジャンタルマンタルが並びかけます。残り200mでマッドクールが失速すると、待ってましたとばかりにジャンタルマンタルが抜け出しを図ります。
中団からはブレイディヴェーグとソウルラッシュが力強く伸び始め、さらに後方集団からは、穴馬と目されていたシャンパンカラーとガイアフォースの2頭が驚異的な伸び脚を見せます。
吉村&ガイアフォースが刻んだ衝撃!ジャンタルマンタルが刻んだ歴史!
吉村誠之助とガイアフォース、奇跡の追い上げ
最後の直線、若武者・吉村誠之助騎手の身体が躍動するたびに、パートナーであるガイアフォースの芦毛の馬体はしなやかに、そして力強く肢を伸ばしました。
一完歩、また一完歩と、その差は確実に縮まっていく。ゴール前で繰り広げられたのは、まさに息をのむような光景でした。
先行するブレイディヴェーグとソウルラッシュ、それぞれに戸崎圭太騎手、浜中俊騎手という百戦錬磨のベテラン騎手が跨る強力な2頭。しかし、ガイアフォースと吉村騎手の勢いは止まりません。
まるで、長きにわたる競馬界の歴史の中で、新たな世代がその力を見せつけるかのように、彼らはベテラン勢を抜き去っていきました。その瞬間、ゴール前に広がったのは、誰もがその目に焼き付けるであろう、鮮烈な世代交代劇でした。
しかし、ジャンタルマンタルは失速するどころか更に加速して、後続を引き離した。
その厳しい攻防の中、遠い香港の空から、まばゆい光となって川田将雅の背中を後押しするリバティアイランドの姿が見えるようでした。
彼女の魂は、決して色褪せることなく、愛するジョッキーと共にターフを駆け抜けているかのようでした。
ゴール
最終的に、ジャンタルマンタルがその力強い走りで1着を確保。吉村誠之助騎手のガイアフォースは、その猛追も及ばず1馬身半差の2着となりました。3着にはソウルラッシュ、4着にブレイディヴェーグ、そして5着には粘り込みを見せたウインマーベルが入線しました。
【馬券考察】
馬券考察:波乱の結末と次への課題