的中!ヴェローチェエラが37年ぶり快挙! サッカーボーイの函館記念レコードを更新
2025年の函館記念で、ヴェローチェエラが伝説を塗り替えました! 37年もの長きにわたり破られることのなかった「稀代の快速馬」サッカーボーイのレコードを更新。歴史的快挙を成し遂げたヴェローチェエラのレースを振り返ります。
穴馬◎ヴェローチェエラ優勝!
10番人気の本命馬◎
ヴェローチェエラ
函館記念制覇!
函館記念:レース結果着順
2025/6/29(日) 1回函館6日 11R
函館記念 G3
3歳上オープン (国際)(特指) ハンデ
芝右2000m (Aコース) 良
2025年函館記念の結果着順は以下の通りです。
1着◎ヴェローチェエラ (10番人気)
2着 ハヤテノフクノスケ (6人気)
3着 マイネルメモリー (14番人気)
4着▲ディマイザキッド (1番人気)
5着 ランスオブクイーン (8人気)
2025年函館記念の払戻金は以下の通りです。
* 単勝: 8番 1,300円⭕️的中!
* 複勝:
* 8番 450円
* 3番 370円
* 12番 1,410円
* 枠連: 3-5 1,290円
* 馬連: 3-8 7,720円
* 馬単: 8-3 14,680円
* ワイド:
* 3-8 2,950円
* 8-12 13,560円
* 3-12 8,690円
* 3連複: 3-8-12 155,010円
* 3連単: 8-3-12 697,990円
ご注意:この結果と払戻金は速報に基づいています。必ずJRA(日本中央競馬会)の公式発表をご確認ください。
函館記念予想記事はこちら↓
レース回顧
ヴェローチェエラが37年ぶり快挙! サッカーボーイの函館記念レコードを更新
2025年の函館記念で、ヴェローチェエラが伝説を塗り替えました! 37年もの長きにわたり破られることのなかった「稀代の快速馬」サッカーボーイのレコードを更新。
歴史的快挙を成し遂げたヴェローチェエラのレースを振り返ります。夏の日差しが降り注ぐ、2025年7月某日の函館競馬場。この日のメインレースである函館記念のファンファーレが鳴り響く。スタンドを埋め尽くす観衆は、目の前のレースが37年ぶりに歴史を塗り替える瞬間になるなど知る由もない。ただ、いつものようにゲートが開く瞬間を固唾を飲んで見守っていた。
アウスヴァール(古川吉洋)が昨年と同じように逃げ、トップナイフ(横山和生)、キミノナハマリア(鮫島克駿)、2番人気のマコトヴェリーキー(北村友一)、そしてハヤテノフクノスケ(横山武史)もここにいて手応えは良さそうに映ります。
ここらあたりまでが中団前を形成しています。牝馬のランスオブクイーン(斎藤新)、マイネルモーント(丹内祐次)、そして本命馬のヴェローチェエラ(佐々木大輔)は後方より。サンストックトン(浜中俊)とマイネルメモリー(蓑田裕二)が最後方を追走していきます。
レースペースと戦略
馬群は縦長となり、どうやらペースは速いようです。
1000m通過が58秒1のハイペースとなり、先行集団には厳しい流れとなりました。ゴール前で着順が入れ替わる可能性が高い展開ですが、小回りコースだけに早めに動かなければ届かないはず。
そのため、2周目の向こう正面あたりから仕掛けていくのが定石でしょう。最後方にいたマイネルメモリーもじわりと動き出します。3コーナーを過ぎ、残り600mでヴェローチェエラが進撃を開始。4コーナー出口で馬群は一気に縮まり、ヴェローチェエラが先行集団に取り付き、最後方にいたマイネルメモリーも中団馬群に取りつきました。
ヴェローチェエラ勝利への確信
直線でヴェローチェエラが早々と先頭に躍り出た瞬間、佐々木大輔騎手の脳裏には須貝尚介調教師との綿密な作戦が鮮明に蘇った。
イメージ通りに反応良く応える相棒に、彼の腕には痺れが走り、身体中にはアドレナリンが駆け巡る。四肢は力強く伸び、まさにエネルギーの塊と化した馬体からは、汗と共にほとばしる熱気が大輔の昂揚感を一層高めていく。「勝てる!」――その確信めいた自信が、ヴェローチェエラから伝わる圧倒的なエネルギーと一体になり、彼を勝利への絶頂感へと誘った。
