3.9億円馬vs429万円馬の激突!京成杯(G3)はポテンシャルか、それとも中山適性か?全頭能力診断
セレクトセールの超高額馬ダノンヒストリー。一方、オータムセールから這い上がってきた実力派アッカン。2026年の京成杯は、まさに「日本競馬の縮図」とも言えるドラマチックな顔ぶれとなりました。
人気の良血馬たちがその真価を見せるのか、それとも中山の急坂を知り尽くした「中山の鬼」たちが下剋上を果たすのか。血統背景から最新の脚質傾向まで、全頭の能力値を数値化して徹底解説します。週末の予想に欠かせない「最終結論」をチェックしてください。
有力馬診断
ポルフュロゲネトス 能力分析レポート
サトノダイヤモンド産駒らしい「中長距離への適性」と、中山コースへの高い習熟度を感じさせる戦歴です。
1. 指数・時計評価S指数の推移: 60.6(新馬)→ 75.8(未勝利)→ 83.7(葉牡丹賞)レースを追うごとに指数を大きく更新しており、成長の真っ只中にあります。前走の葉牡丹賞(1.58.7)は、同舞台の京成杯に向けて非常に優秀なシミュレーションとなっています。
時計の質: 葉牡丹賞では勝ち馬に0.5秒差をつけられましたが、自身も1分58秒台で走破。冬の中山特有のタフな馬場でもパフォーマンスを落とさない持続力があります。直線では前が塞がりまともに追えず脚を余した格好で、まともなら、勝ち馬に肉薄したでしょう
2. 脚質・レーススタイル先行安定型: 過去3戦すべてで4番手以内につける機動力を持っています。
器用な立ち回り: 中山2000m(内回り)を2度経験し、いずれも好走。コーナーでの加速や、急坂を苦にしない立ち回りは、この舞台において最大の武器です。上がり性能: 極端に速い脚(33秒台など)を使うタイプではありませんが、前走のように平均的なラップ(Mペース)を前々で踏ん張る「粘り込み」が真骨頂です。
3. 血統背景父:サトノダイヤモンドスタミナと持続力に長けた産駒が多く、中山2000m〜2500mはベスト条件の一つ。母父:Henrythenavigator(ダンジグ系)母方のスピードとパワーが、父のスタミナと融合しています。馬体重520kg台という大型馬である点からも、力の要る中山のCコースはプラスに働きます。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
コース適性 ⭐⭐⭐⭐⭐ 中山2000mで(1-1-0-0)と底を見せていない
スタミナ ⭐⭐⭐⭐ 距離延長も視野に入るタフさ
瞬発力 ⭐⭐ 速い上がり勝負になると分が悪い
成長性 ⭐⭐⭐⭐ 指数の伸びが著しく、重賞でも通用する水準
【プロの注目ポイント】
前走の葉牡丹賞2着は、勝ち馬(サノノグレーター)が強かったものの、3着以下を離しての連対であり、1勝クラスでは能力が抜けていることを証明しました。京成杯は例年、スローからの持久力勝負になりやすいため、**「戸崎圭太騎手との継続騎乗」**による先行策が取れれば、馬券圏内(軸馬候補)としての信頼度は極めて高いと言えます。
ソラネルマン 能力分析レポート
父フィエールマン、母ソシアルクラブ(祖母ブエナビスタ)という、日本競馬の結晶とも言える超良血馬。その血統背景に違わぬセンスを見せています。
1. 指数・時計
• 評価S指数の推移: 76.1(新馬)→ 79.1(未勝利)2戦目での指数上昇は緩やかですが、注目すべきは前走の勝ち時計です。
• 時計の質(2.00.0 / 稍重): * 東京2000mの稍重馬場で2分0秒フラットは優秀。特筆すべきは後半3ハロン33.2秒という猛烈な加速力です。スローペース(S36.3)だったとはいえ、上がり2位に0.5秒以上の差をつけて突き放しており、上のクラスでも通用する決め手を示しています。
2. 脚質・レーススタイル
• 自在性とセンス: * 新馬戦では好位(3番手)、未勝利戦では逃げて快勝。ルメール騎手が操っていることもありますが、非常にレースセンスが高く、どんな展開にも対応できる柔軟性があります。
• 二の脚の速さ: * 前走はハナを切る形になりましたが、直線で再度加速できる「二の脚」を持っており、今回の中山内回りでも、早めに仕掛けて後続を封じ込める競馬が期待できます。
