夏の衝撃!リネンタイリン、新潟2歳ステークスで波乱を呼ぶか|競馬-神がかり
夏の衝撃!リネンタイリン、新潟2歳ステークスで波乱を呼ぶか真夏の新潟競馬場を舞台に、若き才能たちがぶつかり合う新潟2歳ステークス。将来のクラシック戦線を占うこの一戦は、例年、新馬戦を圧勝した逸材たちが集結し、注目を集めます。今年の主役と目されているのは、デビュー戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたリアライズシリウス。しかし、その圧倒的な人気には、見過ごせない不安材料が潜んでいる。

一方で、前走のダリア賞でまさかの惨敗を喫したリネンタイリンは、ここでの巻き返しを期す。前走の敗戦は、この馬の真の能力を隠す偽装に過ぎない。秘められたポテンシャルは計り知れず、今回こそが反撃の狼煙となる。

リアライズシリウスの不安、そしてリネンタイリンの逆襲。この二頭の明暗が、今年の新潟2歳ステークスの波乱を演出するかもしれない。
新潟2歳ステークス芝1600G3【推奨馬】
◎リネンタイリン
牡馬柴田大知騎手は、新馬戦で勝利したリネンタイリンについて、「調教からいい走りをしていて自信がありました」と語りました。この馬は能力が高い反面、少しテンションが上がりやすいのが課題のようです。
前走のダリア賞では、終始内ラチ沿いを走るコース取りで有利な面はあったものの、直線の加速が遅く、脚を余したままゴールしてしまいました。これは直線が短い内回りコースだったことが原因と考えられます。しかし、今回は直線が658mと長い外回りの1600m戦。このコースなら、リネンタイリンの持っている加速力を十分に活かせ、勝負になるでしょう。
◯ヒルデグリム
新馬戦の新潟1600mでは、直線で目の覚めるような豪脚で一瞬にして、前を走る馬群を抜き去って0,4差離して勝利した。不安材料もある、その時は52キロと軽量を背負って他馬よりも有利であった事は事実であり、それが今回は同斤量になりどの程度の影響があるのだろうかという点だ。
▲リアライズシリウス
牡新馬戦での衝撃的なパフォーマンスで、一躍注目を集めているのが、牡馬のリアライズシリウスだ。津村明秀騎手も「まだ余裕がある感じ」と語るように、その潜在能力は計り知れない。メイクデビュー東京(芝1600メートル)では、2着馬に7馬身差、タイムにして1.2秒という圧倒的な大差をつけての快勝。
このデビュー戦がフロックではないことを示すように、8月13日の追い切りでも年長馬を寄せ付けない豪快な動きで好タイムをマークしており、さらなる状態の上積みも期待できる。
しかし、その将来性に対する期待の一方で、いくつかの課題も浮かび上がってくる。新馬戦は稍重馬場での勝利であり、その血統背景から、ガリレオの血が濃厚に出たことで、力のいる馬場が新馬戦の大差勝ちに繋がった可能性も指摘されている。
昨年の新馬戦で桜花賞馬エンブロイダリーが同じ東京1600メートルで記録した時計と比較すると、リアライズシリウスは0.7秒(タイム1,35,7)速いタイムで走破しているものの、上がり3ハロンではエンブロイダリーが1.6秒も速い。さらに、2023年の同条件でボンドガールがタイム1,34,6の上がり33,0で2着のチェルヴィニアも逃げて1,34,7の33,4でまとめている。
このことから、良馬場での速い時計勝負になった際、最後の切れ味比べでどこまで対応できるかという不安が残る。今後のレースで、そのスピードとスタミナのバランスをどう発揮するかが、この馬の真価を問う鍵となるだろう。
△サンアントワーヌ
✕フェスティバルヒル
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推奨馬券
リアライズシリウスに不安材料
このレースは、上位3頭の能力が抜きんでている印象が強い。しかし、圧倒的な人気を集めるリアライズシリウスには、血統的な背景から不安要素がつきまとう。
確かにデビュー戦のパフォーマンスは出色だが、その支持率ほどの圧倒的な差があるかと言われれば疑問符をつけざるを得ない。
とはいえ、底力を考えると軽視は禁物。馬券から完全に消すという選択肢はないだろう。
レースの鍵を握るのは、やはりコースの特性だ。最速の上がりタイムを記録した馬の成績が突出しており、最後の直線での切れ味が勝敗を分ける。
本命馬の上がりタイムはあくまで推論の域を出ないうえ、能力がまだ定まりきっていない2歳馬同士の対決は、明確な差をつけることが難しい。
したがって、軸馬を一本に絞るのではなく、水準以上の能力を持つと判断した複数頭を組み合わせたボックス馬券で、広めに網を張るのが得策と見ている。
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