【シリウスS 2025考察】ホウオウルーレットが制した大波乱! 1番人気テーオーパスワード大敗の敗因分析|競馬-神がかり

​良馬場の阪神ダート2000mで行われた第29回シリウスステークスは、3連単82万円超という超高額配当が飛び出す大波乱の決着となりました。岩田康誠騎手騎乗のホウオウルーレットが、後方から強烈な末脚で差し切り、待望の重賞初制覇。一方で、単勝2.0倍の圧倒的1番人気に推されたテーオーパスワードは、直線で伸びを欠き7着に沈みました。この結果は単なる番狂わせなのか? それとも適性に課題があったのか? レース結果とラップを詳細に分析し、勝利を掴んだ伏兵と、敗れた本命馬の明暗を分け要因を徹底的に考察します。

※画像はイメージです

シリウスS【レース結果】

第29回シリウスステークスG3

2025/9/27(土) 4回阪神8日 11R
シリウスステークス G3
3歳上オープン (国際)(指) ハンデ
ダ右2000m 良
【推奨馬】
◎テーオーパスワード
◯ジンセイ
▲ホウオウルーレット
△ブライアンセンス
✕タイトニット
✕メイプルリッジ

【推奨馬券】
馬連·ワイド
◎流し ◯▲△✕✕
3連複
◎流し ◯▲△✕✕(10点)
3連単
◎軸1頭流し →◯▲△✕✕(20点)
2025年 第29回 シリウスステークス(GIII)の5着までの結果は以下の通りです。
​1着 ホウオウルーレット(8人気)
​2着 サイモンザナドゥ(9人気)
​3着 ジューンアヲニヨシ(4人気)
​4着 ジンセイ(2人気)
​5着 ブライアンセンス(7人気)

シリウスステークスの払戻金を記載します。
​単勝(13): 2,350円
​複勝
​13: 570円
​8: 680円
​3: 360円
​枠連(5-8): 990円
​馬連(8-13): 28,950円
​馬単(13-8): 51,330円
​ワイド
​8-13: 5,540円
​3-13: 3,220円
​3-8: 3,440円
​3連複(3-8-13): 85,240円
​3連単(13-8-3): 823,380円

ご注意:この結果と払戻金は速報に基づいています。必ずJRA(日本中央競馬会)の公式発表をご確認ください。


​第29回 シリウスステークス(GIII) レース回顧

​良馬場の阪神ダート2000mで行われたハンデ戦。推定タイム2.04.3に対し、実際の勝ちタイムは2.04.8と、やや時計のかかるタフな展開となりました。ミドルペースで流れましたが、ラップタイムを見ると前半から中盤にかけてはそれほど速くなく、最後の800mあたりからペースが上がり、タフなスタミナと末脚を問われる展開になったことが分かります。

勝利馬:ホウオウルーレットの鮮やかな差し切り

※画像はイメージです

勝利したのは、8番人気ながら岩田康誠騎手が見事な手綱さばきを見せたホウオウルーレットです。道中は後方から追走し、中盤で少しずつポジションを上げると、直線では大外を鋭く伸びて差し切り勝ち。上がり3Fの36.4秒は出走メンバー中最速の脚で、まさに**「後方鋭」**の決め手が光りました。6歳牡馬で斤量57kgを背負いながら、このタフな展開を乗り切ったスタミナと、ここ一番での勝負強さが際立ちました。

激しい2着争いと波乱の決着

2着には9番人気のサイモンザナドゥが入り、3着は4番人気のジューンアヲニヨシという波乱の決着となりました。

  • サイモンザナドゥは中団からレースを進め、直線でしぶとく伸びる**「中位伸」**の競馬。55kgのハンデを活かし、前を捉えきれませんでしたが、混戦を制して連対を確保しました。
  • ​3着のジューンアヲニヨシは、道中2番手からの先行策で粘り込みを図りましたが、最後に差し馬に屈しました。ハナ差の激しい3着争いを演じており、先行勢の中では最も健闘しました。​
  • 4着には2番人気ジンセイ、5着には7番人気ブライアンセンスが入り、上位は僅差の大混戦でした。

人気馬の敗因とレースの総評

単勝2.0倍の1番人気に推されていたテーオーパスワードは、道中好位から進めるも7着に敗れました。直線では伸びを欠き、期待に応えることができませんでした。また、3番人気タイトニットも8着、5番人気メイプルリッジは11着と、人気上位馬が軒並み着順を落とす結果となりました。

敗因としては、良馬場とはいえ時計のかかるタフな馬場コンディションと、最後の直線でスタミナと瞬発力が問われるミドルペースの展開が、人気馬には厳しかったと考えられます。特に先行した人気馬は、粘り切れずに差し馬に飲み込まれる形となりました。

結果的に、単勝2,350円、馬連28,950円、そして3連単は823,380円という超大波乱の決着となり、ハンデ戦らしい難解なレースとなりました。ホウオウルーレットの鮮やかな差し脚と、タフな展開での勝負強さが光った一戦と言えるでしょう。

第29回 シリウスステークス:波乱の結末と各馬の評価​【馬券考察】

本命視された馬と、激走を見せた伏兵が入り乱れる結果となりました。

​敗れた本命馬:テーオーパスワードの課題

断然の1番人気に推されたテーオーパスワード(7着)でしたが、重賞の壁に跳ね返されました。スタートから道中にかけて手応え自体は悪くなかったものの、勝負所の直線での反応が鈍く、前走で見せたような鋭い切れ味を発揮できませんでした。

敗因としては、以下の点が挙げられます。

  • ハンデ:57.5kgのトップハンデタイを背負った影響。​
  • 距離・コース:ベストとされる左回りではなく、タフさが求められる右回り・阪神ダート2000mが、持ち味のスピードを削いでしまった可能性。​
  • 馬群・環境:常に周りを意識する競馬となり、スムーズさを欠いた点。

この結果から、今後テーオーパスワードを狙う際は、左回り、あるいは比較的平坦なコース、そして斤量や展開の恩恵を受けやすいレースを選ぶことが重要になりそうです。

勝利馬:ホウオウルーレットの覚醒

勝ったホウオウルーレットは、まさに劇的な重賞初制覇を飾りました。道中は後方から脚を温存し、直線ではメンバー最速となる上がり3F 36.4秒の豪脚を繰り出し、ゴール前で一気に差し切る鮮やかな競馬。休み明けを叩いた2戦目で状態がピークに達したことを証明しました。この充実ぶりは本物であり、今後のダート中距離路線で要注目の一頭です。

激走の立役者:サイモンザナドゥの充実

9番人気ながら2着に食い込んだサイモンザナドゥの激走も見逃せません。前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりというフレッシュな勢いをそのまま重賞に持ち込みました。確実に末脚を使えるようになり、充実期に入ったと判断できます。重賞でも通用する地力を示したことで、今後もハンデ戦や力の要る展開では常に警戒すべき存在となるでしょう。

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