【フェアリーステークス 2026】有力馬徹底解析
2026年1月11日(日)、中山競馬場11Rで開催されるフェアリーステークス(G3)。中山芝1600m(Cコース)を舞台に、春のクラシックを見据える牝馬たちが激突します。最新の解析データに基づく有力馬の評価は以下の通りです。
フェアリーS【有力馬解析】
1. サンアントワーヌ(鹿戸雄一厩舎)
次元の違う末脚を秘める最注目株
前走1勝クラス組は過去の傾向で3着内率20%をマーク。その前走(東京芝1400m)では、1分22秒7のタイムで勝利し、上がり3ハロン32.7秒という驚異的な末脚を披露しました。これは前日の3歳1勝クラス(同条件)の上がり最速33.3秒と比較しても際立っています。さらに同日の富士ステークスにおいて、マイル王者ジャンタルマンタルが記録した上がり33.3秒をも凌駕しており、素質の高さは疑いようがありません。
分析: 超スローペースで叩き出された数字ゆえに信頼性への慎重論もありますが、これほどの脚を使えること自体が非凡なポテンシャルの証明です。過去の傾向では「上がり1位」の馬は3着内率63%に達しており、有力な軸馬候補と言えるでしょう。
2. ピエドゥラパン(千葉直人厩舎)
母譲りのスピードと高い安定感
母は京王杯オータムハンデを2連覇したトロワゼトワル。短距離覇者ロードカナロアの血を引き、絶対的なスピードと瞬発力を受け継いでいます。
分析: キャリア2戦組は過去6勝を挙げており、全キャリアの中で最多勝を記録している心強いデータがあります(3着内率24%)。先行脚質での3着内率も24%をマークしており、中山のトリッキーなコースにも対応可能な機動力を持っています。
3. ブラックチャリス(武幸四郎厩舎)
レコード勝ちの裏付けがあるスピードスター
前走G3組は過去に2勝を挙げていますが、3着内率は16.7%に留まります。函館芝1200mの新馬戦では、後続に3馬身差をつけるレコード勝ち。当時の2着馬が地方重賞の兵庫ジュニアグランプリを制し、3着馬もファンタジーSで2着に入るなど、対戦レベルの高さが光ります。
分析: 前走ファンタジーS(4着)では、16kg増の馬体重ながら仕上がりは良好でした。しかしスタートでの接触や、道中で口を割って折り合いを欠いたことが終盤の粘りに影響しました。冬枯れの中山の芝への適応が勝利へのポイントとなります。
キャリア2戦・前走1勝クラス組
レオアジャイル(杉浦宏昭厩舎)
新馬戦(東京芝1400m)では2番手追走から、残り1ハロンで追い出されると難なく突き放す完勝劇を見せました。続く黒松賞(1200m)では一転して後方待機から、上がり最速33.4秒の脚を使い、柔らかいフォームで追い上げました。
展望: 父ダノンスマッシュは短距離王ですが、本馬の折り合いの良さからマイルへの距離延長はむしろプラスに働く可能性があります。瞬発力勝負になれば非常に楽しみな存在です。
アーリーハーベスト(小林真也厩舎)
前走1勝クラス組のデータ(3.7% / 20.4% / 20.4%)。前走の中京1勝クラス・こうきやま賞では、先行して粘り込みを図るも、スローペースからの瞬発力勝負に対応できず敗退。
展望: 着差こそ僅かですが、重賞クラスを相手にするには粘り腰に物足りなさが残ります。
その他の有力・惑星馬
アメティスタ(牧浦充徳厩舎)
前走距離2000m組は過去の傾向で「3着内率28.6%」と極めて高い数値を誇ります。
展望: 父キタサンブラックの産駒は中距離での活躍が目立ちますが、本馬は母系がミスプロ系(福島牝馬S勝ち馬アドマイヤマツリと同系統)。血統背景と距離短縮のローテーションがどう噛み合うか注目です。
トワニ(蛯名正義厩舎)
前走・京王杯2歳Sでは気性の難しさを見せましたが、後方から上がり最速33.0秒の末脚で3着まで追い上げました。
展望: 機動力が求められる中山コースにおいて、気性難による不器用さは大きな懸念材料。展開の大きな助けがない限り、能力を全開にするのは容易ではありません。
ヴァリスマリネリス(中舘英二厩舎)
新馬戦(東京芝1800m・稍重)では先行抜け出しの競馬で勝利。
展望: 先行勢が総崩れとなる展開を粘りきった機動力は中山向きですが、当時の対戦相手がその後の未勝利戦で勝ち上がれていない点から、メンバーレベルには疑問符がつきます。
