【きさらぎ賞回顧】ゾロアストロが内から鮮烈V!データ通りの「最速末脚」と、明暗分かれた3歳素質馬たちの攻防
2026年クラシック戦線への重要な足がかりとなる第66回きさらぎ賞(GIII)。1000m通過62.2秒という超スローペースが生んだのは、ラスト3ハロン32秒〜33秒台が乱舞する究極の瞬発力勝負だった。
レースは1番人気のゾロアストロが、内を突く巧みな立ち回りと上がり33.3秒の末脚でエムズビギンとの壮絶な叩き合いをアタマ差制して重賞初制覇。一方で、出遅れから驚異の32.8秒を繰り出したラフターラインズが「上がり最速馬の複勝圏内100%」の統計を死守するなど、上位陣は極めてハイレベルな決着となった。
しかし、その光影で「一瞬の夢」を見せた穴馬ストームゲイルの失速には、競馬の難しさと次走への課題が凝縮されている。激戦の全容と、各馬の将来性を徹底分析する。
きさらぎ賞【レース回顧】
レース展開と分析:スローからの究極の瞬発力勝負
1000m通過が62.2秒という超スローペース。後半のラップが示す通り、ラスト3ハロンは「11.6 – 10.9 – 11.2」と、もはや「直線の脚の速さ比べ」に特化したレースとなりました。
◎ エムズビギン(2着)川田騎手のエスコートで完璧な立ち回りでしたね。道中も我慢が利き、直線は勝ち馬との叩き合い。コンマ数秒の差、文字通り「アタマ差」に泣きましたが、上がり33.5秒でしっかり伸びており、能力は証明しました。友道厩舎×川田騎手の安定感は健在ですが、今回は勝ち馬の「内を突く勝負強さ」に一歩及びませんでした。
🔥 ゾロアストロ(1着)ハマーハンセン騎手の好判断が光りました。スタート後の加速がつかず後方に置かれかけましたが、無理に動かずリズムを重視。最後はスローペースの恩恵で凝縮した馬群の**「内」**を突き、33.3秒の脚で突き抜けました。距離延長への対応力も見せ、今後のクラシック戦線でも楽しみな存在です。
㊙️ ストームゲイル(5着)の謎4コーナーから直線入り口にかけては「突き抜けるか」という手応えでした。敗因の推察: スローで前目にいた分、早く先頭に立ちすぎてしまい、目標(ソラを使う状態)になってしまった可能性があります。
抜き返された件: 一度交わしたはずのコレオシークエンス(4着)に差し返されたのは、精神的なもの(集中力切れ)か、あるいは1800mの距離がわずかに長かった(マイル適性の方が高い)可能性が考えられます。吉村騎手も悔しい内容だったはずです。
📊 上がり最速の証明:ラフターラインズ(3着)出遅れ3馬身という絶望的なスタートから、上がり32.8秒という異次元の末脚で3着まで強襲。データ通り「上がり最速=3着以内」を死守しました。ゲートの課題さえ克服すれば、牝馬クラシックでも主役を張れるポテンシャルです。
📝 次走への注目メモゾロアストロ: 距離延長OK。ダービーTRや本番でも内枠なら面白い。エムズビギン: 崩れない安定感。皐月賞よりはダービー向きの末脚。ストームゲイル: 次走、1600mへの距離短縮なら「買い」のサインかもしれません。惜しくも本命・穴のワンツーとはなりませんでしたが、展開の読み(スローの瞬発力勝負)は完璧だったのではないでしょうか。
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