洋芝が呼び覚ます秘めたる力
洋芝を踏みしめるたびに、ヴェローチェエラの母系に秘められたDanehillの血が、まるで深い眠りから覚めるように、嬉々として甦る。
それは、まるで乾いた大地に恵みの雨が降り注ぎ、一斉に新緑が芽吹くかのような光景だ。Danehillの血は、この馬の奥底に脈打つ本能であり、洋芝という舞台を得て、その真価を遺憾なく発揮する。彼の遺伝子に刻まれた洋芝への適性は、まるで隠された宝の地図が、適切な場所で開かれるかのように、ヴェローチェエラの全身に漲っていく。
蹄が洋芝を捉えるごとに、内側から滾々と湧き上がる力は、まるで地下水脈が溢れ出し、大河となって流れ出すかのようだ。この秘めたるパワーが全身を駆け巡る時、ヴェローチェエラの走りは、まさに水を得た魚のように躍動し、見る者すべてを魅了する
天皇賞・春での大敗が距離の壁であったかのように、残り200m、ヴェローチェエラの2馬身後方で懸命に2番手を死守するハヤテノフクノスケ。彼の四肢は、まるで生命を宿した鞭のようにしなやかに躍動し、筋肉の一つ一つが呼吸をするように膨らみ縮むその動きは、絹の布が風になびくかのように滑らかだ。研ぎ澄まされた刀のように張り詰めた腱は一瞬の緩みもなく地面を捉え推進力へと変換し、その全身は、まるで無数の小さな生き物が蠢いているかのように内に秘めたる闘志を力強い動きで表現している。
古豪、鬼神の如き追撃
そこへ襲いかかったのは、古豪マイネルメモリーだ。
蓑田裕二騎手の戦略がたまには功を奏するかの如く、後方待機がぴたりとハマり、直線で驚異的な伸びを発揮。
一頭、また一頭と抜き去り、ついにハヤテノフクノスケの影を捉えた。
メンバー最速であろうその最後方から放たれた矢は、衰えるどころか、むしろ勢いを増すばかりだ。
その迫力はまさに鬼神の如く、並びかけたハヤテノフクノスケの馬体を接するように、そして抜き去らんばかりの勢いで猛追する。しかし、その凄まじい脚もわずかに及ばず、マイネルメモリーはハヤテノフクノスケにクビ差届かなかった。
それでも、彼の見せた最後の豪脚は、観衆の脳裏に焼き付くような、圧巻の追撃劇であった。
レコード更新と名馬の記憶
1着にはヴェローチェエラが1分57秒6のタイムで、長らく破られることのなかったサッカーボーイのレコードを塗り替えました。
2着は1馬身半差でハヤテノフクノスケ、3着にはクビ差でマイネルメモリーが入りました。
余談になりますが、サッカーボーイほど、競走馬の距離適性というものを教えてくれた存在はいません。
適性距離でのレースでは圧倒的なスピードで2着以下をぶっちぎってレコードで勝つと思えば、距離適性外ではいとも簡単に「えっ!負けちゃうの?」という感じで敗れる。
その姿は、スピードと距離適性の重要性を痛感させられた名馬でした。
2025年 函館記念 (GIII) 馬券考察
今年の函館記念は、10番人気ヴェローチェエラのレコード勝ちという波乱の結果となりました。上位人気馬が総崩れに近い形となり、ハンデ戦の難しさを改めて感じるレースでしたね。レース結果から見たポイント
激走!穴馬ヴェローチェエラ: 10番人気ながら見事な勝利。レコードタイムでの決着からも、展開と馬場の恩恵を最大限に活かせたことが伺えます。佐々木大輔騎手の好騎乗も光りました。
伏兵の台頭: 2着ハヤテノフクノスケ (6番人気)、3着マイネルメモリー (14番人気)と、こちらも人気薄の馬が上位に食い込みました。特にマイネルメモリーは最速の上り34.2秒をマークしており、展開が向いたことが勝因の一つでしょう。
人気馬の苦戦: 1番人気ディマイザキッドは4着と惜敗。2番人気マコトヴェリーキー、3番人気マイネルモーントもそれぞれ11着、12着と大きく沈みました。ハンデ戦でトップハンデを背負う馬や、道中不利があった馬にとっては厳しい結果となりました。
【馬券考察】
単勝のヴェローチェエラ的中!
