【ダイヤモンドS】単勝1点突破を狙うならこの馬!ステイヤーズS組の再戦に割って入る『未知のキレ味』を持つ伏兵
多くのファンが、前走ステイヤーズSで好走したホーエリートやマイネルカンパーナに視線を送っています。しかし、今年のダイヤモンドSはそんな単純な構図では終わりません。2000mの重賞でトップクラスの指数を叩き出し、虎視眈々と距離延長での逆転を狙うレッドバリエンテ。そして、かつてこの舞台で好走したベテランシルブロンの復活。データが示す「展開ひとつで一変する爆弾馬」の正体を公開します。
ダイヤモンドS【有力馬診断】
ヴェルテンベルク
Wurttemberg 牡6(2020年) [栗]宮本
1. 距離適性:現役屈指のステイヤー資質
最も注目すべきは、近走のパフォーマンスです。3600m(ステイヤーズS)での前進: 前走のステイヤーズSでは、勝ち馬から0.3秒差の6着。初めての超長距離にもかかわらず、道中8番手から最後もしぶとく伸びており、3000m超の距離に対する適性は非常に高いと判断できます。
距離延長での指数上昇: 1800m〜2000m付近ではS指数が70〜80台で推移していましたが、2400mの京都大賞典で89.9、3600mのステイヤーズSで自己ベスト級の91.5をマーク。距離が延びれば延びるほど、相対的な能力を発揮するタイプです。
2. コース適性:東京・左回りへの期待
左回りの実績: 中京2200mで2着(マカオJCT)、中京2000mで3着(香嵐渓特別)など、左回りでの大崩れが少ない傾向にあります。
広いコース: 東京は初めてとなりますが、これまでの戦績から、小回りの小倉(1勝クラス勝ちがあるものの、指数は低め)よりも、ゆったり運べる京都や阪神の外回り、あるいは中京のような広いコースで指数を上げています。ダイヤモンドSの舞台である東京Dコース(3400m)は、この馬にとって理想的な条件と言えるでしょう。
3. 血統:父キタサンブラックの覚醒
父キタサンブラック: 言わずと知れた長距離王。産駒もイクイノックスのような万能型だけでなく、ジャスティンパレスのように古馬になってから長距離で一段と強くなる傾向があります。本馬も6歳(2026年時点)を迎え、父譲りの成長力がピークに達している可能性があります。
母父フレンチデピュティ: 配合的にはスタミナに偏りすぎず、適度なパワーとスピードを補完しています。母系にマルカアイチャン(マルカキャンディの系譜)を持つ血統背景は、タフな流れでの粘り強さを裏付けています。
4. 脚質・上がり:持続調査型の末脚
位置取り: 近走は中団やや後方に構え、向正面からじわじわ押し上げる競馬が板についています。
上がりの質: 33秒台の極限の瞬発力勝負では分が悪いですが、34秒後半〜35秒台の「長く良い脚」を使う展開に強いです。ステイヤーズSでも上がり34.0(メンバー中上位)を計測しており、消耗戦になればなるほど有利に働きます。
5. 能力の評価と成長の軌跡
この馬の最大の魅力は、キャリアを重ねるごとにパフォーマンスを上げている「絵に描いたような晩成型」の成長曲線にあります。
若駒時代:3歳から4歳にかけては、まだ馬体に芯が入りきっていない印象で、時計的にも世代のトップクラスとは少し差がある、いわゆる「自己条件で着実な歩み」を見せる段階でした。
現在の充実期:5歳(2025年)を迎えてから、走りの質が劇的に変化しています。特に近走で見せている走破時計やレース内容は、3歳時のそれとは比較にならないほど高いレベルに到達。独自の計算による能力評価においても、直近ではオープン重賞の馬券圏内に十分食い込めるトップクラスの水準を叩き出しています。
(地)ヴォランテ
Volante 牡6(2020年) [栗]羽月
1. 距離適性:3000m超で真価を発揮
この馬の最大の特徴は、芝に転向してからの距離延長に対する適性の高さです。芝3000mの安定感: 直近2走、京都芝3000mの古都S(3勝クラス)を1着、万葉S(OP)を2着と、長距離適性は現メンバーでも最上位クラスです。
