3歳牝馬ティラトーレが、今週のクイーンC(G3)に出走します。ティラトーレは、母エアシンフォニーが桜花賞3着、オークス2着、秋華賞3着とクラシックで活躍した名牝。その妹にあたるティラトーレも、フェアリーS、クロッカスSと重賞で連続2着と実力馬の片鱗を見せています。今回は世代牝馬の頂点を占う一戦となります。先行力と末脚を兼ね備えるティラトーレが、強豪相手にどのようなレースを見せてくれるか注目です。
ティラトーレTiratore 牝3 鹿毛 2022/03/07生
- 父リアルスティール[代表産駒]フォーエバーヤング(東京大賞典、ジャパンD)レーベンスティール(オールカマー、セントライト記念)【サイアーランキング】2024年15位※パワータイプが特徴の産駒が多い
- 母エアシンフォニー
- 2代母エアデジャヴー
- [現役時成績]中央12戦2勝。クイーンS(G3)[クラシック]桜花賞3着,オークス2着,秋華賞3着[主な産駒]エアシェイディ(AJCC)エアメサイア(秋華賞)母系は名牝アイドリームドアドリーム(USA)系3歳牝馬
- 母父ルーラーシップ[BMS代表産駒]ステレンボッシュ(桜花賞)
- 【生産牧場】社台ファーム
- 【馬主】STレーシング
- 【調教師】牧光二(美保)[重賞]2勝
【競走成績】
クロッカスS
2025/2/1(土) 1回東京1日 10R
クロッカスステークス L
3歳オープン 別定
芝左1400m (Dコース) 7頭
2着 2枠2番 2人気 2.5倍
牝3 488kg(±0) 木幡巧也(55.0) ③③-② 先行 1:23.0 (33.2)
レースラップタイム
36,7-12,6-33,6=1,22,9
スローペース
※3歳以上重賞ラップ
34,8-11,4-34,2=1,20,4
※この馬の走破時計は2歳重賞の平均よりも遅いものでしたが、特筆すべきはその上がりタイムです。33秒2という数字は、先行して抜け出した際に記録したものであり、後方から追い込んでこの記録を0.1秒上回った馬よりも価値が高いと言えます。
フェアリーS
2025/1/12(日) 1回中山4日 11R
フェアリーステークス G3
3歳オープン 牝馬 馬齢
芝右1600m (Cコース) 16頭
2着 7枠13番4人気 6.4倍牝3 488kg(+2) 木幡巧也(55.0)
②②①-② 先行 1:33.3 (35.9)
レースラップ
34,1-23,2-35,5=1,32,8
ハイペース
3歳以上重賞ラップ
34,7-23,3-35,6=1,33,6
※先行勢の中で粘りを見せたのは、勝ち馬とこの馬だけでした。勝ち馬には3馬身の差をつけられたものの、相手が強すぎたという印象を受けます。ハイペースの中、3歳重賞の平均ラップを上回る1分33秒3で走り切ったことは、この馬の能力の高さを物語っています。
ひいらぎ賞
2024/12/14(土) 5回中山5日 9R
ひいらぎ賞
2歳1勝クラス 馬齢
芝右1600m (Aコース) 13頭
4着 6枠8番 3人気 12.9倍牝2 486kg(+2) 木幡巧也(55.0)
④④③-④ 先行 1:33.0 (35.5)
レースラップタイム34,3-23,0-35,1=1,32,43歳以上重賞ラップ34,7-23,3-35,6=1,33,6
※勝ち馬がレコードタイムで逃げ切るというハイペースなレース展開の中、この馬は1000m通過57.3秒という厳しい流れに乗じて、上がり35.5秒でバテずに4着に入線しました。勝ち馬との差は0.6秒であり、これは非常に立派な成績と言えます。このパフォーマンスから、この馬は上のクラスでも十分に通用する可能性を秘めていると言えるでしょう。
※フェアリーSにむけて486キロの立派な体格で、活躍馬が目立つ。前走ひいらぎ賞組は[1,0,0,5]