秋華賞トライアル 紫苑S、リンクスティップvsエストゥペンダ! 規格外の新星が実績馬に挑む|競馬-神がかり
秋の女王決定戦、GI秋華賞の優先出走権をかけた重要な一戦、紫苑ステークスが9月7日、中山競馬場で開催される。
今年は春の実績馬が続々と参戦し、ハイレベルなメンバーが揃った。中でも注目は、GI桜花賞3着、オークス5着と世代トップクラスの実力を持つリンクスティップ。彼女が秋華賞の戴冠に向けて始動する。
しかし、その前に立ちはだかるのが、全兄に2023年年度代表馬エフフォーリアを持つ新星、ジョスランだ。夏を越して急成長を遂げた素質馬が、女王候補に挑む。
さらに、GI阪神ジュベナイルフィリーズ3着の実績を持つテリオスララや、前走で規格外の好走を魅せつけたエストゥペンダも虎視眈々と権利を狙い、熱い戦いが繰り広げられる。
はたして、秋華賞への切符を手にするのはどの馬か。そして、新女王の座をめぐる戦いの行方はどうなるのか、目が離せない。
紫苑S中山芝2000G2―【推奨馬】
夏の成長力、古馬一蹴で見せた真価
◎エストゥペンダ
(牝3=美浦・高柳瑞樹厩舎)
GIIIフェアリーステークス3着、GIIIクイーンカップ3着、GIIフローラステークス4着と、春はあと一歩のところで賞金を上積みできずクラシック出走は叶わなかった。
だが、復帰戦となった8月の前走・中郷特別では1勝クラスとはいえ古馬を一蹴。後方で折り合いだけに専念し、直線での上がり3F32秒4の切れ味は規格外だった。
ひと夏越した成長を重賞で披露するか。追い切りの動きもよく調子は良さそうです、秋華賞に向けて負けられない一戦

春の雪辱、秋華賞へ弾みをつける
◯リンクスティップ
(牝3=栗東・西村真幸厩舎)
春はGI桜花賞3着、GIオークス5着と惜しい結果で戴冠を逃した。牡馬相手のGIIIきさらぎ賞でも2着に好走するなど、その能力は間違いなく3歳牝馬トップクラスの1頭。最後の一冠獲りへ弾みをつける走りをまずは見せたい。オークス以来となる3ヶ月半の休み明けも、馬体は10キロ程の成長を果たし調教でも仕上がりは十分のようだ
骨折からの復帰、真の力が試される
▲テリオスララ
(牝3=美浦・田島俊明厩舎)
2歳時は未勝利、リステッドと2連勝の後、GI阪神ジュベナイルフィリーズでも3着。GI桜花賞の有力候補として期待されたものの、骨折で春を棒に振ってしまった。
復帰戦の前走、8月2日のSTV賞(3勝クラス)は久々の分だけ折り合いを欠いてしまったのか?13着に大敗。だが一度使った上積みで今回は本来の力を発揮したいところだ。
前走は久々のためか随分と力んでしまい、神経質な走りになってスタミナを消耗してしまった。明け2戦目でどれだけ平常心になれるかが鍵を握るだろう
△マイスターヴェルク
✕ロートホルン、ダノンフェアレディ
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【推奨馬券】
紫苑S、本命はエストゥペンダで決まりだ!
2025年紫苑ステークス、秋華賞への切符をかけた重要な一戦だが、結論から言おう。
今年の紫苑Sはエストゥペンダで鉄板だ。
春はあと一歩のところでクラシックに手が届かなかったが、前走の中郷特別を見ただろうか?1勝クラスとはいえ、古馬を相手に上がり3F32秒4の規格外の斬れ味を披露。これこそが、彼女が秘めていた真の力だ。ひと夏を越して見違えるように成長した姿には、もはや春の未完の大器という面影はない。
休み明けだった前走をひと叩きされ、順調に調子を上げてきた今、ここで結果を残せなければ、いつ勝つというのか?正直、ここでの勝ち負けはもはや既定路線だ。秋華賞に向けて弾みをつけるだけでなく、圧倒的なパフォーマンスで勝利を掴み取るだろう。
