【2025年マイラーズC回顧】ロングランVSジュンブロッサム!半馬身差の決着と馬券考察
2025年のマイラーズカップは、7歳セン馬のロングランが1番人気ジュンブロッサムとの壮絶な叩き合いを制し、見事重賞連覇を達成した。淀のターフを沸かせた激闘を振り返るとともに、馬券考察としてジュンブロッサム一強ムードを斬る視点や、開幕週の馬場状態がもたらした難解さ、そして「タラレバ」の競馬の醍醐味を掘り下げる。
マイラーズカップ京都芝1600mG2【結果】

マイラーズカップ:レース結果
2025/4/27(日) 2回京都2日 11R
読売マイラーズカップ G2
4歳上オープン 別定 良
芝右1600m (Cコース) 10頭
2025年マイラーズカップの5着までの着順は以下の通りです。(JRA発表)
* 10番 ロングラン(5)
* 3番◎ ジュンブロッサム(1)
* 8番◯セオ(2)
* 2番 ニホンピロキーフ(3)
* 7番 グラティアス(9)
2025年マイラーズカップの払戻金をJRAから引用 * 単勝:10番 1,020円
* 複勝:
* 10番 190円
* 3番 120円
* 8番 130円
* 枠連:3-8 700円
* 馬連:3-10 970円
* ワイド:
* 3-10 360円
* 8-10 530円
* 3-8 230円⭕️
* 馬単:10-3 3,080円
* 3連複:3-8-10 1,190円
* 3連単:10-3-8 10,820円
念のため、払戻金は主催者発表のものと必ず照合してください。
レース回顧

淀のターフを沸かせた激闘!ロングランVSジュンブロッサム、半馬身の死闘
2025年のマイラーズカップは、前半3ハロンを35秒0、1000m通過を57秒8という淀みのないペースで進行。勝ちタイム1分31秒7は、コースレコードの1分31秒3に迫る好タイムだったが、馬群は凝縮したまま直線へと向かった。
レースの先頭を引っ張ったのは、伏兵評価のビーアストニッシドと、唯一の4歳馬ミスタージーティー。過去のデータから4番人気に支持されたミスタージーティーと、有力馬の一頭であるセオが先行集団を形成した。
勝馬ロングランは、中団やや後方でレースを進め、1番人気に推されたジュンブロッサムは後方でじっくりと脚を溜める。直線に入ると、先に抜け出したのはセオ。リードを広げにかかるが、残り200mを切って馬場の中央からロングランが力強いストライドでみるみるうちに差を詰めてくる。
残り100mでついにロングランが先頭を奪取。鞍上の岩田康誠騎手は、渾身の気合いを注入するように叱咤を飛ばす。そこへ、外から1番人気のジュンブロッサムが、武豊騎手の意地とも言える猛追を見せるも、あと半馬身届かず。ロングランが、前走の小倉大賞典に続き、見事重賞2連覇を達成した。
敗れたジュンブロッサムだが、メンバー中唯一となる58キロの斤量を背負いながらの2着は、その実力を十分に示したと言えるだろう。「負けて強し」という言葉がまさに当てはまる内容だった。
勝利したロングランは7歳のセン馬。今年の重賞戦線では、既に8歳馬サクラトゥジュールが京都金杯を、7歳馬ヨーホーレイクが京都記念を制しており、ベテラン勢の活躍が目覚ましい。もはや「高齢」と呼ぶのは、彼らの充実ぶりを考えると失礼なのかもしれない。
【馬券考察】
