2025年アルテミスS 回顧と馬券考察】〇マルガの敗因と◎フィロステファニの勝因を分析|2歳牝馬重賞」|競馬-神がかり
「2025年の2歳牝馬重賞、第14回アルテミスステークスは、稍重のタフな馬場コンディションの中、◎フィロステファニが見事な勝利を飾る一方で、単勝1番人気の〇マルガがまさかの5着に沈む波乱の決着となりました。この記事では、プロの競馬評論家としての視点から、馬券戦略と実際のレース展開を徹底照合。
なぜ本命に推したフィロステファニは危なげなく勝ち切れたのか、そして多くのファンが支持したマルガの敗因はどこにあったのかを、具体的なラップや展開、そしてパドック情報などから深く分析します。プロ予想家の馬券考察も交え、今後の2歳牝馬路線の行方を占う上で必読のレース回顧です。」
アルテミスステークス【結果、払戻金】
アルテミスS 確定着順
2025/10/25(土) 4回東京8日 11R
アルテミスステークス G3
2歳オープン (国際)牝(指) 馬齢
芝左1600m (Aコース)
【推奨馬】
印、馬番、名前
◎5,フィロステファニ
◯7,マルガ
▲2,ドナルンバ
△1,タイセイボーグ
馬連 5,7,2ボックス、5-1
ワイド 2-5、2-7
3連複 5-2,7-1,2,7(3点)
3連単 2,5,7→2,5,7→1,2,5,7(12点)
アルテミスステークスの5着までの着順、馬名、人気を箇条書きで記載します。
1着:フィロステファニ(2人気)
2着:ミツカネベネラ(9人気)
3着:タイセイボーグ(3人気)
4着:ハッピーエンジェル(4人気)
5着:マルガ(1人気)
アルテミスステークスの払戻金を箇条書きで記載します。
単勝 (5):390円
複勝 (5):170円
複勝 (10):870円
複勝 (1):180円
枠連 (5-8):2,150円
馬連 (5-10):9,170円
馬単 (5-10):12,830円
ワイド (5-10):2,630円
ワイド (1-5):500円
ワイド (1-10):2,940円
3連複 (1-5-10):11,190円
3連単 (5-10-1):70,480円
ご注意:この結果と払戻金は速報に基づいています。必ずJRA(日本中央競馬会)の公式発表をご確認ください。
第14回 アルテミスステークス(GIII) レース回顧
2025年10月25日、東京競馬場で行われた第14回アルテミスステークス(GIII)は、2歳牝馬による1600mの戦いとなりました。馬場状態は雨の稍重、上位拮抗の評価の中、単勝1番人気のマルガ、2番人気のフィロステファニ、3番人気のタイセイボーグを中心にレースが展開されました。
レース展開
推定タイム良:1.33.5、重不:1.35.9に対し、勝ちタイムは1.33.8で、稍重ながら速めの決着となりました。ラップタイムを見ると、最初の600mが35.2秒とゆったり流れ、平均ハロン11.73、ペースはスロー。上がり3Fは34.5秒と、直線の瞬発力が問われる展開となりました。ハッピーエンジェル、ミツカネベネラなどが先行する中、1番人気のマルガ(武豊騎手)がハナを主張し、2番手にハッピーエンジェル、3番手に2番人気のフィロステファニ(川田将雅騎手)という隊列で進みました。道中は大きな動きなく、各馬末脚を温存。
勝利馬:フィロステファニ
直線に入ると、好位追走から抜け出したフィロステファニが、上がり3F (33.9)の末脚を繰り出し、後続を振り切って優勝。鞍上の川田将雅騎手は「この馬のリズムで走っていた」と語り、馬の能力を信じての勝利でした。精神的な課題を抱えながらも、重賞でいい内容のレースができたことは、今後につながる大きな収穫と言えるでしょう。
惜敗馬・検討馬
2着には後方から直線の外を伸びた9番人気のミツカネベネラ(津村明騎手)が入り、勝ったフィロステファニから1 3/4馬身差。上がり (34.0)で食らいつき、「立派な2着」という評価通りの健闘を見せました。
雨馬場も苦にせず、距離への適性も見せました。3着は3番人気のタイセイボーグ(佐々木大騎手)。ゲートでの出遅れがありながら、上がり最速の (33.7)で追い込み、クビ差の3着を確保。鞍上は「タイミングが合えばポンと出た気がするが、そのあたりは僕のミス」としつつも、馬の能力の高さを認めました。
一方、1番人気のマルガ(武豊騎手)は逃げる展開で道中はリードを保ちましたが、直線で伸びを欠き5着。武豊騎手は「最後は伸び切れませんでした」とコメント。テンションの高さはあったものの許容範囲だったとしており、タフな馬場やスローペースが響いた可能性もあります。
まとめ
勝ったフィロステファニは、精神的な若さを見せながらも、能力の高さで重賞制覇を成し遂げました。2着のミツカネベネラ、出遅れながらも3着に突っ込んだタイセイボーグも高いポテンシャルを示しており、今後のクラシック戦線に向けて、このレースをステップに成長が期待されます。
