第78回 鳴尾記念(GIII)回顧:去勢効果でデビットバローズが悲願の重賞制覇!
2025年12月6日、5回阪神1日目に行われた第78回 鳴尾記念(GIII・芝1800m)は、せん馬となり充実一途のデビットバローズが、2番人気ながら見事な好位抜け出しで重賞初制覇を飾りました。
レース回顧
勝ち馬は好位抜け出しのデビットバローズ
レースは、ショウナンマグマ、ナムラエイハブ、ドゥラエレーデらが先行する形で展開。逃げ馬が並びかける展開となり、1000m通過は57.1秒と、一見速く感じられるペースでした。しかし、先行勢が比較的粘ったことからも、致命的なハイペースというよりは、ミドルペースの範疇であり、馬場の利を活かしやすい流れだったと言えます。
私の勝ち馬予想**◎デビットバローズ**(セン6、岩田望)は、ゲートをしっかり出て先行集団の直後をリズム良く追走。岩田望騎手は「ゲートを決めることだけを意識した」と語っており、これが奏功しました。4コーナーを4番手でスムーズに回り、直線では内を突いたセンツブラッドとマテンロウレオを尻目に、抜群の手応えで抜け出し、最後は押し切ってゴール。勝ちタイムは1分43秒7でした。
最大の勝因は、陣営がコメントしている通り去勢(せん馬化)の効果でしょう。岩田望騎手が「せん馬になって精神的に安定してきた」と語るように、6歳にして集中力が増し、悲願の重賞タイトル獲得となりました。今後に向けて、さらなる活躍が期待されます。
🥈 2着・3着馬は内ラチ沿いを快走
2着には3歳馬のセンツブラッド(牡3、坂井瑠)、3着にはマテンロウレオ(牡6、横山典)が入りました。
レース回顧にもある通り、開幕週の馬場で好スタートからベストポジションを確保し、内ラチ沿いをロスなく立ち回れたことが、この2頭の好走に繋がりました。センツブラッドは「前回より具合も良くなっていた」と坂井瑠騎手が語るように、順調な成長を見せています。
一方、マテンロウレオは横山典騎手が「相変わらず気難しい。ちゃんと走ってくれれば勝てるんだけど……」とコメントしており、能力はありながらも、その気難しさが勝ちきれない要因となっています。
❌ 1番人気グランヴィノスは4着に敗れる
1番人気に推されたグランヴィノス(牡5、川田将)は、勝ち馬を見る形でレースを進めましたが、直線では伸びを欠き4着に敗れました。川田将騎手は「勝ち馬を見ながら運んで、これだけ離されていますからね。今できる精一杯の走りをしてくれました」とコメントしており、この日は勝ち馬の勢いが上回った形です。
穴推奨馬
📉 推奨馬たちの明暗
私が推奨馬として取り上げた馬たちの結果は、明暗が分かれました。
- 穴のブラックシールド12番人気(6着):出負けが響き、後方14番手からの競馬となり、展開利を活かせませんでした。しかし、上り3Fは33秒8とメンバー最速タイの脚を使っており、展開やスタート次第で一発の可能性を秘めていることを示しました。
- ナムラエイハブ(9着):逃げ争いが響き、直線で失速。まだ4歳で成長も見込めるため、人気薄で単騎逃げが叶うような条件で改めて期待したい一頭です。
- オールナット(10着):直線での伸びが悪く、末脚は前走同様の34秒台半ばに留まりました。前走のチャレンジカップはメンバー的に恵まれた感があり、重賞で勝ち負けするには、さらなる能力の上積みが求められそうです。
今回の鳴尾記念は、開幕週の馬場状態と、スタートおよび道中のポジション取りが勝敗を大きく左右する結果となりました。
鳴尾記念の勝利で勢いに乗るデビットバローズの次走も楽しみですね。このレースで敗れた人気馬たちの巻き返しや、穴馬たちの今後の条件なども気になるところです。
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