エンペラーワケア、フェブラリーSに挑む!
破竹の勢いで重賞連勝中のエンペラーワケアが、ついにフェブラリーSの舞台へ!デビューから10戦7勝、2着2回と抜群の安定感を誇るエンペラーワケア。前走の武蔵野Sでは、強豪相手に堂々の先行抜け出しで勝利し、その実力を証明しました。今回は、初のG1挑戦となりますが、持ち前のスピードと勝負根性で、強敵たちを打ち破り、フェブラリーS制覇を目指します。
エンペラーワケアEmperor Wakea 牡5 鹿毛 2020/05/02生
父ロードカナロア
父ロードカナロア
[主な産駒]アーモンドアイ(9冠馬)ダノンスマッシュ(高松宮記念、香港S)サートゥルナーリア(皐月賞、ホープフルS)
【サイアーランキング】2020年〜2024年連続2位
母カラズマッチポイント
母カラズマッチポイント(USA)
* 父: Curlin (USA)
* 母: Home Court (USA)
* 母の父: Storm Cat (USA)
カラズマッチポイントは、アメリカで生まれた繁殖牝馬です。父のCurlinは、アメリカ競馬史上屈指の名馬で、ドバイワールドカップやブリーダーズカップクラシックなど数々のG1レースを制覇しています。母のHome Courtは、Storm Catの娘で、繁殖牝馬としても優秀な成績を収めています。
カラズマッチポイントの産駒の主な成績は以下の通りです。
* エンペラーワケア (牡、2020年生まれ、父: ロードカナロア)
* 2024年 根岸ステークス(G3) 優勝
* 2024年 武蔵野ステークス(G3) 優勝
* サンライズラポール (牡、2021年生まれ、父: キンシャサノキセキ) * 中央競馬で3勝
* アスクオンディープ (牡、2022年生まれ、父: ディープインパクト)
* 中央競馬で2勝
上記以外にも、アレグリッシモ(牡、2023年生まれ、父: モーリス)が中央競馬で出走しています。エンペラーワケアは、2024年の根岸ステークス(G3)と武蔵野ステークス(G3)を制覇し、母のカラズマッチポイントに初の重賞タイトルをもたらしました。
- 【生産牧場】下川辺牧場
- 【馬主】草間庸文
- 【調教師】杉山晴紀(栗東)[重賞]23勝[代表管理馬]ディアリングタクト(3冠牝馬)
【競走成績】
武蔵野S
2024/11/9(土) 5回東京3日 11R
武蔵野S G3
3歳上オープン 別定
ダ左1600m 15頭
1着 6枠10番 1人気 1.7倍
牡4 538kg(+2) 川田将雅(57.0)
⑤④-① 先行 1:36.0 (36.5)
レースラップ
33,8-25,1-37,1=1,36,0
3歳以上重賞平均ラップ
35,0-24,4-36,4=1,35,8
ハイペースの流れが逃げ先行勢には厳しい展開の中、ドルチェモアとメイショウテンスイは離して逃げたものの、結果は惨敗に終わりました。
そのような状況下、直線で前が塞がれ、手綱を抑えながら機を窺っていたエンペラーワケア。残り200mで僅かな隙間が開いたのを見逃さなかった川田将雅騎手の的確な判断に応え、一気に突き抜けました。着差は僅かであったものの、その内容は目を見張るものでした。
これまで1400mを中心に使われてきたエンペラーワケアですが、川田騎手によって落ち着いた走りを教え込まれ、着実に力をつけています。一方、エンペラーワケアの上がり36.5秒は、ハイペースを追走したことや、本来の力を出し切れなかったことが要因と考えられます。全盛期と比較すると、まだ完全には状態が戻りきっていない印象です。