スタミナの裏付け: もともとダート2400m〜2500mを主戦場にしており、心肺機能の高さは証明済み。芝でも「バテない強み」が完全に活きています。
2. コース適性:東京・左回りの克服が鍵
東京コースの実績: 2025年5月のメトロポリタンS(L・2400m)で4着、6月の江の島Sで2着と、東京の長い直線には対応できています。
急坂への対応: 阪神や中山よりは、広いコースでじわじわ加速する形が合っています。東京3400mはスタミナ勝負になりやすいため、本馬にとっては歓迎すべき条件です。
3. 血統:持久力を補完する配合
父サトノクラウン: 香港ヴァーズや宝塚記念を制した晩成のスタミナ型。産駒もタフな馬場や距離延長で強さを発揮する傾向があります。
母父スペシャルウィーク: 天皇賞(春)勝ち馬。サトノクラウンのパワーにスペシャルウィークのスタミナ・柔軟性が加わり、芝3400mという極端な条件にフィットする血統構成です。
4. 脚質・上がり:自在性と持続力自在な立ち回り: 近走(万葉S、古都S)では5番手〜9番手あたりから進出し、上がり33秒〜34秒台前半の脚を使っています。
ダート仕込みのしぶとさ: 砂のレースを長く経験してきたため、芝のスピード決着よりも、道中のペースが落ち着き、最後が「我慢比べ」になる展開で無類の強さを見せます。前走万葉Sでは、3〜4コーナーで位置を上げる積極的な競馬で2着を確保しており、スタミナへの自信が伺えます。
5. 能力の評価と現在の勢い
近走のレース内容を精査すると、この馬がいま、まさにキャリア最大の「充実期」を迎えていることがはっきりと分かります。
2025年からの地力強化:2025年の前半までは、オープンクラスにおいて「善戦はするものの、もうワンパンチ欲しい」という立ち位置でした。しかし、同年後半から走りの質が明らかに一段階引き上げられています。
重賞級のパフォーマンス:特に圧巻だったのは、昨年末の古都Sから年明けの万葉Sにかけてのパフォーマンスです。独自に算出した能力評価によれば、万葉Sで示した走りの質は、先に挙げたヴェルテンベルクといった重賞常連組と肩を並べる水準にまで到達しています。今のこの馬には、強豪が揃う重賞の舞台であっても、真っ向勝負で勝ち負けを演じられるだけの確固たる裏付けがあります。勢いそのままに、初タイトル奪取の瞬間が近づいていると言っても過言ではありません。
シルブロン
Cils Blancs 牡8(2018年) [美]稲垣
1. 距離・コース適性:屈指の「ダイヤモンドS」実績
本馬の最大のアドバンテージは、この舞台での確かな実績です。
舞台相性: 2023年のダイヤモンドSでは、後の重賞勝ち馬ミクソロジーから0.4秒差の3着に好走しています。東京芝3400m特有の「2度の坂越え」と「長い直線での持続力勝負」への適性は、出走馬の中でも随一です。
左回りの安定感: 4勝すべてが左回り(東京3勝、中山1勝※グレイトフルS)であり、特に東京コースでは未勝利勝ちからオープン入りまで着実にステップアップしてきた背景があります。
2. 血統:父トーセンジョーダンの持続力
父トーセンジョーダン: 天皇賞(秋)を日本レコードで制した持続力と、ジャングルポケットから継承したスタミナが特徴。産駒であるシルブロンも、その「バテない末脚」を色濃く受け継いでいます。
母父サンデーサイレンス: 配合に柔軟性と、直線の瞬発力勝負にも対応できるキレを補完しています。8歳という高齢ながら、血統的な底力で大崩れしにくいタイプです。
3. 脚質・上がり:一貫した「終い勝負」
スタイル: 基本的には後方に待機し、後半のロングスパートで順位を上げるスタイルです。
上がりの質: 3600mのステイヤーズSでも上がり33.7秒(2025年)や34.8秒(2024年2着時)をマークしており、超長距離戦でも最後まで脚が上がらないのが強みです。東京の長い直線は、この馬の末脚を最大限に引き出す絶好の条件と言えます。
4. 能力の評価と持続するポテンシャル
近走の着順だけを見ると全盛期を過ぎたようにも映りますが、レースの中身を深く分析すると、依然としてトップレベルのポテンシャルを維持していることが浮き彫りになります。