3. 血統背景
父:フィエールマン
菊花賞、天皇賞(春)連覇の名ステイヤー。その産駒らしく、ゆったり流れる2000m以上の距離への適性は抜群です。
母:ソシアルクラブ(母父キングカメハメハ)祖母が名牝ブエナビスタ。サンデーレーシングの看板血統であり、大舞台での勝負強さを秘めています。フィエールマンにキングカメハメハが混ざることで、父のスタミナに現代競馬特有のスピードが補完されています。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
コース適性 ⭐⭐⭐⭐ 中山1800mで2着。小回り対応は可能
瞬発力 ⭐⭐⭐⭐⭐ 前走の上がり33.2は今回のメンバーでも白眉
スタミナ ⭐⭐⭐⭐ 血統背景から2000m以上が本領
勝負気配 ⭐⭐⭐⭐⭐ 名門・手塚厩舎×サンデーRの期待馬
【プロの注目ポイント】
前述のポルフュロゲネトスが「中山のスタミナ持続型」であるのに対し、このソラネルマンは「決定的な決め手を持つ総合力型」です。中山のCコース(内回り)では、直線が短いため極端な追い込みは決まりにくいですが、この馬は**「前から速い上がりを使える」**のが強み。逃げ・先行集団を射程圏に入れながら、一気に抜き去るシーンが目に浮かびます。
懸念点は、ポルフュロゲネトスに比べると馬格が少し小ぶり(480kg台〜490kg台)な点。タフな冬の中山で、520kg台の大型馬と競り合った際にパワー負けしないかが鍵となります。
ダノンヒストリー 能力分析レポート
セレクトセール3億9,000万円という超高額馬であり、エピファネイア産駒の最高傑作候補の一頭。前走の敗戦で評価を落とすなら、今回は絶好の狙い目となります。
1. 指数・時計評価S指数の推移: 83.5(新馬) → 81.9(東スポ杯2歳S)特筆すべきは**新馬戦の指数「83.5」**です。これは先述のポルフュロゲネトスが3戦目でようやく到達した数値に匹敵し、6月の新馬戦としては破格の数字。世代屈指のポテンシャルを秘めている証拠です。
前走(東スポ杯)の敗因:単勝1番人気を裏切る7着でしたが、勝ちタイム1.46.0という超高速決着かつ、極端な後方からの競馬(10番手)になったことが響きました。堀厩舎の馬らしく、休養明けで馬体が仕上がりきっていなかった可能性も高く、悲観する内容ではありません。
2. 脚質・レーススタイル先行から差しへのシフト: * 新馬戦では逃げて快勝しましたが、前走は控える競馬を試みました。この「控える競馬」を経験させたことが、中山2000mの多頭数競馬で生きてくるはずです。
機動力の懸念: * これまで東京1800mしか経験しておらず、中山の急坂やコーナー4回の小回り適性は未知数です。ただ、エピファネイア産駒は中山2000m(皐月賞条件)を得意とする傾向が強く、血統的にはプラスに働くと見ます。
3. 血統背景
父:エピファネイア早期から完成度が高く、持続的な末脚とパワーを兼ね備えています。エフフォーリアなど中山の重賞に強い産駒を多く輩出しており、舞台設定は申し分ありません。
母:コーステッド(母父Tizway)半兄はG1馬のダノンベルーガ。血統的な裏付けは今回のメンバーでもNO.1と言えます。母父の米国血統由来のスピードがあり、冬のタフな馬場もこなせるパワーを内包しています。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
ポテンシャル ⭐⭐⭐⭐⭐ セレクトセール高額馬の名に恥じない指数
コース適性 ⭐⭐⭐ 初の中山・初の2000mが鍵
立て直し期待 ⭐⭐⭐⭐⭐ 名門・堀厩舎が重賞で1番人気を裏切った後は怖い
気性面 ⭐⭐⭐ エピファネイア産駒特有の前向きすぎる面が課題
【プロの注目ポイント】
前走の敗戦により、今回はポルフュロゲネトスやソラネルマンに人気が分散する可能性があります。しかし、**「新馬戦で見せたパフォーマンス」**は、この2頭よりも上です。名門・堀厩舎がレーン騎手(あるいは同等クラスの鞍上)を配してくるようであれば、ここは「巻き返しの一戦」と見て間違いありません。広い東京コースよりも、パワーを要する中山2000mの方が、エピファネイア産駒らしい力強さが活きる可能性があります。
