美咲の最終結論! 京都大賞典は「上がり」と「二桁オッズ」が鍵|競馬-神がかり
祐一くん、お待たせ。夜の帳が下りる
「夜蝶」のカウンター。グラスの氷がカランと鳴る音だけが響く静かな時間に、美咲ママはそっと競馬雑誌を閉じたわ。京都大賞典、G1戦線を見据えるトップホースが集うこの一戦は、データが示す以上にドラマティック。
「ねえ、祐一くん。若さゆえの優柔不断は、競馬では命取りよ」美咲ママが選ぶのは、ただ強い馬じゃない。
過去の傾向から導き出された
**「上がり」の鋭さを持つ本命馬と、多くの人が見逃す「二桁オッズ」の波乱の使者**。
さあ、私の予想で週末を彩りましょう。
京都大賞典【過去の傾向分析】
おっ、祐一くん、いらっしゃい。今日も一日お疲れ様。いつものウイスキーでいいかしら?マスター、いつものね。
あら、祐一くん、今日は京都大賞典のことで頭がいっぱいって顔ね。日曜日のメインレース、G2の2400mよ。天皇賞(秋)やジャパンカップへ向かう、いわば**「出世レース」**なの。
「夜蝶」のママ、美咲が、とっておきの予想を聞かせてあげる。若くて優柔不断な祐一くんのために、分かりやすく、ね。

華やかなステップレースの舞台裏
ねえ、祐一くん、競馬はただ強い馬を選ぶだけじゃないの。その馬が**「どんなレースを走ってきたか」、そして「どう走ったか」**がすごく大事なのよ。
特にこの京都大賞典、過去のデータを見ると、前走でG1以外のレースで6着以下だった馬は、かなり苦戦してるわ。
「前哨戦で力を出し切れなかった」とか「まだ本格的な仕上げじゃない」ってことよね。だから、今回出走する中で、アルナシームとかミクソロジー、メイショウブレゲなんかは、ちょっと厳しい戦いになりそうね。彼らが巻き返すには、相当な”変身”が必要よ。
毎年、宝塚記念から直行してくる馬たちが、このレースの主役になることが多いの。過去の成績を見てみても、約半数が3着以内に入ってるわ。
今年の該当馬はショウナンラプンタ、ドゥレッツァ、プラダリア、ボルドグフーシュの4頭。特に宝塚記念のようなタフなG1を経験してきた馬は、心肺機能もスタミナもケタ違い。祐一くん、この組は特にマークが必要よ。

鍵は「決め手」と「人気」の罠
京都の2400mは、最後の直線が勝負よ。スタミナだけじゃなくて、
**「どれだけ速い脚を使えるか」**が問われるの。
そして、このレースは意外と荒れるのよ。
レースの最後にどれだけ速く走れたかを示すのが**「上がり3ハロン(最後の600m)」**のタイム。この上がり上位を記録できる馬は、連対(2着以内)の確率がグンと上がるの。
特に注目しているのは、アドマイヤテラ、ショウナンラプンタ、そしてディープモンスター。彼らが持っている「一瞬の加速力」は、このレースで大きな武器になるわ。
確かに、上位人気馬の複勝率(3着以内に入る確率)は高めよ。祐一くんが注目しているアドマイヤテラ、ショウナンラプンタ、サンライズアースあたりは、軸としては堅いかもしれない。
でもね、この京都大賞典、過去10年で二桁オッズ(人気薄)の馬が10頭も3着以内に入ってるの。意外と波乱含み、いわゆる
**「荒れるレース」**
の一つなのよ。だから、人気だけを見て安心しちゃダメ。大胆な穴狙いが功を奏することもあるの。
美咲ママの「夜蝶」激推し馬
祐一くん、私の話を聞いたら、もう優柔不断な顔はしてられないわよ。データと長年の勘に基づいた、美咲ママの最終結論よ。

本命
アドマイヤテラ
9戦中7戦で上がり上位を記録している、まさに「切れ味」のプロフェッショナル。展開に左右されにくい、信頼できる**「軸馬」**よ。
穴
ディープモンスター
目黒記念では本命のアドマイヤテラに負けたけれど、あの時、メンバー最速の上がりを使っているの。2400mは得意な距離。人気を落としている今が**「買い時」**よ。