2025年 桜花賞:雨中の激闘、エンブロイダリーが桜の女王に輝く
2025年の桜花賞は、降り続く雨の中、重馬場という厳しい条件下で行われました。1番人気のエリカエクスプレスが逃げる展開の中、中団からレースを進めたエンブロイダリーが、最後の直線でアルマヴェローチェとの壮絶な叩き合いを制し、見事に桜の女王に輝きました。鞍上のモレイラ騎手は、昨年に続き桜花賞2連覇という偉業を達成。エンブロイダリーの父アドマイヤマーズにとっても、これが初年度産駒による初のG1制覇となり、その血統の優秀さを証明する結果となりました。

桜花賞/3連単11,060円的中!!
桜花賞
2025/4/13(日) 2回阪神6日 11R
桜花賞 G1
3歳オープン 馬齢 稍重
芝右1600m (Bコース) 18頭
2025年 桜花賞の結果は以下の通りです。
* 1着: ▲エンブロイダリー(3人気)
* 2着: ◯アルマヴェローチェ(2)
* 3着: ✕リンクスティップ(4)
* 4着: △マピュース(9)
* 5着: エリカエクスプレス(1)
2025年桜花賞の払戻金は以下の通りです。
* 単勝:7番 500円
* 複勝:7番 200円、9番 150円、12番 200円
* 枠連:4-5 860円
* 馬連:7-9 1,000円 ⭕️
* ワイド:7-9 490円、7-12 690円、9-12 400円
計:1,580 ⭕️
* 馬単:7-9 2,000円
* 3連複:7-9-12 2,200円 ⭕️
* 3連単:7-9-12 11,060円 ⭕️
レース回顧
2025年 桜花賞:雨中の激闘、エンブロイダリーが桜の女王に輝く
春の息吹を感じさせる阪神競馬場は、降り続く雨に包まれ、重馬場という厳しいコンディションの中で2025年の桜花賞が幕を開けた。
スタート直後、1番人気のエリカエクスプレスが果敢に先頭を奪い、戸崎圭太騎手は綿密に練り上げられたであろう戦略のもと、レースを牽引した。その後ろには、ボンヌソワレ、ショウナンザナドゥ、そして伏兵◎ヴーレヴーが続き、馬群は一団となって最初のコーナーを目指す。
中団では、後の勝者となる▲エンブロイダリーと、2着に食い込んだ◯アルマヴェローチェが虎視眈々と機を伺っていた。内ラチ沿いでは、田辺裕信騎手騎乗の✕マピュースが冷静にポジションをキープ。一方、後方ではM.デムーロ騎手騎乗のリンクスティップが、まるで獲物を狙う狩人のように静かにレースを進めていた。
4コーナーを回り、最後の直線に入ると、エリカエクスプレスがなおも先頭を死守しようと懸命に脚を伸ばしたが、馬場の内側からヴーレヴーとショウナンザナドゥが追い込みを図るも、その勢いは期待されたほどではなかった。
その時、外からアルマヴェローチェとエンブロイダリーが並びかけ、壮絶な叩き合いが始まった。残り200m、二頭の息詰まる攻防の末、エンブロイダリーがクビ差抜け出し、見事に桜の女王の座を射止めた。鞍上のモレイラ騎手は、昨年のステレンボッシュに続き、桜花賞2連覇という偉業を達成。
エンブロイダリーの父アドマイヤマーズにとっても、これが初年度産駒による初のG1制覇となり、その血統の優秀さを証明する結果となった。
2着にはアルマヴェローチェが続き、後方から追い込んだリンクスティップが3着、内ラチ沿いを粘り強く伸びたマピュースが4着に入線し、それぞれ見せ場を作った。
雨という悪条件の中、各馬の底力と騎手の技術が試されたこのレースは、記憶に残る名勝負として、競馬ファンの間で長く語り継がれるだろう。