アッカン 能力分析レポート
オータムセール429万円という低価格取引馬ながら、4戦して連対率100%(2-2-0-0)。戦績を重ねるごとにパフォーマンスを上げる、非常にタフで勢いのある馬です。
1. 指数・時計評価S指数の推移: 71.6 → 76.4 → 63.4(札幌・不良馬場寄り) → 83.7(百日草特別)前走の百日草特別で叩き出した83.7は、ポルフュロゲネトスの最高値と並び、ダノンヒストリーの新馬戦に次ぐ高い数値です。
時計の質(2.00.1 / 良): * 東京2000mでスローペース(S38.7)を2番手から抜け出し、上がり33.5秒でまとめた内容は、着差以上の完勝。特筆すべきは「札幌の洋芝・稍重」と「東京の高速馬場」の両方で連対している点です。馬場不問の適応力は、冬の中山の不安定な天候や馬場状態において、他の良血馬に対する大きなアドバイスとなります。
2. 脚質・レーススタイル先行力と勝負根性: * 4戦すべてで4番手以内を確保。特に札幌の未勝利戦で見せた、内から食らいつく勝負根性は特筆ものです。多頭数の重賞でも「自分から動ける位置」にスッとつけられるセンスがあり、中山2000mの1コーナーまでのポジション争いでも優位に立てるでしょう。
3. 血統背景
父:ホークビル(キトゥンズジョイ系)ドバイシーマクラシック勝ち馬。現役時代はタフな中長距離で活躍しました。日本ではまだ珍しい血統ですが、欧州的なスタミナと持続力に優れており、冬の中山のCコースは血統的にもベストに近い舞台です。
母父:エイシンフラッシュ日本ダービー、天皇賞(秋)を制したキレ味と、独特の「一瞬の加速力」を伝えます。父のスタミナと母父の機動力が合わさり、中山の内回りを器用に立ち回る下地ができています。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
完成度 ⭐⭐⭐⭐⭐ 4戦のキャリアによるレース慣れは随一
馬場適性 ⭐⭐⭐⭐⭐ 洋芝、稍重、良馬場すべてで連対の万能型
底力 ⭐⭐⭐ 相手強化の重賞でどこまでやれるか
経済性 ⭐⭐⭐⭐⭐ 429万円馬が3億円馬(ダノン)を倒すロマン
【プロの注目ポイント】
これまでに挙げた3頭(ポルフュロゲネトス、ソラネルマン、ダノンヒストリー)が「将来のG1候補」としての期待を背負っているのに対し、このアッカンは**「今、この瞬間の充実度」**で勝負するタイプです。キャリアが豊富な分、レースでの迷いがなく、池添謙一騎手とのコンビ継続であれば、重賞特有の厳しい流れでも動じない強みがあります。
グリーンエナジー 能力分析レポート
スワーヴリチャード産駒らしい「東京での超絶上がり」を武器にする馬ですが、その武器が中山でどう機能するかが焦点となります。
1. 指数・時計評価S指数の推移: 73.4(新馬)→ 75.7(未勝利)指数自体はこれまでの有力馬(80台)と比較するとやや控えめに見えますが、前走の内容が強烈です。
驚異の上がり(32.9秒):前走の未勝利戦、東京2000mでマークした上がり3ハロン32.9秒は、今回のメンバー中でも最速クラスの数字です。スローペースだったとはいえ、2番手追走からこの脚を使えるのは、並の馬ではありません。新馬戦ではダノンヒストリーに0.9秒差をつけられましたが、休養を挟んで馬体が10kg増加(492kg)しており、成長の跡が顕著です。
2. 脚質・レーススタイル先行・好位からの瞬発力:新馬戦では後方(7番手)からになりましたが、前走では2番手から鮮やかに抜け出しました。「前に行けるスピード」と「最後の一瞬のキレ」を両立させており、展開に左右されにくい強みがあります。
3. 血統背景
父:スワーヴリチャード初年度産駒からレガレイラ(ホープフルS)などを出し、中山2000mへの適性はすでに証明済み。左回りの東京を得意とするイメージが強いですが、産駒は意外にも機動力が高く、中山の内回りにも対応可能です。母父:Singspiel(サドラーズウェルズ系)ジャパンカップ勝ち馬であり、スタミナと持続力を供給する血筋。スワーヴリチャードのキレに、母系のタフさが加わっており、冬の荒れた中山馬場でも脚を失わない下地があります。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