高水準のパフォーマンスを継続:2024年のステイヤーズSでハナ差の2着に激走した際に見せた走りの質は、まさに圧巻の一言でした。特筆すべきはその後で、2025年の目黒記念やステイヤーズSといったハイレベルな一戦においても、独自の能力評価における数値は一貫して高い水準をキープしています。
有力馬に勝る潜在能力:近走は展開に恵まれず着順を落とす場面もありますが、走りの本質的なエネルギーは全く衰えていません。これは、今回人気の一角となるヴォランテやヴェルテンベルクといった勢いのある実力馬たちと遜色ない、あるいはそれをも凌駕する潜在能力を今なお持ち合わせていることを示しています。「終わった」と判断して軽視するのは非常に危険です。得意の府中で展開さえ向けば、他を圧倒するパフォーマンスを見せる準備は整っています。
スティンガーグラス
Stinger Glass 牡5(2021年) [栗]友道
1. 距離・コース適性:東京2500m超での圧倒的パフォーマンス
これまでの戦績から、距離が延びるほど真価を発揮するタイプであることは明白です。
長距離への高い適性: 2500m以上のレースでは(3-1-0-1)とほぼ完璧な成績を収めています。特に目黒記念での11着(指数87.2)を除けば、常に勝ち負けを演じており、3400mへの延長はプラスに働く可能性が極めて高いです。
府中の鬼: 東京コースはアルゼンチン共和国杯2着、1勝クラス2着と底を見せていません。特に前走のアルゼンチン共和国杯では、上がり34.2秒の脚を使い、大外18番枠から勝ち馬に0.1秒差まで詰め寄る非常に強い内容でした。
2. 血統:キズナ産駒のスタミナとノーザンFの最高傑作
父キズナ: 昨今のキズナ産駒は、ディープボンドに代表されるように、母系の影響次第で驚異的なスタミナを発揮します。
母ライフフォーセール: アルゼンチンの名牝で、ダノンファンタジー(阪神JF勝ち馬)の母としても有名ですが、本馬は父がキズナに替わったことで、より持続力とスタミナにシフトした印象です。
高額取引馬の期待値: セレクトセール1億1,500万円の価格に見合うだけの、柔軟で質の高い筋肉を保持しています。
3. 脚質・上がり:ルメール騎手が認める操作性
立ち回りの上手さ: 多くのレースでルメール騎手が手綱を取っていることが、この馬の操縦性の高さを物語っています。長距離戦において「折り合い」がつくことは最大の武器です。
末脚の持続力: スローペースからの瞬発力勝負(スプリングSなど)よりは、2500m戦で見せるような「中団からじわじわと加速し、最後まで脚色が変わらない」持続調査型の脚が魅力です。
4. 能力の評価とさらなる進化の可能性
近走のパフォーマンスを詳しく分析すると、この馬が現在の長距離路線において「世代交代の筆頭」であることを確信させる驚異的なポテンシャルが見えてきます。特に圧巻だったのは2025年の札幌日経賞での勝利です。この時に示したパフォーマンスは極めて質が高く、今回のダイヤモンドSに登録している有力メンバーであるヴォランテ、シルブロン、ヴェルテンベルクらが直近で見せたベストの走りと比較しても、現時点ではこの馬が頭一つ抜けた実績を誇っています。まだ5歳という若さを考えれば、今回の舞台でこれまでの自己ベストをさらに塗り替え、さらなる高みへ到達する可能性も十分に秘めています。
ファイアンクランツ
Feiern Kranz 牡4(2022年) [美]堀
1. 距離・コース適性:東京2400mでの安定感とスタミナ
東京コースの適性: 全8戦中4戦が東京コースで、青葉賞2着、東スポ杯2歳S4着、日本ダービー9着と、常に高レベルな戦いを演じてきました。特に青葉賞で見せた末脚は、府中での適性が極めて高いことを示しています。
未知の距離への期待: 母父ハーツクライの影響もあり、距離が延びて追走が楽になる長距離戦はプラスに働く可能性が高いです。ゆりかもめ賞(2400m)や青葉賞(2400m)で後方から脚を伸ばした競馬は、3400mのスタミナ勝負への適性を予感させます。
