【検証】ローズSは「単勝」一択だった?GII戦線に潜む賢い馬券術|競馬-神がかり

今年のローズステークスは、1番人気のカミュニャックが強さを見せつけた一方で、2着、3着には人気薄の伏兵が飛び込み、思わぬ波乱の結果となりました。高配当を狙って手広く馬券を買った人も、的中には至っても大きな利益を出すのは難しかったのではないでしょうか。そんな荒れたレースを振り返り、リスクを抑えつつ、賢く勝つための馬券戦略について考えてみます。

ローズステークス【レース結果·払戻金】

カムニャック!オークス馬の貫禄示す

ローズS阪神1800G2

2025/9/14(日) 4回阪神4日 11R
関西TVローズS G2
3歳オープン (国際)牝(指) 馬齢
芝右1800m (Aコース) 良
【推奨馬】
◎カミュニャック
◯コンドゥイア

【推奨馬券】
本命馬券
​単勝
◎カムニャック
◯コンドゥイア
​馬連・ワイド
◎-◯ (1点)

穴馬券
​3連複
◎◯2頭軸流し
相手:2, 4, 5, 7, 8, 9, 15
​3連単
◎◯2頭軸流し
相手:2, 4, 5, 7, 8, 9, 15

2025年ローズステークス(GⅡ)の着順結果は以下の通りです。
​着:カミュニャック(1人気)
​着:テレサ(7人気)
​着:セナスタイル(10人気)
​着:ビップデイジー(11人気)
​着:ミッキーマドンナ(5人気)

2025年ローズステークスの払戻金について、JRAのウェブサイトおよび関連サイトから引用した情報は以下の通りです。
​単勝: 11番 290円 的中🎯
​複勝: 11番 140円、10番 500円、14番 840円
​枠連: 5-6 1,190円
​馬連: 10-11 3,500円
​馬単: 11-10 5,640円
​ワイド: 10-11 1,220円、11-14 1,880円、10-14 8,260円
​3連複: 10-11-14 29,720円
​3連単: 11-10-14 121,090円
ご注意:この結果と払戻金は速報に基づいています。必ずJRA(日本中央競馬会)の公式発表をご確認ください。

レース回顧

今年のローズステークスは、カミュニャックが1番人気に応え、見事な差し切り勝ちを収めました。中団追走から直線で力強く伸び、先行馬を差し切る横綱相撲で、秋華賞へ向けて弾みをつけました。

※画像はイメージです

レース展開と結果の分析​

レースは、アイサンサンやコンドゥイアといった馬が先行する形で、淀みのないミドルペースで流れました。これにより、逃げ・先行勢には厳しい展開となりました。

本命カミュニャックの走り: レース中盤は中団の外目を追走し、最終コーナーから徐々にポジションを上げていきました。直線では持ち前の末脚を爆発させ、先行勢をまとめてかわし去る完勝でした。川田将雅騎手の冷静な騎乗も光り、馬の能力を最大限に引き出した形です。

上位入着馬の健闘:​2着のテレサは、中団から内をついて伸び、人気以上の好走を見せました。​3着のセナスタイルは、後方から最速の上がり(34.0秒)で追い込み、人気薄ながら3着に食い込みました。​4着のビップデイジー、5着のミッキーマドンナも、後方から差す競馬で上位に食い込んでおり、この日の阪神の馬場が差し有利だったことを示唆しています。

先行馬の苦戦:​対抗に挙げたコンドゥイアは、先行してハイペースに巻き込まれ、直線で失速してしまいました。​先行した馬は軒並み着順を落としており、ペースが速かったことが読み取れます。ルージュソリテールやミッキージュエリーといった人気馬も、先行策が裏目に出て力を出し切れませんでした。

その他注目馬:​2番人気のチェルビアットは、後方から追い込むも不発に終わり、13着という結果に終わりました。​武豊騎手騎乗のフェアリーライクも中団からの競馬でしたが、見せ場なく終わりました。

払戻金について​カミュニャックが1番人気で勝利したものの、2着のテレサ(7人気)、3着のセナスタイル(10人気)が波乱を演出しました。このため、3連複は29,720円、3連単は121,090円という高額な配当となり、人気薄の活躍が顕著なレースでした。​このレース結果から、秋華賞は差し・追い込み馬に注目が集まるかもしれませんね。

カミュニャック 1,43,5/34,4-1000m56,8最速34,0セナスタイル

※テレサ、ルージュソリテールは先行から見所のあるレースを展開。

【参考資料】

ローズS(阪神1800)

2023年 1,43,0R/33,2/ 1000m-57,3マスクトディーヴァ 最速32,9 ブレイディヴェーグ

2019年 1,44,4R/33,1/1000m-59,3ダノンファンタジー 最速33,1

2018年 1,45,7/33,6/1000m-59,9カンタービレ 最速33,1サトノワルキューレ

2017年 1,45,5/33,5/1000m-58,6ラビットラン最速33,5

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馬券考察

荒れたローズステークス、どう向き合うべきだったのか?

​ローズステークスは、1番人気のカムニャックが貫禄勝ちを収めましたが、2着、3着には人気薄が食い込み、波乱の結果となりました。蓋を開けてみれば、手広く馬券を買って的中したとしても、大きな利益を得るのは難しかったのではないでしょうか。

確かに、本命サイドの馬券、例えばカムニャックの単勝や、馬連・ワイドに絞って購入していれば、大負けは避けられたでしょう。しかし、3連単のような高配当を狙う馬券では、どうしてもリスクが高くなりがちです。

このレースは、本命サイドで堅実にいくか、大穴狙いで一発を狙うか、2つの戦略に分かれたのではないでしょうか。有力馬が秋のG1を見据えてしっかりと調整してくるこの時期は、軸馬が崩れにくい反面、相手選びが難しくなり、利益を出すのが難しいレースが増えてきます。​

今回のローズステークスのように、実力が伯仲し、伏兵陣が混沌としている状況では、無理に高配当を狙わず、本命馬券に絞るという選択肢も十分に有効だったと言えるでしょう。特に、カムニャックの単勝に厚く張るというのも、一つの賢明な戦略だったと思います。

リスクを抑えつつ、堅実に勝負する。今回の結果は、馬券戦略の難しさと面白さを改めて示唆しているのかもしれません。

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