上がり性能 ⭐⭐⭐⭐⭐ 32.9秒は今回のメンバーでナンバーワンの数字
成長度 ⭐⭐⭐⭐ 新馬戦からの馬体増とパフォーマンス上昇が著しい
コース適性 ⭐⭐⭐ 東京向きの印象が強く、中山の坂が課題
鞍上注目度 ⭐⭐⭐⭐ 戸崎騎手がポルフュロゲネトスとどちらを選ぶか注目
【プロの注目ポイント】
新馬戦で完敗したダノンヒストリーとの再戦が最大の見どころです。ダノンが東スポ杯で崩れたのに対し、この馬は自己条件でしっかりと勝ち上がり、キレ味をさらに磨いてきました。もし中山のCコースが「前が止まらない高速馬場」であれば、2番手から32秒台の脚を使えるこの馬が、すべての有力馬を置き去りにするシーンもあり得ます。
ジーネキング 能力分析レポート
父に新種牡馬コントレイルを持つ期待馬。注目すべきは、今回分析した全馬の中で最高値となるS指数を叩き出している点です。
1. 指数・時計評価衝撃のS指数:91.9(札幌2歳S)札幌2歳Sでの2着時にマークした「91.9」は、他の有力馬(80台前半)を大きく突き放す圧倒的な数値です。洋芝のタフな流れで逃げ粘った内容は、世代トップレベルの底力を示しています。
前走(ホープフルS)の振り返り:G1ホープフルS(12着)は、先行して力尽きる形となりましたが、前半3F35秒台と始めて脚を使った事で、ゴール前では息が上がり失速とスタミナ不足を露呈。12月末の激戦から中2週での京成杯参戦となります。このタイトなローテーションをどう捉えるかが最大の鍵です。
2. 脚質・レーススタイル徹底先行型:過去5戦中4戦で逃げ、あるいは2番手追走。非常に高い先行能力を持っており、中山2000m(内回り)という舞台設定において「自らレースを作れる」強みは計り知れません。
粘り強さの証明:札幌2歳Sでは、ショウナンガルフにクビ差まで迫られながらも、後続を完封しました。速い上がり勝負よりも、**「淀みないペースで後続に脚を使わせる」**展開で真価を発揮します。ただし、前半の緩い流れや1番枠と恵まれた感は否めません。
3. 血統背景
父:コントレイル三冠馬コントレイルの初年度産駒。父譲りのスピードに加え、母系の影響か、より「前々で粘り込むパワー」が強く出ています。
母父:Into Mischief(ストームキャット系)米国の歴史的なスピード種牡馬。この血が先行力とダッシュ力を供給しており、中山の急坂を駆け上がるパワーの源泉となっています。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
実績値 ⭐⭐⭐⭐⭐ 重賞2着、G1出走経験はメンバー随一
指数評価 ⭐⭐⭐⭐⭐ 札幌2歳Sの91.9は断トツのトップ
タフネス ⭐⭐⭐⭐ 半年で5戦を消化。使い詰めへの懸念はあるが頑強
展開利 ⭐⭐⭐⭐ 行きたい馬が少なければ、この馬の単騎逃げも
【プロの注目ポイント】
これまでに挙げた4頭(ダノン、ソラネルマン等)が「これから重賞を勝ちたい馬」であるのに対し、この馬はすでに**「重賞勝ち負けのレベルにある馬」**です。ホープフルSの大敗で人気を落とすようなら、絶好の買い時。ホープフルSよりも相手関係が緩和される今回のG3なら、楽に先手を取ってそのまま押し切るシーンが十分に想定されます。
タイダルロック 能力分析レポート
父モーリス×母父マンハッタンカフェという、成長力とタフさを兼ね備えたサンデーレーシングの期待馬です。
1. 指数・時計評価S指数の推移: 77.0(新馬)→ 86.2(芙蓉S)前走、負けはしたもののマークした**「86.2」という指数は、実はジーネキングに次ぐメンバー中単独2位**の極めて高い数値です。芙蓉Sでは直線進路が定まらずスムーズに捌けなかったけれども、プラス14kgの影響があった可能性が高く巻き返す可能性も期待できる
時計の質(2.00.7 / 良):中山2000mの芙蓉Sにおいて、勝ち馬から0.4秒差。特筆すべきは、新馬戦(2.08.1)から一気に7.4秒も時計を短縮している点です。この時期の3歳馬としては驚異的な成長速度であり、時計のかかる冬の中山への適応力は相当なものがあります。