2. 血統:ドゥラメンテ×ハーツクライの「ステイヤー配合」
父ドゥラメンテ: タイトルホルダーやリバティアイランドを輩出し、底知れないスタミナと持続力を産駒に伝えます。
母父ハーツクライ: 自身も天皇賞(春)で好走し、産駒も長距離で一段と輝く馬が多いです。
総評: 日本の主流血統の中でも特に「スタミナと持続力」に寄った構成であり、今回の3400mという舞台は血統背景からすれば望むところです。
3. 脚質・上がり:一貫した後半勝負
堅実な末脚: セントライト記念(12着)を除けば、どのレースでも最後は確実に脚を使っています。特に青葉賞での上がり33.7秒は、スローからの瞬発力勝負にも、持続力勝負にも対応できることを証明しました。
自在性: 堀厩舎の管理馬らしく、状況に応じて位置を取ることも可能ですが、本質的には直線の長いコースでの外出しからの一気が最も持ち味を活かせます。
4. 能力の評価と古馬に引けを取らない地力
まだ4歳という若さながら、この馬がこれまでに示してきたパフォーマンスの質は、すでに歴戦の古馬たちと真っ向勝負ができるレベルに達しています。3歳春の青葉賞で見せた走りの絶対値は、今回対戦する古馬勢の有力どころとほぼ同等の水準にあります。前走のセントライト記念こそ本来の走りではありませんでしたが、これを度外視すれば、この馬の潜在能力は間違いなく今回のメンバーでもトップクラス。3歳時に大舞台で揉まれてきた経験を考えれば、古馬を相手にしても全く引けを取ることはありません。
ファウストラーゼン
Faust Rasen 牡4(2022年) [栗]須貝尚
1. 距離・コース適性:未知への挑戦と機動力
距離への適性: これまでは2000m〜2400mを中心に使われており、3400mは一気に1000mの距離延長となります。父モズアスコット(フランケル系、マイル〜中距離)という血統面からは距離に限界があるようにも見えますが、後述する母系の血がどう作用するかが鍵です。
コース相性: 実績のほとんどが中山(弥生賞1着、ホープフルS3着)に集中しており、小回りや機動力を活かす展開に強いタイプです。東京3400mの広いコース、かつスタミナ勝負の舞台で、これまでの「機動力」が「持続力」に変換できるかが焦点となります。
2. 血統:異色のスピード×スタミナ配合
父モズアスコット: フランケル直仔で安田記念・フェブラリーSを制した万能スピード馬。産駒はダートやマイルで活躍が目立ちますが、本馬のように芝の中距離で高い適性を示す例もあります。
母父スペシャルウィーク: ここに強力なスタミナの裏付けがあります。スペシャルウィークは天皇賞(春)を制した稀代のステイヤー血統であり、父のスピードに母方のスタミナが上手く融合していれば、3400mをこなす可能性は否定できません。
3. 脚質・上がり:一発を秘めた「まくり」の脚
レーススタイル: 弥生賞やホープフルSで見せたように、後方に待機して勝負どころから一気に押し上げる「まくり」の競馬が持ち味です。
展開の鍵: 自分のリズムで動けるかどうかが重要で、前走のAJCC(12着)や日本ダービー(18着)のように、流れに乗れず後方のまま終わる脆さも同居しています。一方で、弥生賞(S指数 90.9)のように展開が嵌まった時の爆発力は世代屈指です。
4. 能力の評価と重賞ウィナーの底力
近走の結果こそ振るいませんが、3歳春までに示したパフォーマンスのピーク値は、今回のメンバーに入っても上位にランクされる実力を持っています。特に弥生賞で見せた走りの質は極めて高く、当時マークした水準は、現在人気の一角となっている古馬勢と比較しても遜色ありません。近走は展開に泣かされていますが、持っている「エンジンの最大出力」自体は重賞勝ち馬に相応しいもの。今のこの馬にとって、距離延長が眠れるポテンシャルを呼び覚ます刺激になれば、一変の可能性を十分に秘めています。
ブレイヴロッカー
Brave Rocker セン6(2020年) [栗]本田
1. 距離・コース適性:超長距離路線の新勢力