アルテミスステークス 馬券考察
1. 推奨馬の評価と印の意図
今回の予想の核心は、フィロステファニ(◎)とマルガ(◯)の2頭を能力的に抜けた存在と見なしつつ、波乱の目としてドナルンバ(▲)を高く評価した点にあります。
- ◎5 フィロステファニ:2番人気ながら、その調教内容とスケールの大きさを評価し本命に据えました。課題の精神面をクリアし、川田騎手の手綱でスムーズに運べれば、勝ち切るだけの地力があると判断しました。
- ◯7 マルガ:1番人気ですが、前走のパフォーマンスは圧倒的。テンションの高さという不安材料があるものの、能力は最上位と見て対抗評価。逃げ切りも十分可能と見込みました。
- ▲2 ドナルンバ:7番人気と妙味があり、穴馬としての魅力大。内枠でロスなく立ち回り、展開次第で上位食い込みが可能と見て、高配当の使者として単穴に抜擢しました。
- △1 タイセイボーグ:3番人気で堅実ですが、今回は大外枠の馬と比べて内枠を引いたことで、脚を溜める競馬に徹すれば馬券圏内は堅いと判断し、連下としました。
2. 馬連・ワイドの考察
馬連 5, 7, 2 ボックス、5-1(4点)
- 5, 7, 2 ボックス:これは本命(◎)、対抗(◯)、単穴(▲)の能力上位3頭がそのまま決着するパターンを重視した買い方です。特に◎フィロステファニと◯マルガの決着はもちろん、人気薄の▲ドナルンバが割って入った場合の妙味を最大限に追求しています。
- 5-1:フィロステファニ(◎)が勝ち、タイセイボーグ(△)が3着以内に絡む堅実パターンをフォロー。内枠から地力を発揮すれば、十分あり得る組み合わせです。
- ワイド 2-5、2-7(2点)ワイドの軸に人気薄の**▲2 ドナルンバを据えた点がポイントです。本命の5 フィロステファニ**、対抗の7 マルガとドナルンバが絡むことで、馬連・3連複の配当を大きく押し上げる効果が期待できます。特にドナルンバが2着、3着に入れば、このワイドは非常に魅力的な配当となるでしょう。配当妙味を狙った戦略的なワイドです。
3. 3連系の考察(高配当へのアプローチ)
- 3連複 5-2, 7-1, 2, 7(3点)
- 軸は◎5 フィロステファニ固定:勝ち切る可能性が最も高いと見た本命を軸に据えることで、点数を絞り、効率よく高配当を狙います。
- 相手の絞り込み:2列目に◯7 マルガと▲2 ドナルンバの2頭に絞り、3列目に堅実な△1 タイセイボーグを加え、計3点と非常にコンパクトにまとめました。これは能力の評価順をそのまま反映させた、非常に精度の高い3連複だと考えます。
- 3連単 2, 5, 7 → 2, 5, 7 → 1, 2, 5, 7(12点)
- 勝ち馬の絞り込み:1着・2着を◎、◯、▲の3頭に絞り込むことで、点数を抑えつつ、高配当のケースを逃さない構成です。この3頭の能力が抜けているという確信に基づいた戦略です。
- 高配当の狙い:特に2 ドナルンバが1着に入り、人気を集めた7 マルガや5 フィロステファニが2着、3着に敗れるパターンをカバーしているため、数十倍〜百倍超えの配当も十分に視野に入ります。
- 3着付け:3着に△1 タイセイボーグを組み込むことで、内枠からの好走パターンも抜け目なくフォローしています。
結果との照合(レース回顧)
- 結果は、フィロステファニ(1着)、ミツカネベネラ(2着)、タイセイボーグ(3着)でした。
- ◎5 フィロステファニが、見事に本命馬として勝ち切りました。これは能力評価の正確さを示しています。
- △1 タイセイボーグが、出遅れながらも上がり最速で3着に突っ込み、連下評価が活きました。
- しかし、◯7 マルガが5着、▲2 ドナルンバが10着に沈んだことが、馬券的な敗因となりました。
- マルガ(5着):テンションの高さが響いたか、直線で伸びを欠きました。能力は認めつつも、不安視していた点が結果として裏目に出ました。
- ドナルンバ(10着):内枠を活かせず、持ち味を発揮できませんでした。この結果、馬券の的中は以下の通りとなりました。
- 馬連:不的中
- ワイド:不的中
- 3連複 1-5-10:不的中(5-1-7, 5-1-2が外れ)
- 3連単 5-10-1:不的中(5-7-1, 5-2-1などが外れ)
- 考察総括:本命馬フィロステファニの優勝、連下タイセイボーグの3着確保と、能力上位馬の見極めは的確でした。しかし、人気馬のマルガが馬券圏外に敗れ、代わりに大穴のミツカネベネラ(9人気)が激走したことで、3連系の高配当を逃してしまいました。特にマルガの凡走を読みきれなかった点、そしてミツカネベネラを軽視してしまった点が、今回の敗因と言えます。競馬の難しさ、奥深さを再認識させられる一戦となりました。
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