【有馬記念】激アツ㊙️穴候補:エキサイトバイオ
■ 出走が叶えば「最大級の惑星」に現在、出走登録馬の中では除外対象の当落線上に立たされているエキサイトバイオ。しかし、もしこの馬の名が確定板に刻まれることになれば、それは古豪たちにとって最大の脅威となるはずだ。昨年の覇者レガレイラ、ダービー馬ダノンデサイルら同世代の主役級、さらには百戦錬磨の古馬勢。強豪ひしめく年末の祭典において、この馬が持つ「先行力」と「無尽蔵のスタミナ」は、番狂わせを起こすための絶対条件をすべて備えている。
令和の“ステイヤー”覚醒。淀の激走はフロックではない
3歳勢の「盲点」となる実力
今年の有馬記念は、昨年の覇者レガレイラ、ダービー馬ダノンデサイル、そして新星ミュージアムマイルと、3歳世代のハイレベルな面々が注目を集めています。しかし、真に「中山2500m」という特殊舞台で牙を剥くのは、このエキサイトバイオかもしれません。
菊花賞3着で見せた「底知れぬスタミナ」
4ヶ月の休み明け、13番人気の低評価を覆して3着に食い込んだ菊花賞。小雨の降る稍重、タフな3000mの舞台で、3コーナーから自ら動いて直線入り口で先頭に立つ積極策は、スタミナへの絶対的な自信がなければ不可能な芸当です。
「斬れ味はないが、バテない」
「自分から動いてねじ伏せる機動力」
この特性は、4つのコーナーを回り、最後に急坂が待ち構える中山2500mの適性に直結します。
血統背景:父レイデオロ×母アニメイトバイオ
父レイデオロは、3歳秋以降に真価を発揮する「晩成型・スタミナ型」の産駒を多く輩出する傾向が鮮明になってきました。母は秋華賞2着など重賞戦線で息長く活躍したアニメイトバイオ。この血統構成が、春の未勝利勝ちから僅か半年でG1の表彰台まで駆け上がった「急成長」の源泉です。
有馬記念の「穴の法則」に合致
- 過去の有馬記念において、**「菊花賞で人気薄ながら先行して馬券に絡んだ3歳馬」**は、古馬との斤量差(2kg)を活かして激走するパターンが多々あります。
- 斤量の恩恵: 古馬58kgに対し、3歳牡馬は56kg。
- 未知の魅力: 古馬初対戦ゆえの底割れしていない不気味さ。
- 「この馬にしては気負っていたが、上手に動いて強い競馬だった。落ち着きが出ればさらに成長する」(荻野極騎手・菊花賞後コメント)
【結論】
強豪たちの牽制し合いを尻目に、自慢の持続力を活かして早めに進出を開始すれば、先行策からそのまま粘り込むシーンは十分に想定できます。G1馬たちが揃う豪華な祭典だからこそ、この「ミステリアスな急成長株」に夢を託す価値があるはずです。
