あなたの勘が進化する!競馬のベイズ理論入門|競馬-神がかり

「G1馬だから絶対に勝つだろう」「この馬は調子が良さそうに見える」。

競馬予想で、そんなふうに漠然とした「勘」に頼っていませんか?​実はその「勘」を、最強の武器に変える方法があります。​それが、多くのプロが密かに使っている**「ベイズ理論」**です。​

難しそうに聞こえるかもしれませんが、この理論の本質は「新しい情報が入るたびに、自分の考えをどんどんアップデートしていく」という、誰にでもできるシンプルな思考法。​この記事を読めば、あなたはもうただの「勘」で馬券を買うことはなくなります。代わりに、論理と数字に裏打ちされた、精度の高い予想ができるようになるでしょう。さあ、一緒に競馬予想のレベルをグッと引き上げていきましょう。

オールカマー【レース結果·払戻金】

重圧を跳ね返した女王。レガレイラが証明した「有馬記念馬」の底力

第71回オールカマーG2

2025/9/21(日) 4回中山7日 11R
産経賞オールカマー G2
3歳上オープン (国際)(指) 別定
芝右2200m (Cコース) 
【推奨馬】
◎ホーエリート
◯ドゥラドーレス
▲クロミナンス
△フェアエールング
✕コスモキュランダ
✕リカンカブール

【推奨馬券】
単·複 ◎
馬連·ワイド
◎流し - ◯▲△✕✕、◯-▲
3連複
◎流し ◎ - ◯▲△✕✕(10点)
3連単
軸1頭流し◎→◯▲△✕✕(20点)
2025年9月21日に開催されたオールカマーの着順結果(5着まで)は以下の通りです。
​1着: レガレイラ (1番人気)
​2着: ドゥラドーレス (2番人気)
​3着: ヨーホーレイク (4番人気)
​4着: フェアエールング (8番人気)
​5着: ホーエリート (3番人気)

2025年 産経賞オールカマー 払戻金
​単勝: 4番 レガレイラ 330円
​複勝:
​4番 レガレイラ 150円
​9番 ドゥラドーレス 130円
​7番 ヨーホーレイク 200円
​枠連: 4-7 670円
​馬連: 4-9 680円
​ワイド:
​4-9 340円
​4-7 680円
​7-9 550円
​馬単: 4-9 1,400円
​3連複: 4-7-9 1,970円
​3連単: 4-9-7 7,740円
ご注意:この結果と払戻金は速報に基づいています。必ずJRA(日本中央競馬会)の公式発表をご確認ください。

レース回顧

昨年末、ダービー馬ダノンデサイルや大阪杯勝ち馬ベラジオオペラといった強敵を打ち破り、有馬記念を制したレガレイラ。しかし、その後の彼女は苦戦が続き、ファンは「本当にあの時の強さは本物だったのか?」という不安を抱えていた。そんな重圧を跳ね除け、2025年オールカマーで古馬のトップホースたちを圧倒。彼女は再び、真の女王としてターフに君臨した。これは、挫折を乗り越えた女王が、再び輝きを取り戻すまでの物語である。

レース展開:差し馬有利の展開

今年のオールカマーは、重賞戦線で活躍するベテラン馬たちが多数参戦し、実力伯仲の様相を呈していました。レースはリビアングラスが先頭に立ち、前半1000mが1分3秒と、やや緩やかなペースで流れました。このスローペースは、差し馬や追い込み馬にとって有利な展開となりました。

最終コーナーを回ると、逃げ粘るリビアングラスを捉えようと各馬が仕掛け始めます。直線に入ると、ドゥラドーレスが力強く抜け出し、勝利を手中に収めかけたかと思われました。しかし、内からレガレイラの鋭い末脚が炸裂します。

レガレイラ、圧巻の末脚で差し切り​

レガレイラはスタートでやや出遅れ、道中は後方で脚を溜めていました。戸崎騎手は焦ることなく、レガレイラのリズムを重視した騎乗に徹し、最後の直線にかける作戦でした。

直線に入ると、ドゥラドーレスが独走状態に入りますが、レガレイラは内から猛追を開始。次元の違う加速力でドゥラドーレスとの差を徐々に詰め、ゴール前で見事に差し切って優勝しました。上がり3Fは34.0秒と、メンバー中最速の脚でした。​

ドゥラドーレスは惜しくも2着でしたが、最後まで粘り強く走り、その実力を見せつけました。また、3着にはヨーホーレイクが入り、ベテラン勢の意地を見せてくれました。

レガレイラの次なる舞台は

​今回の勝利で、レガレイラは古馬の一線級相手にも通用することを証明しました。戸崎騎手も「乗りやすくて最後の脚はいいモノがある」と絶賛しており、今後の活躍がますます期待されます。

レガレイラの次走は未定ですが、今回の勝利で秋の古馬王道路線に進む可能性が高まりました。特に、天皇賞(秋)やジャパンカップといった大舞台での活躍が期待されます。​

今回のレースは、牝馬が牡馬を打ち負かす見ごたえのあるレースでした。レガレイラが今後どのような活躍を見せてくれるのか、秋のG1シーズンが楽しみですね。

【馬券考察】

【2025年産経賞オールカマー考察】レガレイラを”消す”という究極の選択—それでも挑むべきだったのか?

