札幌記念2025:ホウオウビスケッツを本命に据える理由と、見送ったG1馬への思い|競馬-神がかり
今年の札幌記念は、G1馬の参戦で例年以上の盛り上がりを見せています。データ分析と過去の傾向から導き出した本命馬は、安定感に定評があるホウオウビスケッツ。しかし、キレ味鋭いあの馬や、見送ることを決めたG1馬への未練も心に残ります。この文章では、私の本命馬とその理由、そして馬券の取捨選択で抱いた葛藤について、データと個人的な思いを交えながら解説します。
札幌記念芝2000G2―― 【推奨馬】

◎ホウオウビスケッツ
キャリアを通じて先行・逃げの戦法を得意としており、特に1勝クラスのフリージア賞では逃げ切り、2024年には巴賞、函館記念でも同様の戦法で勝利を収めています。
重賞では、2023年のスプリングステークスでベラジオオペラに次ぐ2着に入り、同年日本ダービーでも6着と健闘しています。2024年に入ってからは、巴賞と函館記念を連勝し、G1でも善戦を見せています。
同年天皇賞(秋)ではドウデュースから0.3秒差の3着、2025年の大阪杯でも5着と、トップクラスの馬たちを相手に安定した走りを見せています。また、2025年の金鯱賞ではクイーンズウォークとハナ差の2着と惜敗しています。
父マインドユアビスケッツ産駒にはマピュースもそうですが切れ味に欠けるとこが難点と言えばそうなんですが、ダートタイプのようですね。3代母のマンファスは産駒にキングカメハメハがいるので、マインドユアビスケッツの底力には血の力もあるんじゃないでしょうか。ホウオウビスケッツにも受け継がれているようです
◯ココナッツブラウン
ココナッツブラウンは、これまでの11戦の成績から、芝の中距離、特に1600メートルから1800メートルを得意とする競走馬だと言えます。
これまでに4勝を挙げており、その多くがこの距離帯でマークされています。また、2025年のクイーンステークス(G3)で2着に入った実績からも、重賞でも十分に通用する実力を持っていることがわかります。レースでの走り方を見ると、ココナッツブラウンは後方から鋭い末脚を繰り出す、差しや追込の戦法を得意としています。
特に、終盤の加速力は顕著で、錦ステークスでの32.8秒や、嵯峨野ステークスでの33.3秒といった速い上がりタイムが、その強さを物語っています。
また、休み明けのレースでも好走する傾向があり、長期休養を挟んでも力を発揮できるタイプであることも特徴です。京都や札幌といった競馬場での成績が安定しており、これらのコースへの適性が高いことも見て取れます。
ただし、レースによっては馬体重の変動が見られることもあり、コンディションの維持が鍵となるかもしれませんが、滞在競馬はこの馬にとってベストな条件では無いだろか、これまでの実績と安定したパフォーマンスから、今後も中距離の重賞戦線で活躍が期待される一頭です。
▲アルナシーム
小倉開催の中京記念と中山金杯を制した実力馬、アルナシーム。この2つの重賞を制したのは、いずれもタフな馬場での消耗戦でした。
特に中山金杯では、力の要る荒れた馬場をものともせず、上がりのかかる展開を力強く押し切っています。この実績は、パワーが求められる札幌の洋芝との高い適性を示唆しています。経験こそないものの、その末脚が活きる舞台になるのではないでしょうか。
△トップナイフ
✕ハヤテノフクノスケ
不思議なもので何故かこの馬に惹かれてしまう…前々走は本命にしていたのに惨敗、前走は同馬を抑えていなかったおかげで特大馬券を逃してしまいました。
今回はどうしたものかと五代血統表を睨んでいると、牝系に懐かしい名前を見つけたのです。サクラミモザという牝馬でした。2009年のチューリップ賞では、単勝1.1倍のブエナビスタが断然人気でしたが、私の本命は7番人気のサクラミモザでした。あるデータに基づき、サクラミモザの単勝とブエナビスタとの馬連を1点だけ購入していました。
あと数メートルでサクラミモザが逃げ切るかと思われた瞬間、ブエナビスタに見事に差し切られてしまいました。単勝は熱かったですね。 何故惹かれてしまうのか…きっとハヤテノフクノスケを調べている時に、気づかずともサクラミモザの名前が無意識のうちに脳に撃ち込まれたのかも知れませんね。と言うことで、今回は押さえます。
✕ボーンディスウェイ
【参考:推奨馬券】
札幌記念 参考買い目解説
安定感はありながらも決め手に欠けるホウオウビスケッツを軸に据える。 しかし、展開次第ではキレ味鋭いココナッツブラウンに差し切られる可能性も高く、その確率は無視できない。
かと言って、ココナッツブラウンを軸にするのもリスクがある。不発に終わる危険性も否定できないからだ。
本来であれば、このメンバーならステレンボッシュを加えておけば不安要素は減る。ただ、それでは買い目が増えすぎてしまうため、今回は泣く泣く見送った。
仮に抑えても、勝ち切るまでには至らないかもしれないと判断した。ハヤテフクノスケについては、腐れ縁のようなものだろうか。買い目から完全に切るには悩ましい存在だ。
(注:競馬はギャンブルであり、損失が出る可能性も十分にあります。投資は自己責任で行ってください。)
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