【ニュージーランドT(GII)展望】朝日杯FS覇者アドマイヤズームが始動!マイル王へ向け、中山で世代の壁を打ち破るか
4月12日(土)、中山競馬場では春の3歳マイル王決定戦・NHKマイルカップ(GI)の前哨戦となるニュージーランドトロフィー(GII)が開催されます。上位3着までに入ればNHKマイルカップの優先出走権が与えられるだけに、各馬にとって重要な一戦となります。
注目は、昨年の朝日杯フューチュリティステークス(GI)を制したアドマイヤズーム。
未勝利戦からGI制覇まで連勝で駆け上がった実力は世代トップクラス。ここでは力の違いを見せつけ、本番に向けて弾みをつけたいところです。
対するは、東京マイルで圧勝劇を見せたイミグラントソング、牝馬ながら牡馬相手に互角の勝負を演じるプリティディーヴァ、重賞で安定した走りを見せるコートアリシアンなど、実績馬・素質馬が多数参戦。春の嵐を巻き起こすのはどの馬か。熱戦必至のニュージーランドトロフィーから目が離せません。

◎アドマイヤズーム
朝日杯覇者アドマイヤズーム、NHKマイルCへ始動
2023年の朝日杯フューチュリティステークスを制覇したアドマイヤズームが、NHKマイルカップ(G1)へ向けて始動しました。
過去の朝日杯優勝馬たちの足跡を振り返ると、2023年のジャンタルマンタルは共同通信杯2着、皐月賞3着を経て、NHKマイルカップを制覇。2021年のドウデュースは皐月賞へ、2020年のグレナディアガーズはファルコンステークス2着、NHKマイルカップ3着という道を辿っています。
アドマイヤズームは、クロワデュノールや強豪が揃う皐月賞ではなく、距離適性も考慮し、ニュージーランドトロフィー(G2)からNHKマイルカップへと駒を進めます。
約4ヶ月の休養明け、初の中山競馬場でのレースとなりますが、万全の状態で出走できるよう、陣営は入念な調整を重ねていることでしょう。
朝日杯を制した圧倒的な実力は、世代の頂点に君臨する証。新たな舞台で、その力が再び炸裂するのか。見る者の心を震わせる、歴史に残る激走に期待が高まります。
◯プリティディーヴァ
プリティディーヴァ、初の舞台・中山で才能開花なるか
デビューから1400m戦を3戦し、新馬戦、ダリア賞と連勝を飾ったプリティディーヴァ。前走のクロッカスステークス(東京)では、スタートで後手を踏みながらも3着と、牡馬顔負けの落ち着いたレース運びを見せました。
今回は初の中山競馬場でのレースとなりますが、精神面の強さは折り紙付き。コースへの適応さえクリアすれば、十分に能力を発揮できるでしょう。
新馬戦、ダリア賞で見せた衝撃的なパフォーマンスは、まさに女王の風格。その圧倒的な実力を、初めての中山競馬場で再び解き放つ時が来た。
牡馬たちを蹴散らし、牝馬の意地を見せつけるか。それとも、新たな伝説の幕開けとなるのか。
中山の舞台で、女王の座を掴み取るのはプリティディーヴァ、ただ一頭のみ!
▲ストレイトトーカー
ストレイトトーカー、中山マイルの経験を武器に上位進出を狙う
デビュー戦と前走で中山1600mを勝利しているストレイトトーカー。キャリアの浅い3歳馬にとって、中山マイルでの勝利経験は大きなアドバンテージとなるでしょう。
逃げ・先行が脚質的に有利と見られますが、8枠14番という外枠に入ってしまった点は気がかりです。しかし、前走のクロッカスステークスでは、スタートで後手を踏みながらも、直線ではプリティディーヴァと僅差の勝負を演じました。このことから、自在にレースを運べる柔軟性を持っていることが伺えます。
中山マイルでの勝利経験と、変幻自在のレース運びを武器に、ストレイトトーカーが頂点を目指し、疾走します。
幾多の強豪を打ち破り、中山マイルの覇者となるのは、他ならぬストレイトトーカー。
ストレイトトーカーの蹄が、中山のターフを熱く焦がす!その目に焼き付けよ!
ニュージーランドT芝1600中山G2【予想】
◎アドマイヤズーム
◯プリティディーヴァ
▲ストレイトトーカー
△ルナルーチェット
✕ムイ
参考:買い目
アドマイヤズームの実績が抜けているが、悪魔でも前哨戦であることを考慮した方が無難です