【札幌2歳S】出世レースを制するのは?武豊も絶賛のスマートプリエール、衝撃のポペットが迎え撃つ!|競馬-神がかり

札幌2歳ステークスは、未来のG1馬たちがしのぎを削る、まさに「出世レース」だ。

近年では、桜花賞を制した白毛の女王ソダシ、皐月賞馬ジオグリフといった錚々たる名馬たちが、ここから栄光への第一歩を踏み出した。

過去10年を見ても、馬連万馬券はわずか1回、単勝二桁オッズの優勝も2回と、実力馬が順当に結果を出す傾向が強い、紛れもない真剣勝負の舞台だ。そんな格式高い舞台に、注目の2頭が降り立った。武豊がその素質を絶賛する大本命スマートプリエールと、衝撃的なデビューを飾った新星ポペット。女王候補と怪物候補、この二頭の激突から目が離せない。

【推奨馬】

​◎スマートプリエール

(牝2=栗東・大久保龍志厩舎)​大本命に推すのは、新馬戦で武豊騎手もその素質を高く評価したスマートプリエールです。6月の阪神でのデビュー戦は3着に終わりましたが、続く7月19日の函館1800m芝では、まさに「一変」の走りを見せました。楽な手応えで2着馬を4馬身突き放す圧巻の勝利。母は重賞4勝のスマートレイアーという血統背景も、彼女のポテンシャルの高さを裏付けています。まさに次代の女王候補。


◯ポペット 牝馬​

そして、今回の「衝撃のデビュー」を飾ったのがポペットです。札幌の新馬戦、1500mを1分29秒3という破格のタイムで駆け抜け、上がり3ハロンも33秒9という驚異的な末脚を披露しました。この「上がり33秒台」は、同舞台のクローバー賞でも滅多にお目にかかれない数字です。

例えば、2016年のクローバー賞勝ち馬ブラックオニキス(次走札幌2歳Sで2着)でさえ、稍重馬場とはいえ1分31秒4、上がり3ハロン36秒7でした。馬場や斤量の違いはあるものの、ポペットの持つスピードと瞬発力は、まさに「怪物」級。彼女の今後の活躍から目が離せません。


▲ロスパレドネス

(牡2=美浦・木村哲也厩舎)​2021年の札幌2歳ステークスを制し、その後GI皐月賞ウィナーとなったジオグリフの全弟、ロスパレドネスも無視できない存在です。6月29日の福島1800m芝の新馬戦では、中団から鮮やかな末脚で2馬身突き抜け、兄譲りの大物感を漂わせました。木村哲也厩舎が送り出すこの逸材が、兄に続く札幌2歳王者のタイトルを手にし、来春のクラシック戦線へと羽ばたく姿は想像に難くありません。


ミリオンクラウン

ヒシアムルーズオブラプリーマ

【推奨馬券】ショウナンガルフの取捨

最終的な予想の肝は、ショウナンガルフをどう扱うか、という点でした。本命のスマートプリエールとの兼ね合いを考えると、過去10年で1、2番人気が揃って馬券に絡んだのがわずか2回というデータに目を向けざるを得ません。期待値を重視するならば、人気の一角を思い切って消すのがセオリーでしょう。しかし、確固たる根拠なしに人気馬を軽視することはできません。​

そこで、彼のデビュー戦のパフォーマンスを徹底的に分析しました。ショウナンガルフが新馬戦で記録した、函館競馬場での稍重馬場、1分51秒1、上がり35秒4という時計。これは、ただの数字ではない、とんでもないポテンシャルを秘めている可能性があります。

​昨年、同じ函館の稍重新馬戦を制したマジックサンズは、1分54秒0、上がり35秒3でした。マジックサンズは次走でアルマヴェローチェを下し、札幌2歳ステークスを勝利。さらにはNHKマイルカップでパンジャタワーの2着に入るなど、その後の活躍はご存知の通りです。

​ショウナンガルフの時計は、そのマジックサンズを大きく上回っています。この事実が示唆するのは、彼がとてつもない大物であるか、あるいは驚異的な道悪巧者であるかのどちらかです。

​後者の可能性を重視し、今回は馬券から外す決断をしました。もちろん、能力を考えれば無理に消す必要はありませんが、期待値とのバランスを考慮した上での結論です。

​少し余談にはなりますが、この考察を深めるにあたり、さらに過去のデータも掘り下げてみました。2016年の函館新馬戦(稍重)では、トリオンフが1分52秒4、上がり34秒8という時計で勝利しています。トリオンフは、次走の札幌2歳ステークスでは大敗したものの、その後重賞を3勝するまでに成長しました。

このレースでは、2着から4着までが35秒台前半で走り、5着馬には7馬身もの大差をつけています。2着のボナパルトと3着のマジカルスペルは後に障害オープンで活躍し、4着のプラチナヴォイスも中央で3勝を挙げています。

これらのデータから読み取れるのは、函館の洋芝、特に稍重以上の馬場では、スピードだけでなく豊富なスタミナが求められる、ということでしょう。ショウナンガルフのパフォーマンスも、単なるスピードだけではなく、優れたスタミナに裏打ちされたものかもしれません。この推論もまた、今回の結論を後押しする根拠となりました。

馬連、ワイド

◎流し― ◯▲△✕✕

3連複

◎流し― ◯▲△✕✕(10点)

3連単

◎1頭軸流し → ◎◯▲△✕✕(20点)

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