【阪神カップ2025】完成の域に達したジューンブレアが1400mの壁を突き破る!
波乱の余地あり!伝統の1400m重賞を読み解く
阪神競馬場の年内最終週を彩る「阪神カップ」。過去10年の傾向を振り返ると、3着以内馬30頭中16頭が3番人気以内と上位勢が底力を見せる一方で、6番人気以下の伏兵が9頭も馬券圏内に食い込んでいる。2018年には10番人気以下が2頭絡む大波乱もあった。
「上位人気を信頼しつつ、一撃を秘めた実力派をいかに拾うか」——これが今年の馬券攻略の鍵となる。
阪神カップ【予想】
本命◎:(外)ジューンブレア
「スプリンターズSの激走はフロックではない。悲願の重賞タイトルへ」
本命には2番人気のジューンブレアを指名する。昨年暮れから2勝・2着3回と、とにかく成績が安定。特筆すべきは前走のスプリンターズSだ。果敢にハナを奪い、直線ではウインカーネリアンとの壮絶な叩き合い。アタマ差の2着に惜敗したものの、後続を突き放したあの勝負根性は、まさに「完成の域」に達したと見ていい。
懸念される1ハロンの距離延長だが、近走のレース内容や追い切りでの落ち着きを見る限り、力みは一切感じられない。今の充実度なら、1400mの流れにも難なく対応し、持ち前の持続力で押し切れるはずだ。
対抗〇:フォーチュンタイム
「覚醒を予感させる異次元の末脚。逆転の筆頭格」
5番人気のフォーチュンタイムを対抗に据える。前走の勝ちっぷりには度肝を抜かれた。出遅れて絶望的な後方から、4角外を回して上がり32.9秒の末脚で全馬をごぼう抜き。ひと叩きされた上積みは大きく、吉岡厩舎らしい馬体の充実ぶりも目立つ。ダノンマッキンリーと接戦を演じた実力は本物で、展開ひとつで突き抜けるシーンまで想定したい。
穴馬☆:ヨシノイースター
「衰え知らずの阪神巧者。ベテランの意地を見せる」
7歳という年齢で7番人気に甘んじているが、ヨシノイースターを軽視してはいけない。近4走の重賞での安定感は特筆もので、阪神コース・距離適性ともに申し分なし。調教でも若々しい動きを見せており、立ち回りひとつで馬券圏内に食い込む力は十分に持っている。
激アツ㊙穴:グレイイングリーン
「前崩れの展開なら、この馬の出番だ」
現在14番人気と完全に伏兵扱いだが、グレイイングリーンを爆穴として推奨する。前走で見せた追い込みは、まだ脚色が衰えていない証拠。上位陣が牽制し合い、前が激しくなる展開になれば、大外からこの馬が強襲するシナリオも現実味を帯びてくる。
🔥ナムラクレア 1番人気
