ホープフルS 2019年を振り返る:コントレイルの圧勝と豪華メンバー2019年のホープフルステークスは、後の三冠馬コントレイルが圧勝し、競馬史にその名を刻んだ一戦となりました。
2000メートルの舞台で、コントレイルは2分01秒4のレコードタイムをマーク。2着のヴェルトライゼンデに1馬身半差をつけ、力強い走りを見せつけました。豪華メンバーが顔を揃えた一戦この年のホープフルステークスは、コントレイルだけでなく、多くの注目を集める若駒たちが集結していました。
ヴェルトライゼンデ: 新馬戦と萩ステークスを連勝し、クラシック戦線での活躍が期待されていた。
ワーケア: 新馬戦とアイビーステークスを連勝。こちらもクラシック候補の一頭として注目されていた。
オーソリティ: 新馬戦と芙蓉ステークスを連勝。母系に名牝シーザリオを持つ血統背景も話題となった。
ブラックホール: 札幌2歳ステークスを制し、名牝スカーレットインクの血を引く期待の馬。
そして、後にドバイターフやサウジカップを制するパンサラッサも、このレースに出走していました。このレースでは、血統のロマンも感じられました。
4着のラインベックは、3冠牝馬アパパネの仔。そして、今年のホープフルステークスには、同じくアパパネの仔であるアマキヒが登録されていました。
コントレイルの偉業の始まりコントレイルの圧勝は、後の三冠制覇への序章となりました。このレースで示された圧倒的な強さは、競馬ファンに大きな感動を与え、コントレイルの活躍をさらに期待させるものとなりました。
【参考資料】
コントレイル
Contrail(JPN)
父ディープインパクト
母ロードクロサイト母父Unbridled’s Song(USA)ミスプロ系
【生産牧場】ノースヒルズ
【馬主】前田晋二
【調教師】矢作芳人
※言わずと知れた名伯楽。4度の優秀厩舎賞(関西)を獲得し、今年も現在リーディング1位。
【ホープフルSまでの成績】
2019年11月16日(土) 5回 東京 5日
•東スポ杯2歳S芝1800M
天候:晴 芝:良
1着/勝ちタイム1,44,5R/コーナー通過順5-5-5/上がり33,1/スピ指数98,5/1番人気/456kg
※2着に5馬身差の圧勝
•2019年9月15日(日) 4回 阪神 4日
2歳 新馬
芝1800M/天候:晴 芝:良
1着/勝ちタイム1,48,9/コーナー通過順2-3/上がり33,5/スピ指数33,5/456kg
※2着に2½馬身差
【血統】
コントレイルの母ロードクロサイトの血統背景(母系中心)
コントレイルの母ロードクロサイトは、Unbridled’s Song×Tiznowというクロスを持つ非常に興味深い血統です。
主な特徴
Mr. Prospector系とMan o’ War系のクロス:
Mr. Prospector系はスピードとパワー、Man o’ War系はスタミナと底力を特徴とします。この両系統のクロスは、コントレイルのようなバランスの取れた活躍馬を生み出す可能性を秘めています。
Storm Catとのクロス:
母父Tiznowの母系にStorm Catが登場します。Storm Catはスピードとパワーに優れ、多くの活躍馬を輩出している名種牡馬です。このクロスは、コントレイルのスピードとパワーに貢献していると考えられます。
注目すべき点
母父Tiznow:
Tiznowは、自身もブリーダーズカップクラシックを2勝するなど、非常に優秀な競走馬でした。種牡馬としてもクラシックホースを輩出しており、その産駒はスタミナと勝負強さが特徴です。