セントウルS、世代交代の狼煙。エコロジークが最強の座を奪うか|競馬-神がかり
秋のスプリント戦線を見据える重要な一戦、セントウルステークス。今年の注目は、何といっても無敗の3歳馬、エコロジークだ。
デビューから無傷の3連勝(国内)。前走の古馬混合戦では、重馬場をものともせず、馬群をこじ開けて勝利をもぎ取った。だが、今回相対するのは、一昨年の最優秀スプリンターママコチャと、スプリント界のトップランナートウシンマカオ。
彼らにとって、エコロジークは未知の脅威。そしてエコロジークにとっては、自身が本物であるかを証明する試金石となる。未来を担う新星は、最強の壁を乗り越え、スプリント界の新たな王となることができるか。
ベテラン勢の分厚い壁を打ち破り、スプリント界のてっぺんに立てるのか?その走りは、きっと競馬ファンみんなを熱狂させるはず!
セントウルS【推奨馬】
◎エコロジーク 3歳牡馬
新星、エコロジーク。新時代を切り開くか。

デビューから3戦3勝。まだ底を見せていない3歳馬、エコロジークが、今、競馬界の新たな主役として脚光を浴びています。
前走の2勝クラスでは、古馬との初対決にも臆することなく、馬群の狭いスペースを力強く伸び、わずかではありながらも勝利をもぎ取りました。重馬場という馬場状態が、彼の真のスピードをわずかに封じたと見る向きもあり、良馬場であればさらに圧倒的なパフォーマンスを見せたことでしょう。
デビュー2戦目、カンナステークスでの圧巻の走りは、その非凡な才能をまざまざと見せつけました。2歳レコードを樹立し、2着馬に2馬身半もの差をつける完勝劇は、関係者のみならず、多くのファンに鮮烈な印象を残しました。
次なる舞台は、現役最強馬と目されるママコチャや、スプリント界の雄トウシンマカオといったトップホースたちが待ち構える大一番。エコロジークは、はたしてこの強敵たちを相手に、どのような走りを見せるのでしょうか。ただ勝利を積み重ねるだけでなく、そのレースぶり一つひとつに、秘めたるポテンシャルの大きさを感じさせます。
過去の栄光を背負い、再び頂点を目指す女王。
◯ママコチャ 6歳牝馬
2019年生まれの鹿毛の牝馬で、金子真人ホールディングスが所有し、池江泰寿調教師が管理しています。全兄に白毛のアイドルホースとして人気を博したソダシがいる血統背景を持ち、自身も2023年の最優秀スプリンターに輝くなど、高い能力を示しています。
これまでのキャリアで、芝のレースを中心に7勝を挙げており、特に2023年のスプリンターズステークス(G1)と2025年のオーシャンステークス(G3)を制覇しています。本賞金は4億円を超えており、安定した成績で高額の賞金を獲得してきました。

経験という名の武器を手に、若き挑戦者を迎え撃つ。
▲トウシンマカオ
6歳牡馬
これまでのキャリアを通じて、主に短距離路線で安定した成績を残している競走馬です。特に1200mから1400mの距離を得意としており、芝の良馬場から稍重まで幅広い馬場状態に対応しています。
レース運びは先行から差しと自在で、特に後半の鋭い末脚が特徴です。京王杯SCや京阪杯といった重賞レースを複数回制していることからも、その高い能力がうかがえます。
また、斤量増減や休養明けでも安定したパフォーマンスを見せており、香港遠征やG1レースへの挑戦も経験するなど、国内外のトップレベルで戦える実力を持っています。キャリアの初期には1600mのレースにも出走していますが、近年はスプリント戦に専念し、好成績を収めています。

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【推奨馬券】
強力な2頭が、次走のスプリンターズSに向けて8割程度の仕上がりだとすれば、その隙を突いて若駒エコロジークがどれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか、興味は尽きません。
もちろん、展開次第では他の有力馬が台頭することも十分に考えられます。しかし、未知の魅力という点では、この若駒に勝るものはないでしょう。
- 単勝 ◎
- 馬連、ワイド ◎-◯▲
- 3連複 ◎◯▲ (1点)
- 3連単 ◎◯▲ ボックス(6点)
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