紅一点イングランドアイズ華麗に舞う|競馬‐神がかり
夏の小倉最終便に、母オークス馬の良血最軽量にして紅一点のイングランドアイズが直線で鮮やかに抜け出し初の重賞制覇となった。1番人気メリオーレムは荒れ馬場が響いたのか9着に大敗してしまった、その辺りはレース回顧で詳しく判決を下したい
小倉記念【レース結果着順】予想結果
イングランドアイズ鮮やかに抜け出す
2025/7/20(日) 2回小倉8日 11R
小倉記念 G3
3歳上オープン (国際)(特指) ハンデ
芝右2000m (Aコース) 良
【有力推奨馬】
印 名前(人気)
◎リカンカブール(12)
◯ナムラエイハブ(8)
▲マイネルメモリー(10)
△メリオーレム(1)
✕ラスカンブレス(7)
✕イングランドアイズ(9)
2025年小倉記念の結果は以下の通りです。
1着: イングランドアイズ (9人)
2着: シェイクユアハート (3人)
3着: ディープモンスター (2人)
4着: ラスカンブレス (6人)
5着: オールセインツ (5人)
2025年小倉記念の払戻金は以下の通りです。
* 単勝: 1番 イングランドアイズ 1,630円
* 複勝:
* 1番 イングランドアイズ 440円
* 6番 シェイクユアハート 220円
* 16番 ディープモンスター 220円
* 枠連: 1-3 1,740円
* 馬連: 1-6 4,740円
* 馬単: 1-6 10,850円
* ワイド:
* 1-6 1,550円
* 1-16 1,810円
* 6-16 740円
* 3連複: 1-6-16 9,900円
* 3連単: 1-6-16 74,990円
ご注意:この結果と払戻金は速報に基づいています。必ずJRA(日本中央競馬会)の公式発表をご確認ください。
【レース回顧】メリオーレム号、法廷に立つ! ~1番人気大敗の真相~【この物語はフィクションです】
第1部:法廷に呼び出された1番人気
小倉地方裁判所、特別法廷。厳かながらもどこかユーモラスな空気が漂う中、世紀の(?)裁判が幕を開けました。被告人は、前日の小倉記念で1番人気を裏切り9着に大敗したサラブレッド、メリオーレム号。
「静粛に!静粛に!」裁判官が木槌を叩き、静まり返った法廷に響き渡る声。中央には、どこか不服そうな表情を浮かべ、しかし堂々たる体躯を誇る被告人・メリオーレムが鎮座している。
裁判官: 「これより、2025年7月20日執行、第59回小倉記念(GⅢ)において、断然の1番人気を背負いながらも9着と大敗した罪により、被告人メリオーレム号に対する審問を開始する! 被告人メリオーレム! 貴方は、このレースで、あらかじめ人気を裏切ることを企図していたのですか?」
メリオーレムは、フンッと鼻を鳴らした。通訳を介し、その“主張”が法廷に伝えられる。
メリオーレム(通訳): 「最初からなどとんでもない! たまたまですよ、たまたま! 私はただ、自由に、気ままに、のんびり散歩したかっただけなんです。それを、人間たちが勝手に私を祭り上げただけでしょう!」
第2部:メリオーレムの言い分
裁判官は眼鏡の奥からメリオーレムをじっと見つめる。
裁判官: 「ほう。たまたま、と。しかし、貴方はレース中、終始後方で周回し、最後の直線でも一瞬だけやる気を見せたかと思えば、すぐに失速したではありませんか。あれは、我々ファンを愚弄する“見せかけのやる気”ではなかったのかね?」メリオーレムは少し顔を背け、しっぽをパタパタと振った。
メリオーレム(通訳): 「あれはですね…そう、ちょっとだけ、気分が乗った瞬間があっただけですよ。でも、すぐに『あれ? やっぱり今日は散歩日和だな』って思ったんです。それに、いつも前の方でごちゃごちゃするのって、なんか窮屈じゃないですか。私は自分のペースで、のびのびと走りたかっただけなんです!」
裁判官: 「では、貴方が1番人気に推されたことについては、どうお考えですか? 多くのファンが貴方に夢を託し、その馬券を握りしめていたのですよ?」メリオーレムは、まるで人間の言葉を理解しているかのように、はっきりと首を横に振った。
メリオーレム(通訳): 「人気なんて、なりたくなかったんですよ! 本当に! みんなが勝手に期待して、勝手に騒いで…私はただ、牧場で草をはみ、たまに気の向くままに走るのが一番幸せなんです。このプレッシャーたるや、想像を絶しますよ! もし、私が『1番人気なんてまっぴらだ!』と言える口があれば、どれほど叫びたかったことか!」
第3部:裁判官の困惑と結審
裁判官は腕を組み、考え込むような仕草を見せた。
裁判官: 「つまり、貴方は、ファンに夢を売るGⅢレースの舞台で、自らの自由な意思を貫いたと。そして、その結果が、多数の馬券を紙くずに変えることになった、と?」メリオーレムは、どこか得意げに胸を張った。
メリオーレム(通訳): 「ええ、その通りです! 私は、私自身の『のんびり散歩したい欲』に忠実だっただけです。それに、今回の件で、みんなも少しは学んだんじゃないですか? 『人気だからといって、必ずしも本気で走るとは限らない』と。これも、競馬の奥深さ、多様性を教えるための、私なりのパフォーマンスだったのかもしれませんね…ふふふ。」裁判官は呆れたような表情を浮かべつつも、どこか納得したような素振りを見せた。
裁判官: 「…被告人メリオーレム。貴方の主張は、常識では計り知れない部分もあるが、ある意味では一貫している。しかし、ファンを裏切った事実は看過できない。この件については、改めて協議を行い、判決を言い渡すこととする。本日はこれにて閉廷!」木槌が叩かれ、法廷は騒然とした。
メリオーレムは、通訳に「やれやれ、面倒なことになったもんだ」とでも言いたげな顔をしながら、悠然と退廷していった。彼の“罪”の行方は、果たしてどうなることやら――。
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馬券考察:小倉記念の誤算
【参考:推奨馬券】コーナーでも記載しましたが、土曜メインの結果から、想像以上に荒れた馬場がイングランドアイズにとって有利に働き、ハンデ51kgの恩恵を想像以上に受けたのではないでしょうか。
小倉記念は、私の仮説がまったく別次元に展開してしまったようです。馬券的な反省としては、イングランドアイズの単勝1点でも良かったのではないかと感じています。
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