スタミナの証明: 前々走のステイヤーズS(3600m)で4着、前走の万葉S(3000m)で3着と、3000m超の距離で極めて安定した成績を残しています。特にステイヤーズSでは勝ち馬からわずか0.1秒差。3400mという距離への不安は一切ありません。
府中の実績: 2025年5月のメトロポリタンS(L・2400m)で3着に入っており、東京の長い直線でも、先行・好位からしぶとく脚を使えることを証明済みです。
2. 血統:ドゥラメンテ産駒らしい持続力
父ドゥラメンテ: ファイアンクランツ同様、スタミナと持続力に長けた産駒を多く出します。本馬もセン馬(去勢馬)となったことで気性が安定し、より長距離での折り合いがスムーズになっています。
母父イルーシヴシティ: スプリント能力を補完する血統ですが、ドゥラメンテとの配合により「速いペースでの追走力」を維持したまま、スタミナ勝負に対応できるバランスの良さを生んでいます。
3. 脚質・上がり:自在性と先行力
最大の武器: 今回の有力馬(スティンガーグラス、ファイアンクランツなど)が後方からの差し脚を武器にするのに対し、ブレイヴロッカーは「前目で運べる」という大きなアドバンテージがあります。
レース運び: 近2走ともに3番手からレースを進めて掲示板を確保しており、スローペースになりやすい長距離戦において、自ら動ける強みは非常に大きいです。
4. 能力の評価と現在の充実ぶり
近走のレース内容を精査すると、この馬がいま、まさにキャリア最大の「充実期」を迎えていることがはっきりと分かります。特に圧巻だったのは、昨年末のステイヤーズSから年明けの万葉Sにかけてのパフォーマンスです。独自に算出した能力評価によれば、長距離重賞の舞台で示した走りの質は、今回登録されている全メンバーの中でも実質的なトップクラスに到達しています。今のこの馬には、強豪が揃う重賞の舞台であっても、真っ向勝負で勝ち負けを演じられるだけの確固たる裏付けがあります。
ホーエリート
Hohelied 牝5(2021年) [美]田島俊
1. 距離・コース適性:現役屈指の「ステイヤー」
能力超長距離の実績: 前走、芝3600mのステイヤーズS(G2)で、牡馬を相手に堂々の勝利。牝馬ながらこの過酷な距離を勝ちきったスタミナは、今回の3400mにおいても最大のアドバンテージです。
府中への高い適性: 目黒記念(2500m)でアドマイヤテラとクビ差の2着(指数93.7)、アルゼンチン共和国杯で6着(コンマ2秒差)など、東京コースでのパフォーマンスは極めて安定しています。
2. 血統:黄金のステイヤー配合
父ルーラーシップ: キセキやメールドグラースを出し、持続力とスタミナを産駒に伝えます。
母父ステイゴールド: オルフェーヴルやゴールドシップを輩出した、日本が誇るスタミナ血統の代名詞。
配合: 父の持続力と母方のスタミナが完璧に噛み合っており、まさに「ダイヤモンドSのためにあるような血統」です。
3. 脚質・上がり:自在な立ち回りと「バテない」脚
戦術の幅: 近走は3〜4番手の好位に付ける競馬を習得しており、長距離戦で最も有利な「先行してしぶとく伸びる」スタイルが確立されています。
上がりの安定感: 3600m走った後でも上がり34.0秒をマークできる心肺機能は脅威。スローペースからの瞬発力勝負にも、消耗戦の持続力勝負にも対応可能です。
4. 能力の評価と絶対女王の風格
今回のメンバー構成において、この馬が示しているパフォーマンスの安定感と絶対値は、まさに「現役トップステイヤー」の名に恥じないものです。特筆すべきは、目黒記念やステイヤーズSで見せた走りの質です。これは今回検討した全馬の中でも最高峰の水準にあり、牡馬の強豪たちを真っ向からねじ伏せるだけの圧倒的な裏付けとなっています。近走の充実ぶりは目覚ましく、長距離戦において求められる全ての要素で高いレベルを維持している現在の姿は、まさに盤石と言えるでしょう。
マイネルカンパーナ
Meiner Campana 牡6(2020年) [美]青木
1. 距離・コース適性:3000m超で真価を発揮する持久力
