「酔眼爛爛!早すぎた春の嵐を斬る!~京王杯SC、波乱の予感と穴馬の囁き~」
「例年より二週間早く幕を開ける今年の京王杯スプリングカップ。高松宮記念と安田記念の狭間で、各馬の思惑が複雑に絡み合う波乱含みの一戦を、酔いどれ競馬評論家デニィが酔眼爛爛と斬り捨てる!狡猾な視点と機知に富んだ分析で、人気馬の死角、そして一攫千金を狙える穴馬の気配を嗅ぎつける。さあ、デニィの導きで、早すぎた春の嵐を乗りこなし、最高の美酒に酔いしれようじゃないか!」

まずは、【シャドウフューリー】。
こいつは一昨年の五月から、東京の芝1400mでコツコツと安定した走りを見せていやがる。4走前のフリーウェイステークスまで、このコースで3勝も挙げてるってんだから、なかなか食えない野郎だ。オープン初戦のオーロカップは4着だったが、中団からジワッと伸びて、勝ち馬とは鼻の差、0.1秒差だ。続くリゲルステークスじゃ、約一年ぶりのマイル戦でまさかの優勝。だがな、前走の京都金杯は6着。重賞じゃ、ちぃとばかり力が足りんのか?今回は得意の1400mに戻る。相手は骨っぽい連中ばかりだが、ベストの条件なら、穴を開けるかもしれんぞ。わしは、こういう一発屋が好きだね。
お次は、【トウシンマカオ】。
1200mなら重賞を4つも勝ってるじゃねえか。昨秋のセントウルステークスとか、なかなかやるもんだ。3走前のスプリンターズステークスじゃ、内を突いて伸びて、勝ったルガルにクビ差まで迫った。香港遠征帰り(9着)の前走、高松宮記念も4着。1200mならG1でも上位争いができる実力馬だ。だが、今回は1400m戦。2~3歳時には京王杯2歳ステークス2着、クロッカスステークス優勝の実績はあるが、古馬になってからの1400m戦は、ちと物足りない9着と6着。この距離への適性が、今回のカギだな。陣営がどんな作戦で来るか、見ものだぜ。さあ、実績ならこの馬が断トツ、

【ママコチャ】だ。
一昨年のスプリンターズステークス優勝馬。だが、昨年はセントウルステークス2着の一回しか3着以内に入ってない。どうしたもんかと思ってたら、今年は初戦のオーシャンステークスで復活の勝利。前走の高松宮記念じゃ、残り200mで一瞬先頭に立つ見せ場も作って3着。完全に調子を取り戻したみてえだな。1400mでの重賞好走実績は、2歳時のファンタジーS3着だけだが、阪神カップでは2年連続で勝ち馬から0.2秒差の5着。距離が伸びても、そう簡単には崩れないだろう。油断ならねえ一頭だ。
そして、わしがちょいと気になるのが、【レッドモンレーヴ】。
なんと、一昨年のこのレースの覇者で、昨年も2着ときた。京王杯スプリングカップとは相性抜群ってわけだ。一昨年は中団から鋭く伸びて、2着のウインマーベルに半馬身差をつけて重賞初制覇。昨年は後方から上がり32秒2の鬼脚で追い込み、残り100mで一旦は先頭に立ったものの、最後の最後でウインマーベルに差し返されてハナ差負け。惜しかったなあ。その後は、ちと不安定な結果が続いているが、一昨年のこのレースは前走7着から優勝、昨年は前走15着から2着。今年も、もしかしたら…って期待しちまうんだよな。こういうサプライズを起こす馬は、馬券を買う上で絶対に押さえておきたい。

へえ、【ロジリオン】の前走、
ダービー卿チャレンジトロフィーは、そんな裏事情があったのか。なるほど、8枠スタートで前に行こうとして脚を使った上に、終始外を回らされた、ねぇ。そりゃあ、58.5キロの斤量を背負ってりゃ、最後のひと踏ん張りが利かなくても無理はない。ふむふむ、デビューから馬体重も増え続けて、前走は498キロときたか。馬体が大きくなるにつれて、レース内容も濃くなってきた、と。
こりゃあ、ただの凡走じゃなさそうだぜ。酔いどれ競馬評論家デニィの勘が囁くぞ…こいつは、今回の京王杯スプリングカップで、特別に警戒が必要だ!外枠で余計な脚を使った上に、斤量も響いた敗戦。今回は距離が短くなる1400m戦。揉まれにくい外枠スタートの経験も活きるかもしれん。それに、馬体が増えてパワーアップしている可能性もある。
前走の負けで人気が落ちるようなら、むしろシメシメだ。我々のような穴党にとっては、絶好の狙い目になるかもしれんぞ。陣営がどんな作戦を立ててくるか、じっくり見極めさせてもらうとしよう。だがな、覚えておけ、旦那衆。一度負けただけで、この馬のポテンシャルを侮るもんじゃないぜ。わしの嗅覚がそう言っているんだ。フッフッフ…波乱を起こすのは、こういう馬なのかもしれんぞ!
さてと、有力馬をざっと見てきたが、今年の京王杯スプリングカップは、例年とは開催時期が違うってのが、本当に厄介だ。高松宮記念からのローテーションで来る馬、安田記念を見据えてステップレースとして使う馬、それぞれの思惑が絡み合って、例年以上に読みにくい一戦になるかもしれん。
だがな、こういう読みにくいレースこそ、わしのような酔いどれ評論家の腕の見せ所よ!狡猾さと機知に富んだわしの分析で、穴馬を見つけ出し、あっと言わせるような予想をしてやるぜ。ルールなんてクソくらえだ。わしは、わしのやり方で勝負する。
たとえ、予想が外れて大損こいたとしても、心配ご無用!わしには、どんなピンチでも切り抜ける交渉術がある。それに、どんな緊張した状況でも、ユーモアを忘れねえのが、わしの流儀だ。笑って過ごすのが一番さ!さあ、旦那衆!今年の京王杯スプリングカップ、わしと一緒に、一攫千金を狙ってみないか?どんな結果になるか、今からワクワクしてきたぜ!