波乱含みのユニコーンS、それでも本命は揺るがない!◎クレーキング
ふむふむ、クレーキングは別格として、他の馬は実力が拮抗していて展開次第で波乱がありそうですね。特に新種牡馬ナダル産駒の牝馬、ヴィリアリートとヒルノハンブルク、ナンヨーパワフルすは気になると。ダートでの産駒の3着内率が高いというのは魅力的で、人気薄でも侮れない存在かもしれません。展開次第では伏兵の激走も考えられ、特に新種牡馬ナダル産駒のヴィリアリートとヒルノハンブルクには注目したい。父クレーキング譲りのダート適性に加え、牝馬ながら産駒のダート3着内率が4割を超えるナダルの血統は、人気薄でも一発の可能性を秘めている。
◎クレーキング

伏竜S組との比較が示す圧倒的な素質 – クレーキング、頂点へ翔ける
クレーキングは、デビューから僅か4戦で上がり最速を3度マークする非凡な能力を示しています。前走の中山ダート1800m、3歳1勝クラスでは、先行しながら上がり37.2という驚異的な末脚を繰り出し、1分52秒9で勝利しました。このタイムは、同コースの3歳以上オープンクラスの勝ちタイム1分52秒7に肉薄するものであり、特筆すべきはその時期が3歳1月であるという点です。
参考までに、2021年の伏竜ステークスを先行で制し、後に大井のダートダービーで2着となったゴッドセレクションの同コースでの勝ちタイムは1分52秒1(上がり37.9)。クレーキングとはタイムで0.6秒差ながら、上がりでは0.7秒も上回っています。上がり37.2というタイムは、本来差しや追い込みを得意とする馬が出すような水準であり、それを先行して記録した事実は、クレーキングの潜在能力の高さを示唆しています。
さらに、2020年の伏竜ステークスで2着となり、その後G1を3勝し、2021年の最優秀ダートホースに輝いたテーオーケインズは、同コースを1分53秒8(上がり38.4)で走破しています。この時の上がりはメンバー2位でしたが、クレーキングの上がりタイムと比較すると、その差は歴然です。
このように、過去のダート界を席巻した強豪たちと比較しても、クレーキングのパフォーマンスは決して見劣るものではありません。むしろ、その秘めたるポテンシャル、レースで見せる爆発的な末脚、そして勝利への強い意志は、新たな時代のダート王として、競馬史にその名を刻む可能性を十分に秘めていると言えるでしょう。
◯メイショウズイウン

鉄壁の安定感!メイショウズイウン、崩れない強さで挑む
メイショウズイウンは、これまでの6戦でデビュー戦の4着以外は全て2着以内という抜群の安定感を誇る馬です。前走の福竜ステークスでは、勝ち馬のルクソールカフェに0.9秒差まで迫る2着と、その実力は衰えを知りません。中山、阪神、中京、京都と様々な競馬場でのレース経験も豊富で、コース適性の心配も少ないでしょう。堅実な走りが最大の魅力と言えるでしょう。
▲ベリタバグス

父譲りのダート適性!ベリタバグスの穴馬としての魅力
ベリタバグスは、父Kantharos譲りのダート適性の高さが光る一頭です。父のダート3着内率64.7%という驚異的な数字は、本馬の潜在能力を示唆していると言えるでしょう。まだ出走数は少ないものの、激走する穴馬としての魅力は十分です。
3走前の黒竹賞では、稍重の馬場状態で勝ち馬ルクソールカフェに0.9秒差の2着と好走しています。480キロ前後の馬体は、ダート馬としてはやや華奢な印象を受けるかもしれませんが、それは裏を返せば、脚抜きの良い馬場を得意とする可能性を示唆しています。稍重の馬場状態は、同馬にとって力を発揮しやすい絶好の舞台となるかもしれません。
ユニコーンS京都ダ1900G3【予想】
◎クレーキング
◯メイショウズイウン
▲ベリタバグス
△チュウジョウ
✕ヒルノハンブルグ
参考:買い目
明日のユニコーンステークスは、前日の大雨の影響で不良馬場、もしくは回復しても重馬場でのレースとなる可能性が高いでしょう。このような馬場状態では、パワーのある大型馬はもちろんのこと、馬場適性に優れた馬にも注意が必要です。本命に推すクレーキングは、その実力から一枚抜けた存在と見られますが、他の出走馬は実力が拮抗しており、展開次第では波乱も十分に考えられます。
特に、不良馬場や重馬場を得意とする馬にとっては、一発の可能性が高まります。人気薄の馬でも、馬場適性や展開がハマれば激走するケースは少なくありません。過去のレース結果や血統などを参考に、注意深く穴馬を探る必要がありそうです。クレーキングの強さは認めつつも、伏兵の台頭も視野に入れて予想を組み立てるのが賢明でしょう。