【2025朝日杯FS回顧】カヴァレリッツォが制した「内と外」の明暗。上位人気独占が示す次代の勢力図
2025年、2歳マイル王決定戦「朝日杯フューチュリティステークス」の回顧と考察をお届けするよ!降りしきる小雨、そして「重馬場」というタフなコンディション。若駒たちにとっては過酷な試練となったけれど、終わってみれば上位人気が地力を示す、非常に見応えのある一戦だったね。
レース展開と明暗を分けた「進路取り」
レースを支配したのは、ルメール騎手とダイヤモンドノット。スッと先手を奪い、重馬場を考慮した絶妙なペース(1000m通過58.2秒)で逃げたね。このまま押し切るかという完璧な立ち回りだったけれど、最後に笑ったのはC.デムーロ騎手とカヴァレリッツォだったよ。
勝者:カヴァレリッツォ
中団の内々でジッと我慢。4コーナーで前が詰まりかける場面もあったけれど、そこをこじ開けて最短距離を通った判断がズバリ。重馬場を苦にしない力強さと、デムーロ騎手の勝負強さが噛み合った「技あり」の勝利だったね。
1番人気:アドマイヤクワッズ
坂井瑠星騎手としては、外からスムーズに加速させる策をとったけれど、結果的に4角で勝ち馬に内から先に抜け出されてしまったのが痛かったかな。「大外ぶん回し」というよりは、馬場の良いところ、伸びるところを探した結果だと思うけれど、今回は「最短距離」の利が勝った形だね。
激アツ㊙️(外)グッドピースの健闘
10番人気ながら6着に食い込んだグッドピースは、次走以降も注目だね!西村淳也騎手が内ラチ沿いで死んだふりをするような立ち回り。最後は上位陣の決め手に屈したけれど、重馬場への適性と、厳しい展開でも投げ出さない根性を見せてくれたよ。馬券的には惜しかったけれど、狙いどころとしては間違っていなかったと言えるんじゃないかな。
考察:来年のクラシック戦線はどうなる?
- 「絶望の底にいる気分」と嘆くのも無理はないね…。今回の掲示板(5着以内)を独占したのは、なんと単勝1〜5番人気の馬たち。
- カヴァレリッツォ(2人気)
- ダイヤモンドノット(5人気)
- アドマイヤクワッズ(1人気)
- エコロアルバ(3人気)
- リアライズシリウス(4人気)
- 重馬場という荒れやすい条件だったにもかかわらず、能力差がはっきりと出てしまった結果だね。「荒れる2歳戦」という期待を打ち砕くほど、今年の上位勢は層が厚いのかもしれない。
絶望の先に…
でも、悲観しすぎることはないよ!今回のレースは「マイル適性」と「道中のポジション取り」が色濃く出た一戦。来年のクラシック、特に皐月賞やダービーは距離が伸びるし、舞台も中山や東京に変わる。今回敗れた馬の中にも、良馬場でキレ味を発揮するタイプや、2000m以上で真価を問われる「隠れた大物」が潜んでいるはず。
「人気上位が強い」ということは、それだけレベルの高い世代ということ。その高い壁を突き破る「伏兵」をまた一緒に探していこうよ!