2. 脚質・レーススタイル末脚特化型の可能性:
新馬戦では好位(3番手)から快勝しましたが、前走の芙蓉Sでは後方(8番手)からの競馬となりました。500kgを超える大型馬(516kg)でありながら、メンバー上位の上がりを使えるパワーが魅力。前走で中山2000mの「多頭数・タイトな流れ」を経験していることは、今回の京成杯に向けて大きなアドバンテージです。
3. 血統背景
父:モーリス産駒は晩成傾向にありますが、急坂のあるコースでの「力でねじ伏せる」走りが特徴。中山2000mはモーリス産駒の得意舞台の一つです。
母:アースライズ(母父マンハッタンカフェ)母は秋華賞4着など重賞戦線で活躍。マンハッタンカフェの血が混ざることで、モーリスのパワーに「持続的なスタミナ」が加わっています。今回のレース条件(冬の中山・芝2000m)は、血統構成上、最も能力を発揮しやすい舞台といえます。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
指数ポテンシャル ⭐⭐⭐⭐⭐ 芙蓉Sの86.2は重賞勝ち負けの水準
コース適性 ⭐⭐⭐⭐⭐ 中山2000mで指数を跳ね上げている
成長性 ⭐⭐⭐⭐ 使うごとに時計を詰め、馬体も充実
勝負気配 ⭐⭐⭐ 休み
【プロの注目ポイント】
これまでに挙げた先行勢(ジーネキング、ポルフュロゲネトス、アッカン)に対し、このタイダルロックは中団から力強く差し込んでくる「一番怖い刺客」になります。前走は2番人気で期待を裏切る形(6着)となりましたが、指数面では負けて強しの内容。約4ヶ月の休養を経て、大型馬特有の「成長のジャンプアップ」があれば、ここで突き抜けても不思議ではありません。
ブラックハヤテ 能力分析レポート
父ダノンバラード×母父ナカヤマフェスタ。どちらも現役時代に中山の重賞(皐月賞・セントライト記念など)で鳴らした「中山の鬼」とも言える血統背景です。
1. 指数・時計評価S指数の推移:
72.8 → 75.2 → 81.5 → 82.0(葉牡丹賞)指数は極めて安定しており、特に前走の葉牡丹賞では82.0をマーク。先述のポルフュロゲネトス(83.7)とは0.2秒差(4着)ですが、上がり3ハロンは34.9秒を記録。これは、勝ち馬やポルフュロゲネトスを上回る末脚であり、展開ひとつで逆転可能な圏内にいます。
時計の質(1.58.9 / 良): * 2歳12月の段階で1分58秒台の決着に対応できており、高速馬場への耐性とスタミナを高い次元で証明しています。
2. 脚質・レーススタイル自在性のある末脚:
* 新馬戦では逃げて2着、直近2戦(コスモス賞・葉牡丹賞)では後方から脚を伸ばす形。440kg前後の小柄な馬体ですが、多頭数の中でも怯まずにポジションを上げられる機動力があります。中山2000mを前走で経験し、3〜4コーナーで外目から進出する競馬ができている点は、本番に向けた大きなリハーサルとなりました。
3. 血統背景
父:ダノンバラードディープインパクト産駒の中でも、パワーと機動力に優れた系統を出しやすく、中山コースの回収率が高い種牡馬。
母父:ナカヤマフェスタ凱旋門賞2着、宝塚記念1着。タフな馬場や、欧州的な消耗戦に強い血筋。この父と母父の組み合わせは、まさに「冬のタフな中山2000m」を勝つために用意されたような構成であり、良血馬たちがパワー不足で苦しむ場面で台頭するタイプです。
総合評価と京成杯への展望
項目 評価 (5段階) 備考
中山適性 ⭐⭐⭐⭐⭐ 血統・戦歴ともに中山内回りにベストマッチ
底力 ⭐⭐⭐⭐ 葉牡丹賞で強敵相手に差のない4着
爆発力 ⭐⭐⭐ ジリジリと伸びる持続型で、瞬発力勝負は分が悪い
妙味 ⭐⭐⭐⭐⭐ 派手な血統の馬に人気が集まる影で、激走の予感
【プロの注目ポイント】
前走の葉牡丹賞では、後方に待機して勝負どころから長く脚を使いました。今回の京成杯も、ジーネキングが作る淀みない流れ(M〜Hペース)になれば、スタミナを活かしたこの馬の「捲り差し」が決まる可能性が高まります。440kgと小柄なため、当日の馬体重維持(あるいはプラス体重)が好走の絶対条件となります。
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