【京都新聞杯】◎エムズ、姉譲りの素質開花!2連勝の勢いをダービーへ繋ぐ

春の若駒らしい波乱含みの京都新聞杯。しかし、意外なことに1、2番人気馬は堅実に走る傾向があります。今年の出走馬は、際立った人気馬がおらず、混戦模様で波乱の可能性も十分にありそうです。京都新聞杯はCコースで行われます。先週の天皇賞を見る限り、馬場の状態は良好で、時計も出ていました。スピードを活かせる馬場コンディションと言えるでしょう。

名牝ダノンファンタジーの血を受け継ぐ良血馬エムズが、破竹の勢いで京都新聞杯に駒を進めてきた。デビューからの連勝劇は、単なる勢いだけではない、確かな素質の証。この勢いを駆り、春のGⅠ戦線、そして夢の舞台ダービーへの切符を掴み取るか。

エムズ

良血馬エムズ、連勝街道を驀進 – 次なる目標へ視界良好

半姉に阪神ジュベナイルフィリーズなど重賞6勝を誇るダノンファンタジーを持つ良血、エムズ。デビュー以来、破竹の2連勝を飾っている。
前走の中京2200m、大寒桜賞は、スローペースの流れや対戦メンバー構成に恵まれた側面は否定できない。しかし、キャリアの浅い若駒にとって、2戦続けて2000mを超える距離を経験したことは大きなアドバンテージとなるだろう。レース経験の少ない この年齢の馬にとって、僅かな経験の差がメンタル面の安定に繋がり、それがレース結果を左右することも少なくない。連勝の勢いに加え、距離適性の下地を築いたエムズの今後の成長に注目したい。
特筆すべきは、大寒桜賞で記録した2分13秒6(上がり34秒4)というタイムだ。これは同日の古馬1勝クラスの勝ちタイム2分15秒3(上がり34秒1)を大きく上回り、オープンクラスの平均タイム2分14秒6(上がり34秒6)と比較しても遜色ない。2着馬に3馬身半という決定的な差をつけての勝利は、エムズの能力が単なる恵まれた展開によるものではないことを明確にに示している。

デルアヴァー

無敗の父、交流重賞6勝の母 – デルアヴァーが秘める爆発力

無敗の英雄Frankelの血を引くデルアヴァー。その父は、14戦無敗という圧倒的な成績を誇り、グレナディアガーズ(朝日杯フューチュリティステークス)、モズアスコット(安田記念)、ソウルスターリング(オークス)といったG1馬を輩出している。
母アムールブリエもまた、交流重賞6勝という実績を持つ名牝。さらに遡れば、2代母には天皇賞(秋)を制したヘヴンリーロマンスがいるという、輝かしい血統背景を背負っている。
デビュー以来6戦中5戦でメンバー最速の上がりをマークしているデルアヴァー。その卓越した瞬発力は、紛れもない武器だ。これまで京都での出走経験はないものの、広々とした外回りコースは、この馬の持ち味である鋭い差し脚を最大限に活かす舞台となるだろう。淀の直線で、デルアヴァーの末脚が炸裂するシーンが今から楽しみでならない。

ネブラディスク

姉譲りの末脚で飛躍へ – ネブラディスク、成長待ち望む良血馬

名牝リスグラシューを半姉に持つ、まさに「超良血」のネブラディスク。その素質の高さは、デビュー戦となった京都2000mで早くも証明された。
メンバー最速となる上がり34秒4の鋭い末脚を繰り出し、後続に3馬身差をつける圧巻の勝利。そのパフォーマンスは、将来への大きな期待を抱かせた。3ヶ月の休養明けとなった共同通信杯では4着とまずまずの結果を残し、続く毎日杯では、のちに重賞を制するファンダムから僅か0.3秒差の3着と、高いレベルで安定した走りを披露している。
しかし、気がかりな点もある。デビュー戦から馬体重が減少し続けており、前走では434キロとやや華奢な印象を受ける。今後の成長のためにも、馬体の充実が待たれるところだ。それでも、その血統と秘めたるポテンシャルは、今後のレースで更なる飛躍を期待させるに十分な魅力を放っている。

京都新聞杯G2芝2200m 【予想】

エムズ

デルアヴァー

ネブラディスク

ナグルファル

コーチェラバレー

参考:買い目

参考:買い目
  • ◎◯▲△✕
  • 馬連、ワイド
  • 3連複、3連単

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