有馬記念/主役を引き継ぐのは俺だ!◎ベラジオオペラが主張するものとは
ドウデュースの取り消し!により混戦ムードが漂い始めた、世代交代?
秋古馬王道路線はやはり『過酷な道程』であった。天皇賞秋、ジャパンカップを圧倒的な豪脚で立て続けに制覇して、同世代の者たちにその力を魅せつけた。だが、見えない疲労が身体に蓄積されていたのだ。それは、微妙な動きとして表れていたけれども、種牡馬としての未来が確定されているだけに万が一にも間違いがあっては成らない、関係者によって下された“出走取消”となる苦渋の決断はドウデュースのファンならずとも不満などある訳はない。
世代交代!
3歳世代の若武者達が、新たな王者として名を刻むのだろうか!?ここに来ての成長著しさが目立つ。3歳馬の活躍できる傾向を過去10年で簡潔に見てみると、G1での連対歴がある事やG1での1番人気に支持される程の実力の持ち主が条件でもあるので、その辺りもチェックしなくてはならない。以下に挙げる馬はいずれもG1勝ち馬なんだから、実力は折り紙付きである
ダービー馬のダノンデサイルも前走菊花賞での、納得のいかない不利とも受け取れるレースではあるが、流れに乗れなかった不運を跳ね除けるだけの力がまだ付いていないのだろうか?
菊花賞馬のアーバンシックは、菊花賞、セントライト記念を連勝して頭角を現すのみならず、ルメールがパートナーとして選んだのだから人気となるのは必至だ
3歳牝馬レガレイラも2歳時に中山のホープフルSを勝利しており、牝馬特有の一瞬の斬れ味勝負に徹してくるはずだろうから、展開次第では重い印をつけるべきだろう
世代交代はまだ早い!
今年の大阪杯勝ち馬ベラジオオペラも黙っちゃいない!陣営が主張するように古馬となりG1を制覇するも、まだ伸びしろがありそうだから怖い。何処待で行けば完成期を迎えるんだろうか楽しみでもある。ベラジオオペラの騎手は前走から引き続き横山和生が騎乗している。過去の傾向として前走から連続騎乗しているほうが優勝する傾向が強い。
人気薄のローシャムパークも大阪杯2着や海外G1-2着と力を保持していた。それに、何よりも中山巧者の匂いをプンプンとさせているから厄介そうだ
春の天皇賞馬ジャスティンパレスも常に上位に食い込んでいた
熟女達もうるさそうだ!牡馬達が牽制し合って、ゴール前の差し比べにでもなってしまえば、忽ちにして熟女の足元にひれ伏さなければならなくなるだろう…
有馬記念/予想
【中山2500mG1】
◎ベラジオオペラ /陣営の主張する通り成長が手に取るように見え始めた。斬れ味こそ余りに目立たないけれども、過去にスタミナを武器に名馬になっていった馬たちに共通する、スタミナによるスピードの持続力を得た時から最強馬として君臨する
◯アーバンシック
▲スタニングローズ
△ローシャムパーク、ダノンデサイル、レガレイラ、ジャスティンパレス