今週のクイーンCに出走するマピュース。父マインドユアビスケッツは種牡馬デビュー3年目で、代表産駒には全日本2歳優駿を制したデルマソトガケがいる。しかし、JRAでのG1勝ち馬はまだ出ていない。ホウオウビスケッツが重賞戦線で頑張ってはいるものの、G1には届かずにいるのが現状だ。だが、今年はマピュースがやってくれるかもしれない。なぜなら、出世レースでもある赤松賞の勝ち馬だからだ。
「へっへっへ、今週のクイーンCはアツいぜぇ、旦那衆!」酔いどれ競馬評論家デニィ、今日もまたしてもやらかしそうな予感……。
「マピュース、父マインドユアビスケッツにG1タイトルをプレゼントなるか?ん?どっかで聞いたようなフレーズだって?気のせいだ、気のせい!オレのオリジナル予想に決まってんだろ、ガハハ!」それにしても、マピュースの出世レース赤松賞勝ちの実績は気になる。過去の勝ち馬ときたら、ステレンボッシュにナミュール、アカイトリノムスメとG1馬がズラリ。こりゃマピュースも期待せずにはいられないってもんだ。
「しかしだね、旦那衆。競馬に絶対はねぇんだ。マピュースが勝つかどうかなんて、フタを開けてみなくちゃ分からねぇ。
だがね、オレは信じてる。マピュースがきっとやってくれるってね!なぜかって?そりゃオレがそう思うからだ!へへっ、オレの予想は当たるんだ、間違いない!」果たして、マピュースはデニィの期待に応えることができるのか?それとも、デニィの予想はまたしても外れてしまうのか?「さぁ、どうなるかな?楽しみじゃねぇか!オレと一緒に、クイーンCを熱く盛り上げようじゃねぇか、旦那衆!」
- 過去5年間の赤松賞勝ち馬を見てみると
- 2023年:ステレンボッシュ(桜花賞)
- 2022年:ミスヨコハマ
- 2021年:ナミュール(マイルCS)
- 2020年:アカイトリノムスメ(秋華賞)
- 2019年:シャインガーネット(フェルコンS)
と、3頭ものG1勝ち馬を輩出している。これはマピュースにも大きな期待がかかるというものだ。父マインドユアビスケッツにG1タイトルをプレゼントできるのか?クイーンCはその試金石となる一戦だ。

マピュースMa Puce 牝3 栗毛 2022/03/26生
- 父マインドユアビスケッツ(USA)[代表産駒]デルマソトガケ(交流G1)ホウオウビスケッツ(函館記念)2022年産駒は種牡馬3年目産駒
- 母フィルムフランセ
- 2代母フレンチノワール[代表産駒]レッドルゼル(牡、父:ロードカナロア) – JBCスプリント(G1)など重賞3勝
- 母父シンボリクリスエス【BMS成績】ソングライン(安田記念×2,ヴィクトリアm)レイデオロ(ダービー、天皇賞秋)
- 【生産牧場】社台ファーム
- 【馬主】吉本雄二
- 【調教師】和田勇介(美保)[重賞]2勝
【競走成績】
2年間の桜花賞比較分析:ペース、上がり、そしてマピュースの可能性
2025/4/13(日) 2回阪神6日 11R
桜花賞 G1
3歳オープン 馬齢 稍重
芝右1600m (Bコース) 18頭
4着2枠3番 9人気 35.8倍
486kg(-8) 田辺裕信(55.0)
⑫⑫-④ 差し 1:34.0 (34.7)
レースラップ
34,5-24,0-34,5=1,33,1
3歳以上重賞
35,2-23,6-34,3=1,33,4
2年間の桜花賞比較分析:ペース、上がり、そしてマピュースの可能性
2023年の桜花賞では、リバティアイランドが1分32秒1のタイムで勝利。1000m通過は57秒6と速い流れの中、同馬は後方から追い込みを決めた。一方、2着、3着馬は先行策から粘り込む形となった。リバティアイランドの上がり3ハロンは驚異的な32秒9を記録。対して、先行勢は34秒台前半でまとめている。
今年の桜花賞は、1000m通過が58秒6と2023年より1秒近く遅いペースとなった。しかし、先行勢は総崩れとなる展開。上位3頭の上がり3ハロンは34秒0前後で推移した。マピュースの上がりは34秒7。道中の位置取りを考慮すれば、やや物足りない印象を受けるかもしれない。ただ、馬場の悪いインコースを選択したことも影響したと考えられる。
ただ、これ迄は大きく崩れたことが無く、条件や展開等の綾に左右されるレベルではあるが、上位争いに加わる力は十分に秘めていると言えるだろう。着実に力をつけていることは疑いようがない。
クイーンC
2025/2/15(土) 1回東京5日 11R
デイリー杯クイーンC G3
3歳オープン 馬齢
芝左1600m (Dコース) 14頭
2着 4枠6番 8人気 23.4倍
牝3 494kg(±0) 田辺裕信(55.0)
⑦④-② 先行 1:32.6 (34.8)
レースラップ
34,2-23,0-35,0=1,32,2
3歳以上重賞ラップ
34,2-23,4-34,9=1,32,5
赤松賞
2024/11/17(日) 5回東京6日 8R 赤松賞2歳1勝クラス 牝馬 馬齢芝左1600m (Cコース) 7頭1着 5枠5番 3人気 5.2倍牝2 494kg(-6) 田辺裕信(55.0)④③-① 先行 1:33.9 (33.8)
※2歳OP·重賞平均ラップ
36,0-24,8-34,6=1,35,4
マピュースは赤松賞で先行し、直線で追い上げてきたレイユールと激しい叩き合いを演じました。レイユールが外に膨らむ癖を見せる一方、マピュースは振れずに真っ直ぐなフォームを崩すことなく、上がり33.8秒をマークしました。馬体重も490kgを超えており、好馬体です。
アルテミスS
2024/10/26(土) 4回東京7日 11R
アルテミスステークス G3
2歳オープン 牝馬 馬齢
芝左1600m (Bコース) 11頭
7着 6枠6番 8人気 57.9倍
牝2 500kg(+16) 田辺裕信(55.0)⑧⑧-⑦ 追込 1:34.3 (33.4)
※2歳OP·重賞平均ラップ36,0-24,8-34,6=1,35,4
マピュースは、直線残り200mで前が塞がれるという不運に見舞われました。この不利が、力を出し切れなかった敗因と考えられます。