馬連・ワイド、3連複、3連単の買い目では残念ながら不的中となりました。これは、◎ヴェローチェエラが的中した一方で、相手に選んだ◯▲△✕✕の馬たちが上位に食い込めなかったことが主な要因と考えられます。
◎ヴェローチェエラ: 文句なしの読みでした。
◯キミノナハマリア (9着): レース映像を見ると、スタート後の位置取りや道中の運びでロスがあった可能性があります。斤量54kgで前走からの上積みも期待されましたが、展開が向かなかったようです。
▲ディマイザキッド (4着): 1番人気ながら惜しくも馬券圏内を外しました。直線で前が壁になる場面があったようにも見え、スムーズな競馬ができていれば…というところでしょうか。
△マコトヴェリーキー (11着): 2番人気に支持されましたが、力を発揮できませんでした。前走からの間隔や、斤量57kgの影響も考えられます。
✕マイネルモーント (12着): 3番人気でしたが、こちらも見せ場なく終わりました。芝2000mの適性や、ハンデ56.0kgが響いた可能性も考えられます。
✕サンストックトン (7着): 13番人気ながら7着と健闘しました。こちらも展開がもう少し向けば、といったところでしょうか。
今後の馬券戦略に向けて今回の結果から、以下の点が次回の馬券戦略に活かせるかもしれません。
穴馬の発掘眼: ヴェローチェエラを見抜けた。人気に囚われず、馬場状態やコース適性、調子などを深く読み解く力をさらに磨いていくと良い。
相手選びの重要性: ◎が当たっても、相手が来なければ馬券は当たりません。人気薄の激走が多いハンデ戦では、多点買いでリスクを分散したり、相手も人気薄から幅広く選ぶといった戦略も有効かもしれません。
展開予測の精度向上: 今回はレコード決着となり、先行有利な展開だったと推測されます。レース前の展開予想と、実際にレースが流れた際の状況を比較することで、より精度の高い予想に繋がるでしょう。
予想の迷いと苦渋の決断
データやアナログの狭間で揺れ動く心理状態とでもいうべきか、迷いを消し去る魔法が欲しくなってしまいます。
ヴェローチェエラは決められたのですが、まずはハヤテノフクノスケの取捨で困ってしまいました。前走の天皇賞・春では人気薄ながら**本命◎**の印を打った馬だったため、悩んだのです。ただし、あまりにも情けない惨敗に、正直、自分自身の発掘眼に迷いが生じました。ここは、ある意味けじめをつけるためにも、様子見の無印にすると決めたのです。
マイネルメモリーは✕印を打っていたのですが、最後の段階で予想に血統的選択を取り入れたところで印を消した経緯がありました。頭をヴェローチェエラで固定できた段階で、他の2頭に関しても印を打てていて、結果は外れてしまいましたが、取れる馬券だったのではないかと非常に反省しています。
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