2025年秋競馬の幕開けを告げる産経賞オールカマー。結果だけを見れば、1番人気のレガレイラが圧巻のパフォーマンスで勝利を収め、馬券の正解は「レガレイラから」だったと結論づけるのは容易い。しかし、我々馬券師の脳裏に深く刻まれたのは、この馬を**「消す」**という禁断の選択肢に直面した際の葛藤である。

果たして、あの時の「レガレイラ消し」という判断は、愚の骨頂だったのか? 57kgという牝馬には重い斤量、そして時に見せる不安定なパフォーマンス。これらを根拠に、彼女を本命から外した思考は、決して非論理的なものではなかったはずだ。有馬記念の覇者という肩書きは、確かに常識の外にある存在を示唆する。だが、その常識から一歩踏み出し、リスクを回避する判断は、時に「見送る」という最も賢明な選択肢に繋がる。競馬は、いつでも勝負しなければならないゲームではない。

一方で、本命に推したホーエリートの存在。牝馬ながら格下の彼女に、なぜ我々は夢を見たのか。「牝馬は格より調子」という格言に、我々の経験則は何度も裏打ちされてきた。その証拠に、彼女の調教過程からは、今回の舞台で一発を狙うに足る非凡な気配が漂っていた。結果は5着。決して大敗ではないが、馬券に絡むには至らなかった。

このレースが我々に突きつけたのは、まさに**「究極の二者択一」**だ。

レガレイラから”期待値”を追うか、それとも”番狂わせ”に賭けるか

今回のレースは、以下の2つのテーマを突きつけた。

パターンA:「レガレイラから人気薄に流す」

馬連4-9で6.8倍、3連複4-7-9で19.7倍。確かに、この払戻金は決して「大穴」ではない。しかし、レガレイラという絶対的な本命馬から堅実にリターンを得る、最も現実的な戦略だ。もし3着にフェアエールングが滑り込んでいれば、3連単は高配当になっていた可能性もある。この戦略は、勝率と期待値のバランスを重視する馬券師にとって、常に検討すべき基本形である。

パターンB:「レガレイラが消えることに賭ける」ホーエリートのように、レガレイラの死角に潜む穴馬を見つけ出し、高配当を狙う戦略。これは、リスクを負ってでも、一発逆転を狙うハイリスク・ハイリターンな選択だ。今回の結果では、この選択は報われなかったが、もしレガレイラが4着以下に敗れていれば、馬券は跳ね上がっていた。

この二つの戦略は、どちらがより「正解」だったのか? その答えは、永遠に出ない問いかもしれない。競馬において、確実な未来は存在しない。我々は常に、過去のデータと現在の状況から、最も可能性が高い「推論」を組み立てるしかない。そしてその推論の根拠に、**「確率」と「期待値」**という二つの羅針盤をどのように使い分けるか、という問題が横たわる。

この「レガレイラか、それともレガレイラ以外か」という究極のテーマは、競馬の神髄そのものだ。それは、我々が毎週のように直面し、悩み続ける終わりのない問い。そして、その答えを追い求める旅こそが、競馬の醍醐味なのである。

競馬ファンの悩みは、このような数値化が難しい「不安定さ」や「格言」といったファクターを、経験則という形で無意識にベイズ的な思考に取り込もうとする葛藤に他なりません。AIは、そのプロセスをすべて数値に置き換え、感情を排した究極の合理性で「どちらがより儲かるか」という観点から判断を下していると言えます。

​AIにとって、「勝てば官軍」という言葉は意味を持ちません。重要なのは、その選択が論理的、かつ確率的に正しかったかどうかです。今回のレガレイラの勝利は結果論であり、AIが下した判断の正否は、長期的な視点での収益によってのみ証明されるのです。

ここで一つ興味深いお話を……

あなたの”勘”が最強の武器に!競馬予想が劇的に上手くなる「ベイズ思考」とは

ベイズ理論とは?「あなたの”勘”を最強にする考え方」​競馬を始めたばかりの皆さん、予想の仕方に悩んでいませんか?「この馬が強そう」「あの馬は何か怪しい」といった漠然とした感覚だけで馬券を買っていませんか?

​実は、その**「勘」を論理的に、そして誰でも使える武器に変えるのが、今回お話しする「ベイズ理論」です。難しそうに聞こえますが、要は「新しい情報が入るたびに、考えを修正していく」**という、ごく当たり前の考え方なんです。

  • 1. 最初の「勘」(事前確率)まず、皆さんが初めて新聞を見たとき、「この馬はG1馬だから、きっと強いはず」と直感的に思うとします。これがベイズ理論でいう**「事前確率」**。皆さんのこれまでの経験や知識に基づいた、最初の「勘」や「信念」です。​
  • 2. 新しい情報の入手(尤度)次に、レース当日に新しい情報が入ってきます。例えば、パドックで馬を見たときに「あれ?少しイレ込んでいるな」と感じたり、騎手が「斤量が心配」とコメントしていたり。こうした新しい情報は、最初の「勘」に修正を加えるための材料です。
  • 3. 最終的な判断(事後確率)ベイズ理論のすごいところは、この新しい情報を使って、最初に抱いた「勘」を合理的にアップデートすることです。​ 「G1馬だから強いと思ったけど、斤量とパドックの様子を加味すると、やっぱりちょっと不安だな…」​このように、ただの直感ではなく、新しい情報を踏まえて「この馬が勝つ確率は、さっきより少し下がったな」と判断し直すのがベイズ理論の考え方です。

結論:競馬予想に「ベイズ思考」を取り入れよう​ベイズ理論は、皆さんが日頃から行っている「考えるプロセス」を、より正確にするための道具です。​最初は漠然とした「勘」から始める。​

次に、レース直前の新しい情報を集める。​最後に、その情報を使って最初の「勘」を修正する。​これを繰り返せば、皆さんの予想はどんどん精度を増していきます。

今日から、新しい情報が入るたびに「自分の考えをアップデートしよう!」と考えてみてください。そうすれば、皆さんの「勘」は、きっとプロにも負けない強力な武器になるはずです。

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