超長距離の実績: 前走のステイヤーズS(3600m)で、勝ったホーエリートと0.1秒差の2着。3000m超の距離では一度も崩れておらず、今回の3400mはまさに「庭」といえる絶好の舞台です。
府中への適性: 2025年2月に早春S(2400m)を勝ち、メトロポリタンS(L)で2着、目黒記念(G2)で8着、アルゼンチン共和国杯(G2)で7着。広い東京コースでも、先行してしぶとく粘るスタイルで常に上位を争っています。
2. 血統:父ゴールドシップ譲りの「バテない心肺機能」
父ゴールドシップ: ステイヤーズSや阪神大賞典、天皇賞(春)で強さを見せた父の血が色濃く出ています。距離が延びれば延びるほど他馬が苦しむ中で、この馬だけが同じ脚を使い続けられるのが最大の武器です。
馬体重の特異性: 410kg前後という非常に小柄な馬体ですが、その分脚元への負担が少なく、超長距離でも最後までフットワークが乱れません。
3. 脚質・上がり:先行・好位からの持続力勝負
戦術: 基本的には逃げ・先行の策を取ります。アルゼンチン共和国杯では2番手から粘り、ステイヤーズSでは5番手から進出。スローペースからの瞬発力勝負には限界がありますが、スタミナが要求される消耗戦になればこの馬の独壇場です。
上がりの質: 長距離戦においても上がり34.0秒〜34.7秒程度で安定しており、バテずに最後まで伸び続ける「持続力型の末脚」を持っています。
4. 能力の評価とスタミナ勝負の鬼
3000mを超える超長距離戦において、この馬が発揮するパフォーマンスの質は極めて高いレベルで安定しています。直近のステイヤーズSで見せた走りの絶対値は、勝ったホーエリートやブレイヴロッカーと並び、メンバー中最高レベルの数値を記録しています。距離が延びれば延びるほど他馬との「持久力の差」が明確になるタイプであり、長距離戦に限定すれば、その潜在能力は重賞をいつ勝ってもおかしくない水準に到達しています。
レッドバリエンテ
Red Valiente 牡7(2019年) [栗]中内田
1. 距離・コース適性:未知のスタミナと府中の相性
距離への対応: これまでの最長距離は2600m(大阪ーハンブルクC 1着)。3400mへの一気の距離延長は大きな課題ですが、2600mで見せた勝ちっぷりは非常に余裕がありました。
府中への適性: アルゼンチン共和国杯でコンマ4秒差の7着、3歳時の1勝クラスでクビ差の2着など、東京の長い直線で見せる末脚には定評があります。末脚を温存できる展開になれば、最後の直線で一気に台頭するだけの瞬発力を秘めています。
2. 血統:ディープインパクト産駒の晩成型
父ディープインパクト: 産駒は総じて府中コースを得意とし、天皇賞(春)を勝つようなステイヤー(フィエールマンなど)も輩出しています。7歳(2019年生まれ)という年齢ですが、戦績を絞って使われているため、馬はまだ若々しく充実期にあります。
母父ダンスブライトリー: 母系はアルゼンチン血統。スピードと底力を兼ね備えており、父の瞬発力を長距離戦でどう活かすかが鍵となります。
3. 脚質・上がり:確実な「中団待機からのキレ」
安定した末脚: 前走の中日新聞杯(2000m)で上がり33.8秒を使い2着に食い込んでいるように、芝2000m〜2600mのどの距離でも、上がりは常に上位をマークします。
レース運び: 中内田厩舎×川田騎手(または有力騎手)のコンビで結果を出してきた馬らしく、道中の折り合いに不安がありません。3400mでも、道中でじっくり死んだふりができれば、先行勢がバテる中でこの馬の「キレ」が牙を剥きます。
4. 能力の評価と卓越した瞬発力
近走のパフォーマンスを分析すると、この馬が持つ地力は中距離重賞でも主役を張れる極めて高いレベルにあることが分かります。特筆すべきは直近の中日新聞杯での内容です。そこで示したパフォーマンスの質は、今回のスタミナ自慢のメンバーたちと比較しても、能力の絶対値としてトップクラスにランクされます。本来は中距離でのキレが持ち味ですが、その「最大出力」の高さは3400mという舞台でも大きな武器。スタミナさえ持てば、決め手の鋭さだけで全てを飲み込む可能性を秘めています。
競馬-神がかり
競馬ランキング
